オーディフィル公式ブログ (趣味の小部屋)

スピーカー工房「オーディフィル(AudiFill)」の公式ブログ。
リアルで心地よい音の【ひのきスピーカー】を製作中。

杉ウッドブロックの仕上げ

2024年11月15日 05時51分00秒 | ひのきスピーカー日誌
前回、杉ウッドブロックの木口面にスピーカーを置くと音がいいということがわかったので、仕上げをもう少し良くしてきました。左が粗いカット、右が平滑なカットです。右の方が青白くなっていてますが、オイルを塗れば同じ色味になると思います。高さを揃えて、作業完了です。どんな音になるか楽しみです♪ . . . 本文を読む
コメント

ひのきスピーカーの年輪

2024年11月04日 13時29分00秒 | ひのきスピーカー日誌
私の作っている「ひのきスピーカー」は、無垢の木材を使っているので、年輪の表情が見えるのが特徴です。冬と夏の成長の差で生まれる年輪は、1年に1本だけ。奈良の名産地 吉野の地で、長い年月をかけて育てられたことが年輪から伝わってきます。オーディフィルでは、年輪が細かく密に刻まれている優良材を選んで使っており、「ひのきスピーカー」ならではの心地よい響きの源になっています。 . . . 本文を読む
コメント

3Dプリンターとスピーカー製作

2024年11月03日 09時41分00秒 | ひのきスピーカー日誌
ひのき材でスピーカーを作ることが多いカノン5Dですが、3Dプリンターも重宝しています。特に、バスレフダクト周りや、スピーカーユニット周りなど、細かい曲線形状が必要なところで大活躍てくれています。使っている素材はPLA一択。3Dプリント技術が未熟なので、造形性重視での選択です。しかしこのPLA、意外と音もよく、固有の響きが殆ど気にならないのもありがたいところです。ちなみに、充填率100%だと穏やかな . . . 本文を読む
コメント (2)

カナレのスピーカーケーブル 4s11と4s8gをお買上げしました

2024年10月25日 22時35分43秒 | ひのきスピーカー日誌
年末のアニソンオーディオフェス2024にむけて、スピーカーケーブルを購入しました。 買ったのは、カナレ4s11と4s8gの2つ。 知り合いの勧めと、先日の自作スピーカーイベントで リファレンスケーブルとして使われていたのが好印象だったのが決め手です。 4s11はかなり太いという話を聴いていましたが、 人差し指より細いぐらいで、使いやすいサイズだと感じました。 音を聴くのが楽しみです♪ . . . 本文を読む
コメント (2)

FOSTEXの紙コーンフルレンジと、エンクロージャー設計の話

2021年09月11日 09時21分00秒 | ひのきスピーカー日誌
FOSTEXといえば、紙コーンのフルレンジユニットです。 もちろん、ウーハーやツイーターなどもラインナップしていますが、FOSTEXらしさを最も感じるのはフルレンジでしょう。   その歴史は長く、表題画像は今から約50年前の1972年のFosterカタログに掲載されていたものです。   トランジスタ用ラジオなどで培った、聞きやすく高能率なユニット作りの技術は、 家庭 . . . 本文を読む
コメント

ウーハーの矛盾 (最終章)

2020年10月31日 11時14分57秒 | ひのきスピーカー日誌
ひのきスピーカー日誌【0012回】は、連載している「ウーハーの矛盾」について考える最終章です。 議論の整理 ーーーー前回までの概要ーーーーー 【第一回】 ・柔らかいエッジは、低音再生にとって必要悪。 ・振動板を大きくすることで、エッジの面積を相対的に減らせる。 【第二回】 ・エンクロージャー(箱)に比べると、ウーハーの振動板は軟弱。 ・ウィークポイントである振動板は小さくしたい。 ・音 . . . 本文を読む
コメント (2)

日本庭園から学ぶオーディオ

2020年10月17日 21時24分08秒 | ひのきスピーカー日誌
ひのきスピーカー日誌【0011回】は、京都からお届けします! 今日は日本庭園で有名な京都 大原地区に行ってきまして、そこで受けた印象をもとにお話したいと思います。 (写真は宝泉院) 作り変えの美 日本庭園の基本的なモチーフは、哲学的な世界観だったり、広大な山水(風景)だったりすることが多いのですが、 そうした概念を巧みに庭に組み込んでいるんですよね。 「枯山水」はその代表で、砂で水のあ . . . 本文を読む
コメント (2)

ウーハーの矛盾2

2020年10月10日 10時55分01秒 | ひのきスピーカー日誌
ひのきスピーカー日誌【0010回】は、前回に引き続き「ウーハーの矛盾」がテーマです。 ウーハーに限らず、スピーカーの振動板は、 入力信号に対して忠実に動くべき、という考え方があります。 そうした思想に対して、「振動板の変形」は大きな阻害要因となります。 前回の記事では、ウーハーの「エッジ」に注目しては話をしました。 前回記事の要点は3つ。 ・エッジは振動板の一部といえる。 ・エッジの . . . 本文を読む
コメント

ウーハーの矛盾

2020年09月26日 09時22分19秒 | ひのきスピーカー日誌
いよいよ秋らしい気候になってきましたね! 今日は、ひのきスピーカー日誌【0009回】をお届けします♪ ウーハーの矛盾 ウーハーの「振動板」は、「剛性が高い方が良い」というのが定説になっています。 大振幅で空気を押し出すウーハーの振動板は、頑丈なものが良いでしょう。 実際に聴いても、剛性の高い振動板を使ったウーハーは、 ダイナミックで深々とした低音を聴くことができます。 では、振動板の . . . 本文を読む
コメント (2)

マランツ「SACD 30n」「MODEL 30」発売!/インシュレーターは4点支持

2020年09月05日 16時17分21秒 | ひのきスピーカー日誌
ひのきスピーカー日誌【0008回】 皆さんこんにちは。 ひのきスピーカー日誌、第8回目です♪ 9月最初の週末ですが、まだまだ暑さが続きますね~。 台風も近づいているので、お気をつけください! (写真は、ひのきスピーカーTOYONE) マランツ「SACD 30n」「MODEL 30」発売! 「MODEL 30」 先日、マランツから新しいプリメインアンプ&プレーヤーがセットで発表されまし . . . 本文を読む
コメント

共振を管理する/刃を当てる

2020年08月29日 07時50分04秒 | ひのきスピーカー日誌
ひのきスピーカー日誌【0007回】 皆さん、こんにちは! 少しづつ秋の空が近づいてきたかなぁ~と感じることがありますが、お住まいの地域ではどうでしょうか? 今日もひのきスピーカー日誌、書いていきます♪ (写真は、ひのきスピーカー「TOYONE」) 共振を管理する スピーカー設計では「共振」について、常に考えながら進めていきます。 素材や構造に基づく共振は、聴感上のピークディップを生み出 . . . 本文を読む
コメント

CSTドライバー/お手軽バネルソー?

2020年08月22日 08時48分30秒 | ひのきスピーカー日誌
ひのきスピーカー日誌【0006回】 皆さんこんにちは! 今日も暑いですね~。 ひのきスピーカー製作は、今日も続いています。 新製品に向けた準備も着々と進めていますので、機会を設けて発表できればと思っています。 (写真は、ひのきスピーカー「Concept-SOLA」) CSTドライバー オーディオショウが少なくて寂しい今日ですが、特大の新製品がパイオニアから発表されました! 「TS- . . . 本文を読む
コメント

旅館椅子と和風オーディオ/アルミ材料のいろいろ/自作SP マスターブック第三弾「デザインレシピ集」

2020年08月15日 07時59分28秒 | ひのきスピーカー日誌
ひのきスピーカー日誌【0005回】 晴天に恵まれたお盆休み、いかがお過ごしでしょうか。 まだまだ2日間ありますので、今日明日の予定を考えるのも楽しみですね! 旅館椅子と和風オーディオ 私自身「和風」のものが好きなので、 オーディオもそういった方向になってしまいます。 写真は、リビングのサブシステム。 先日、いわゆる「旅館の座椅子」を買いまして、 一気に和風な感じが出てきました(笑) . . . 本文を読む
コメント

サイクリング/DaytonAudio社製ウーハー/日本オーディオ協会「音のリファレンスシリーズ」

2020年08月08日 09時29分52秒 | ひのきスピーカー日誌
ひのきスピーカー日誌【0004回】 いよいよお盆休みという方も多いでしょうか。 オーディフィルは相変わらずマイペースに進んでいます♪ 今日も話題をいくつか書いていこうと思います。 サイクリング カノン5Dのオーディオ以外の趣味として、サイクリングがあります。 そこまで本格的にやっていないのですが、 一回だけヒルクライムの大会に出たことがあるぐらいでしょうか。 今では、1~2ヵ月に . . . 本文を読む
コメント

測定とオーディオ/設計と現実

2020年08月01日 06時38分55秒 | ひのきスピーカー日誌
ひのきスピーカー日誌【0003回】 いよいよ夏の暑さがやってきましたね! オーディフィルでは、次のプロジェクトに向けての準備を進めています... 形が出来てきたら、こちらのブログで紹介しますね。 (写真は、「秋のヘッドフォン祭2019」での展示の様子) 測定とオーディオ 測定は、スピーカー設計をするオーディフィルにとって、かなり重要なツールです。 一般的な周波数特性やインピーダン . . . 本文を読む
コメント