ひのきスピーカー日誌【0012回】は、連載している「ウーハーの矛盾」について考える最終章です。
議論の整理
ーーーー前回までの概要ーーーーー
【第一回】
・柔らかいエッジは、低音再生にとって必要悪。
・振動板を大きくすることで、エッジの面積を相対的に減らせる。
【第二回】
・エンクロージャー(箱)に比べると、ウーハーの振動板は軟弱。
・ウィークポイントである振動板は小さくしたい。
・音 . . . 本文を読む
ひのきスピーカー日誌【0011回】は、京都からお届けします!
今日は日本庭園で有名な京都 大原地区に行ってきまして、そこで受けた印象をもとにお話したいと思います。
(写真は宝泉院)
作り変えの美
日本庭園の基本的なモチーフは、哲学的な世界観だったり、広大な山水(風景)だったりすることが多いのですが、
そうした概念を巧みに庭に組み込んでいるんですよね。
「枯山水」はその代表で、砂で水のあ . . . 本文を読む
ひのきスピーカー日誌【0010回】は、前回に引き続き「ウーハーの矛盾」がテーマです。
ウーハーに限らず、スピーカーの振動板は、
入力信号に対して忠実に動くべき、という考え方があります。
そうした思想に対して、「振動板の変形」は大きな阻害要因となります。
前回の記事では、ウーハーの「エッジ」に注目しては話をしました。
前回記事の要点は3つ。
・エッジは振動板の一部といえる。
・エッジの . . . 本文を読む