引き続き、共鳴管型スピーカーの断面積テスト。
ver2.x(断面積150cm^2、管長 約2.5m)の共鳴管と、
TangBand W4-927SAの組み合わせです。
ver2.0(ユニットは閉管端より35cm) + W4-927SA
[軸上1m]
[開管部]
[ユニット近接]
ver2.1(ユニットは閉管端) + W4-927SA
[軸上1m]
[開管部]
[ユニット近接] . . . 本文を読む
前回から引き続き、共鳴管スピーカーの断面積を変化させての試聴です。
ver2.x(断面積150cm^2、管長 約2.5m)の共鳴管と、
ALPINE DLS-108Xの組み合わせです。
(管断面積は振動板の約3倍)
ver2.0(ユニットは閉管端より35cm) + DLS-108X
[軸上1m]
[開管部]
[ユニット近接]
ver2.1(ユニットは閉管端) + DLS-108X . . . 本文を読む
8月21日の日記に書いた試作6号機「ver1.01」は、
断面積が255cm^2と、振動板面積の約5倍であり非常に大きいものでした。
一方で、著名な先生方は、
長岡鉄男氏「振動板の1.5~3.0倍」
小澤隆久氏「振動板の1~2.5倍」
としています。
「共鳴管の断面積が大きすぎると、共鳴音ばかりでダンピングが悪化するんじゃねえの?」
という定説があるようなので、これを実際に実験で . . . 本文を読む
前回の日記の続きで、
五倍振動の腹を狙ったver1.2 と、
七倍振動の腹を狙ったver1.3
の周波数特性測定です。
まず、ver1.2から。計算上は175Hzが減るはず。
[試作6号機ver1.2×DLS-108X]
軸上1m
ユニット近接
開口部
[試作6号機ver1.2×W4-927SA]
軸上1m
ユニット近接
開口部
三倍振動(105Hz)を . . . 本文を読む
前回の日記で作製した試作6号機(共鳴管実験箱)は、理論どおりの閉管特性となりました。
<断面積255cm^2(振動板の約5倍)、管の長さ 2.4m>
<↑TangBand W4-927SA、開口端での周波数特性>
とりあえず、「ver1.01」では、全ての倍音が励起できる共鳴管の「端」にユニットを取り付けたのですが、
共鳴管スピーカーの世界では
「共鳴の『腹』の位置にユニットをつけること . . . 本文を読む
試作6号機ver1.01は、
断面積255cm^2(振動板の約5倍)、管の長さ 2.4m
の共鳴管の端にユニットを取り付けた構造です。
共鳴管の端(下図の赤矢印)にユニットを取り付けると、
全ての共鳴音が励起されるはずです。
本体の高さが140cmあるので、
その上端にユニットを付けると、かなり高い位置になってしまいます。
<写真左端が試作6号機ver1.01>
. . . 本文を読む
さて、試作6号機は初の共鳴管挑戦ということなので、
アタリを探る「実験箱」とします。
基本的な形状は、こんな感じ。
<クリックで拡大>
断面積:255cm^2 (15cm×15cm)(振動板面積の約5倍)
管の長さ:2.4m
固定されているのは、「コ」の字型の部分だけなので…
このように移動する事で、断面積を自在に変えることが出来ます。
さらに、こんなことも。
左か . . . 本文を読む
「試作6号機は共鳴管にするぞぉ!」と意気込んだものの、
今まで共鳴管型スピーカーに興味が無かったので、
まずは下調べから…
今までバックロードホーンをやってきた身からすると、
共鳴管は、まるで「ドリフト走行」です。
バックロードホーンは、インピーダンスマッチングを目的としており、
いかに部屋の空気とユニット振動を一体化させるかを考えた箱です。
一方、箱と部屋の空気が完全に一体化 . . . 本文を読む
これは、aboさんのリベンジマッチである。
前回、abo-xの測定結果では、90Hz付近から急降下という特性でした。
それに対し、「さらに低音が出る8号機が完成したので、ぜひ試聴してほしい」というaboさん。
私にとっても、自分以外が設計・作製したスピーカーを間近で見れるチャンスです!
そうして送られてきた8号機こと「Tabo-x (Tall abo-x)」。
内部構造はabo . . . 本文を読む
試作5号機の試聴です。
前作の試作4号機と比べ、ホーン鳴きが少なくなっています。
4号機は制御不能とも思える強烈な中低音ピークに悩まされましたが、今回は大分改善されました。
これは、ホーン開口を後ろにした為だと思います。
低音の伸びも素晴らしく、深々とした重低音が部屋に響き渡ります。
ホーンの広がりを抑えた効果が上手く出ています。今までの経験だと、ホーン広がり率は「0.85」がいか . . . 本文を読む
試作4号機の改善点を盛り込んだ、試作5号機です。
3号機→4号機とは異なり、
今回はマイナーチェンジ的な違いです。
基本的な差異は、ホーンの広がりを絞った事。
(クリックで拡大)
ホーン広がり率を0.93から0.85へ減らしました。
これで、低音の伸びがグンと増えます。
「たかが0.08しか変えてないじゃんwww」と思うこと無かれ。
この値は0.05も変化させたら、大激変だと . . . 本文を読む
試聴結果が良いと、測定への期待も高まってきます。
早速本題に。
ALPINE製のDLS-108Xを使った試作4号機の測定です。
まずは、壁から40cm程離した位置に設置。
←クリックすると拡大します。
80Hzのピークを境に、30Hz前後までダラ下がり特性です。
しかし、120~210Hzの中低域のピークが大きいのが原因で、聴感上は余りワイドレンジではありません。
ホーン開口 . . . 本文を読む
abo-xの話が入ってしまいましたが、8/4の日記の続きです。
作製編でデザインに対する反響が思ったより大きかったので、追加写真を撮りました。
左から、S-1EX、試作4号機、試作2号機です。
なんかバッフル面積が同じような違うような・・・
ちょっと横から見ると、こんな感じ。
奥行きは33cm程度なので、実際は壁から40cm程離して設置しています。
さて、試聴!
まずは、空気室容 . . . 本文を読む
前回は、ALPINEのDLS-108Xを搭載したabo-xの試聴記でしたが、今回はその周波数特性を測ってみました。
使用したユニットはALPINEのDLS-108X。
f0:120Hz、Qts:0.8、mo:5.2g の同軸2wayで、今回はウーハー部だけをフルレンジで鳴らしています。
スピーカーは壁から40cmほど離して設置し、マイクはスピーカーから1m程度離れた部屋の中央部に設置します。 . . . 本文を読む
それは一通のメールから始まったのです。
aboさんという方から、「新しいエンクロージュアが完成した」との連絡があり、私も便乗して作ってみることにしました。
aboさんは、PCのオーバークロックの世界では非常に有名な方で、
その凄さはサイトのアクセス件数からも想像できます。
http://www13.plala.or.jp/setfsb/
さて、本題のabo-xは、
共鳴管に蓋をしたような構造と . . . 本文を読む