オーディフィル公式ブログ (趣味の小部屋)

スピーカー工房「オーディフィル(AudiFill)」の公式ブログ。
リアルで心地よい音の【ひのきスピーカー】を製作中。

3Dプリンターとスピーカー製作

2024年11月03日 09時41分00秒 | ひのきスピーカー日誌
ひのき材でスピーカーを作ることが多いカノン5Dですが、
3Dプリンターも重宝しています。

特に、バスレフダクト周りや、スピーカーユニット周りなど、
細かい曲線形状が必要なところで大活躍てくれています。

使っている素材はPLA一択。
3Dプリント技術が未熟なので、造形性重視での選択です。

しかしこのPLA、意外と音もよく、
固有の響きが殆ど気にならないのもありがたいところです。

ちなみに、
充填率100%だと穏やかなアルミっぽい音色をもつ響きで、
充填率30%未満だと木材に近い響きになる印象です。

いずれにせよ、あまり悪さをすることなく、使いやすい印象ですね。
接着にはひと工夫必要ですが、今後も使っていこうと思っています。

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2 コメント

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Unknown (マイクロ・トレーダー)
2024-11-03 14:15:31
 自分は「オーディオ」と同じぐらい「3D CAD」が趣味なので、(自然な流れとして)3Dプリンターも多用するようになっています。オーディオにおける使用例としては、「バスレフ・ダクト」「スピーカーユニットの取り付けアダプター」「スピーカーのターミナル」等が既に見られますが、工夫次第ではさらに多くの使用箇所がみつかるのではないかと思います。個人的には、ブチルゴムと組み合わせて「インシュレーター」を作ってみたい…。フィラメントの中には、模型飛行機用として開発された軽量(比重:0.5)のものもあり、スピーカーコーンに手を加える時などに使えるのではないかと思っています。

 最近、ローエンド・オーディオで名を馳せている某YouTubeチャンネルで…、3Dプリンターで製作されたスピーカーが紹介されました。このスピーカー、吸音材の代わりに、内部に「音を拡散する部材」を、エンクロージャー作製時に同時に成形してしまおうというもの。設計全体が3Dプリンターの活用例としてかなり合理的だと思いました。「音を拡散する部材」は、多分「ジャイロイド(Gyroid)」と呼ばれる形状で、3Dプリンター以外では実現が難しいものです。特徴は「体積当たりの表面積が大きい」こと。
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コメントありがとうございます。 (カノン5D)
2024-11-03 16:49:14
3Dプリンターのハードルの一つがCAD描画なので、それが得意なのは素晴らしいです!
発泡PLA、面白そうですね。B&Wが長年コーン内部に使っているロハセル素材も発泡材なので、似たことができそうです。
3Dプリンターは創意工夫でいろいろなことができるのですね。また何かあれば、教えて頂けると有難いです。
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