前作、S-043では、ホーンを延長したり、ダクトを調整することでバックロードバスレフの要点を確認することができました。
ユニットは、ScanSpeakの9cmフルレンジを使っており、70Hz程度の低音まで再生することができました。
ただ、コンテストに出品する以上、もっと下の帯域(50Hz前後)まで伸ばしたいものです。
そこで、試作2号機としてS-044の設計を試みました。
S-044の . . . 本文を読む
結果をまとめるのに、時間がかかりそうなので、結論だけメモしておきます。
「バックロードバスレフは、(設計にもよるが)ダブルバスレフである。
しかし、通常のダブルバスレフは中低域の『中抜け』防止のために第一ダクトの共鳴を使うのに対し、
バックロードバスレフは、中低域の増強を本体の音響管に依存する。
ゆえに、バックロードバスレフは、第一・第二ダクトの双方を低域拡大(ユニットのf0以下の増強)に使用す . . . 本文を読む
11/30のミューズの方舟コンテストに向けて、
バックロードバスレフ型の「S-043」の実験を続けています。
今回は、空気室のサイズを変えての実験です。
バックロードバスレフ型は、バックロードホーンでいう「空気室」、ダブルバスレフでいう「第一空気室」に相当する容積(つまり、ユニット背面にある箱容量)が存在します。
今回は、そこを変化させることによる、箱の動作の確認をしてみようと思います。
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バックロードバスレフのS-043での実験です。
今回はホーン長を変えてテストしてみます。
前回の形状(ホーン長0.8m)は、ざっとこんな感じ。
今回は、さらに延長ホーンのパーツを取り付け、ホーン長を1.2mに拡張しました。
断面積をグラフにすると、こんな感じになりますね。
さて、まずはダクト直前での特性を見ていきましょう。
空気室容量は、3.5L。 ダクトはφ50mmで、12mm . . . 本文を読む
前回は、S-043のバックロードホーンの出口を12mm厚の合板で部分的に塞ぐことで、特性が変化することを確認しました。
今回は、ホーン開口部となるφ50mmの穴に塩ビ管を挿入し、
「長さ」のあるダクトとしての動作を検証します。
(ベースとなる、S-043の概要)
このS-043の開口部に、
φ50mmの穴が開いた12mm厚板を装着し(バックロードバスレフ①とする)、
さらに、長さが100 . . . 本文を読む