【速報】「白鳥の会」が解散へ!
清水口の遊水地で28年も白鳥を守る
白井市の清水口調整池は白鳥がやってくることで有名です。この白鳥たちが春に飛び立つまで、エサやりを始めとする保護活動を続けてきた「白鳥の会」(鶴田敏子会長)が28年の歴史にピリオドを打つことになりました。
冬に飛来し、暖かくなる春まで遊水地で過ごす野鳥を見て、癒される市民も少なくありません。そんな中、ボランティア組織として設立されたのが「白鳥の会」です。
最初は山科鳥類研究所で水草が減る一方の池の環境悪化を相談し、自然のままの白鳥のエサやりを始めました。しかし、ここ数年、高齢化が進んで会員数が減り、実質一人だけの状態に。
会を運営することが困難になり、「飛ぶ鳥跡を濁さず」と解散を決めたそうです。せっかく白井に飛来する美しい白鳥たちのことを思うと、鶴田会長をはじめ「白鳥の会」メンバーは後ろ髪をひかれるような気持ちでしょう。
「今後、エサの募集もすべて停止となります。これまでのご協力、ありがとうございました」(鶴田)
同会は春に白鳥が飛び立ってから解散する予定です。その後はエサ置場もなくなりますので、ご注意ください。「白鳥の会」の皆さん、28の苦労は並大抵のものではなかったことでしょう。本当にありがとうございました。