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初日の出~北印旛沼から 【連載】腹ふくるるわざ(57)

2025-01-03 05:30:05 | 【連載】腹ふくるるわざ

【連載】腹ふくるるわざ(57)

初日の出~北印旛沼から

桑原玉樹(まちづくり家) 



あけまして おめでとうございます

 我が家はここ10年くらい九十九里海岸に初日の出を見に行く。大きな駐車場がある有名な海岸だと、帰路に駐車場から出るのに1時間はかかるので、程よい大きさの作田海岸まで行く。車で約1時間半。遠くはない。

 孫も浜辺に「2020年」などと書いて写真を撮って、寒いが我慢してついてくる。今年はその孫が付いてこないというので、近くにした。南印旛沼は一昨年に出かけたので、今年は北印旛沼に行ってみることにした。

「日の出・日の入りマップ」というサイトがある。これで調べたら日の出の方角も良さそう
だ。沼の反対側から昇る初日を拝めるはず。しかも本埜と栄町を結ぶ県道が昨年開通したばかり。その道路からちょっと入ればよい。5時半に家を出て、着いたのは5時50分。車でジャスト20分。思った以上に近かった。


▲北印旛沼はここ

▲初日の出の方角

 

 誰もいないかと思ったら先客の車が4台。4~5m程度の狭い道路なのですれ違いのためにところどころ蛇が卵を飲み込んだように膨らんだ個所がある。そこに駐車した。着いたときはまだ暗かったので車の中で30分ほど待ち、6時25分に印旛沼の堤防にあるサイクリング道路に上がった。
 なんという絶景! まだ暗い低い山際の上に明るんだ空。手前の葦原や沼はまだ暗い。水面にはところどころにはスダテが立っていて、ホテイアオイのような水草の群落もあるようだ。


▲夜明け前の北印旛沼~ホテイアオイかと思った水面の横一文字は鴨だった


 6時30分。バサバサバサっと羽音がした。ホテイアオイと思ったのはなんと水辺に浮かぶ鴨の群れだった。一斉に飛び立ったその数1万羽はいたのではないか。沼の上を群舞する。さらに葦原の間で眠っていた鴨たちも。いやー、すご~い。


▲鴨の群舞


 しばし鴨の群舞に見とれた後、6時48分、山際が金色に光り、ついに太陽が顔を出した。今年も良い年でありますように。


▲北印旛沼からの令和7年初日の出

 

 

【桑原玉樹(くわはら たまき)さんのプロフィール】

昭和21(1946)年、熊本県生まれ。父親の転勤に伴って小学校7校、中学校3校を転々。東京大学工学部都市工学科卒業。日本住宅公団(現(独)UR都市機構)入社、都市開発やニュータウン開発に携わり、途中2年間JICA専門家としてマレーシア総理府のクランバレー計画事務局に派遣される。関西学研都市事業本部長を最後に公団を退職後、㈱千葉ニュータウンセンターに。常務取締役・専務取締役・熱事業本部長などを歴任し、平成24(2012)年に退職。現在、南山小学校区まちづくり協議会会長、印西市まちづくりファンド運営委員、社会福祉法人皐仁会評議員、「ダーツの会」会長。


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