前回、杉ウッドブロックの木口面にスピーカーを置くと音がいいということがわかったので、仕上げをもう少し良くしてきました。左が粗いカット、右が平滑なカットです。右の方が青白くなっていてますが、オイルを塗れば同じ色味になると思います。高さを揃えて、作業完了です。どんな音になるか楽しみです♪ . . . 本文を読む
私の作っている「ひのきスピーカー」は、無垢の木材を使っているので、年輪の表情が見えるのが特徴です。冬と夏の成長の差で生まれる年輪は、1年に1本だけ。奈良の名産地 吉野の地で、長い年月をかけて育てられたことが年輪から伝わってきます。オーディフィルでは、年輪が細かく密に刻まれている優良材を選んで使っており、「ひのきスピーカー」ならではの心地よい響きの源になっています。 . . . 本文を読む
ひのき材でスピーカーを作ることが多いカノン5Dですが、3Dプリンターも重宝しています。特に、バスレフダクト周りや、スピーカーユニット周りなど、細かい曲線形状が必要なところで大活躍てくれています。使っている素材はPLA一択。3Dプリント技術が未熟なので、造形性重視での選択です。しかしこのPLA、意外と音もよく、固有の響きが殆ど気にならないのもありがたいところです。ちなみに、充填率100%だと穏やかな . . . 本文を読む
年末のアニソンオーディオフェス2024にむけて、スピーカーケーブルを購入しました。
買ったのは、カナレ4s11と4s8gの2つ。
知り合いの勧めと、先日の自作スピーカーイベントで
リファレンスケーブルとして使われていたのが好印象だったのが決め手です。
4s11はかなり太いという話を聴いていましたが、
人差し指より細いぐらいで、使いやすいサイズだと感じました。
音を聴くのが楽しみです♪ . . . 本文を読む
FOSTEXといえば、紙コーンのフルレンジユニットです。
もちろん、ウーハーやツイーターなどもラインナップしていますが、FOSTEXらしさを最も感じるのはフルレンジでしょう。
その歴史は長く、表題画像は今から約50年前の1972年のFosterカタログに掲載されていたものです。
トランジスタ用ラジオなどで培った、聞きやすく高能率なユニット作りの技術は、
家庭 . . . 本文を読む
ひのきスピーカー日誌【0012回】は、連載している「ウーハーの矛盾」について考える最終章です。
議論の整理
ーーーー前回までの概要ーーーーー
【第一回】
・柔らかいエッジは、低音再生にとって必要悪。
・振動板を大きくすることで、エッジの面積を相対的に減らせる。
【第二回】
・エンクロージャー(箱)に比べると、ウーハーの振動板は軟弱。
・ウィークポイントである振動板は小さくしたい。
・音 . . . 本文を読む
ひのきスピーカー日誌【0011回】は、京都からお届けします!
今日は日本庭園で有名な京都 大原地区に行ってきまして、そこで受けた印象をもとにお話したいと思います。
(写真は宝泉院)
作り変えの美
日本庭園の基本的なモチーフは、哲学的な世界観だったり、広大な山水(風景)だったりすることが多いのですが、
そうした概念を巧みに庭に組み込んでいるんですよね。
「枯山水」はその代表で、砂で水のあ . . . 本文を読む
ひのきスピーカー日誌【0010回】は、前回に引き続き「ウーハーの矛盾」がテーマです。
ウーハーに限らず、スピーカーの振動板は、
入力信号に対して忠実に動くべき、という考え方があります。
そうした思想に対して、「振動板の変形」は大きな阻害要因となります。
前回の記事では、ウーハーの「エッジ」に注目しては話をしました。
前回記事の要点は3つ。
・エッジは振動板の一部といえる。
・エッジの . . . 本文を読む
いよいよ秋らしい気候になってきましたね!
今日は、ひのきスピーカー日誌【0009回】をお届けします♪
ウーハーの矛盾
ウーハーの「振動板」は、「剛性が高い方が良い」というのが定説になっています。
大振幅で空気を押し出すウーハーの振動板は、頑丈なものが良いでしょう。
実際に聴いても、剛性の高い振動板を使ったウーハーは、
ダイナミックで深々とした低音を聴くことができます。
では、振動板の . . . 本文を読む
ひのきスピーカー日誌【0008回】
皆さんこんにちは。 ひのきスピーカー日誌、第8回目です♪
9月最初の週末ですが、まだまだ暑さが続きますね~。 台風も近づいているので、お気をつけください!
(写真は、ひのきスピーカーTOYONE)
マランツ「SACD 30n」「MODEL 30」発売!
「MODEL 30」
先日、マランツから新しいプリメインアンプ&プレーヤーがセットで発表されまし . . . 本文を読む
ひのきスピーカー日誌【0007回】
皆さん、こんにちは!
少しづつ秋の空が近づいてきたかなぁ~と感じることがありますが、お住まいの地域ではどうでしょうか?
今日もひのきスピーカー日誌、書いていきます♪
(写真は、ひのきスピーカー「TOYONE」)
共振を管理する
スピーカー設計では「共振」について、常に考えながら進めていきます。
素材や構造に基づく共振は、聴感上のピークディップを生み出 . . . 本文を読む
ひのきスピーカー日誌【0006回】
皆さんこんにちは! 今日も暑いですね~。
ひのきスピーカー製作は、今日も続いています。 新製品に向けた準備も着々と進めていますので、機会を設けて発表できればと思っています。
(写真は、ひのきスピーカー「Concept-SOLA」)
CSTドライバー
オーディオショウが少なくて寂しい今日ですが、特大の新製品がパイオニアから発表されました!
「TS- . . . 本文を読む
ひのきスピーカー日誌【0005回】
晴天に恵まれたお盆休み、いかがお過ごしでしょうか。
まだまだ2日間ありますので、今日明日の予定を考えるのも楽しみですね!
旅館椅子と和風オーディオ
私自身「和風」のものが好きなので、
オーディオもそういった方向になってしまいます。
写真は、リビングのサブシステム。
先日、いわゆる「旅館の座椅子」を買いまして、
一気に和風な感じが出てきました(笑)
. . . 本文を読む
ひのきスピーカー日誌【0004回】
いよいよお盆休みという方も多いでしょうか。
オーディフィルは相変わらずマイペースに進んでいます♪
今日も話題をいくつか書いていこうと思います。
サイクリング
カノン5Dのオーディオ以外の趣味として、サイクリングがあります。
そこまで本格的にやっていないのですが、
一回だけヒルクライムの大会に出たことがあるぐらいでしょうか。
今では、1~2ヵ月に . . . 本文を読む
ひのきスピーカー日誌【0003回】
いよいよ夏の暑さがやってきましたね!
オーディフィルでは、次のプロジェクトに向けての準備を進めています...
形が出来てきたら、こちらのブログで紹介しますね。
(写真は、「秋のヘッドフォン祭2019」での展示の様子)
測定とオーディオ
測定は、スピーカー設計をするオーディフィルにとって、かなり重要なツールです。
一般的な周波数特性やインピーダン . . . 本文を読む