アンソニー・トゥー博士来日！
国会議員との面談、インタビュー、対談など精力的に
来日中の毒物研究の世界的権威、アンソニー・トゥー（台湾名・杜祖健）博士が３月８日、「林原チャンネル」でノンフィクション作家の河添恵子さんと対談し、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスについて語りました。
トゥー博士は、熱帯のシンガポールでもコロナウイルス感染者が出ていることから、夏までにウイルス騒ぎが終息するという見方には否定的。安倍首相へのアドバイスはという問いには、「今は何もありません」と対応が遅すぎたことを残念がり、日本人の危機意識の欠如にも言及しました。
この対談を前に、河添さんにトゥー博士を紹介した大阪日台交流会会長の野口一さんも大阪から上京し、本ブログ編集人（山本徳造）とともに収録会場へ。トゥー博士は自著『奔流の樹葉―毒物と共に歩んだ人生』が台湾で発売される３月10日前にアメリカから台北に向かう予定でしたが、コロナウイルスの影響で台湾行きを取りやめ、２月28日に来日していました。
対談の２日前に安倍首相側近の国会議員と面談、翌日には地下鉄サリン事件を取材中のスウェーデンのラジオ局のインタビューに応じています。その精力的な動きを見ると、とても90歳とは思えません。当日のビデオ収録は４時間近くに及びましたが、疲れを見せることはなく、「私はしゃべっていると元気が出てくるんですよ」と余裕しゃくしゃく。
収録終了後、トゥー博士、安福達雄さん（博士の友人）、野口さん、本ブログ編集人の４人で夕食をとるため新橋に向かいましたが、まるでコーストタウンのように人影もまばら。新型コロナウイルスの影響の大きさ肌で実感しました。トゥー博士は都内で出版社と打ち合わせた後、10日にアメリカに帰国する予定です。
▲1人置き、左から河添さん、トゥー博士、安福さん
▲スウェーデンのラジオ局とのインタビュー（撮影＝安福達雄）
▲３月９日発売の夕刊フジ１面にも大きく取り上げられる
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