「建国記念の日」を祝う！
かつて神武天皇の即位日を祝う「紀元節」だった
今日２月11日は「建国記念の日」です。もとは日本の初代天皇とされる神武天皇の即位日とされ、「紀元節」と呼ばれていました。しかし、第２次大戦後、占領軍によって廃止され、昭和41（1966）年に「建国記念の日」として施行されたのです。
神武天皇が即位されたという紀元前660年から起算すると、東京オリンピック・パラリンピックが開催される予定だった昨年（2020年）は皇紀2680年。西暦でも皇紀でも、きりの良い年だったのですが、新型コロナのおかげで今年に延期となりました。はたして今年は無事に開催されるのかどうか。
さて、明治21（1888）年には唱歌『紀元節』（作詞・高崎正風／作曲・伊沢修二）が発表されました。日本が敗戦を迎えるまで、紀元節には学校でこの唱歌が唄われたものです。YouTubeにもいくつかありますので、添付しました。どうぞお聴きください。
●「紀元節」明治26年告示 文部省唱歌https://www.youtube.com/watch?v=LpCwHtWNko4
●紀元節 〜山口采希〜【山口采希 OFFICIAL CHANNEL】
https://www.youtube.com/watch?v=cFpILGs4nPE
『紀元節』の歌詞
一、
雲に聳（そび）ゆる 高千穂（たかちほ）の
高根おろしに 草も木も
なびきふしけん 大御世（おおみよ）を
仰ぐ今日こそ たのしけれ
二、
海原なせる 埴安（はにやす）の
池のおもより 猶ひろき
めぐみの波に 浴（あ）みし世を
仰ぐ今日こそ たのしけれ
三、
天（あま）つひつぎの 高みくら
千代よろずよに 動きなき
もとい定めし そのかみを
仰ぐ今日こそ たのしけれ
四、
空にかがやく 日のもとの
よろずの国に たぐいなき
国のみはしら たてし世を
仰ぐ今日こそ たのしけれ
