Fostexに続き、今度はMarkAudioの新型ユニット「Alpair10 MAOP」の紹介です。
MarkAudioは聞き馴染みの少ないメーカーかもしれませんが、
イギリス人のMark Fenlon氏が、中国の広東省で起業したことを始まりとするメーカーです。
http://www.markaudio.com/
マグネシウム合金振動板のフルレンジユニットを得意としており、
9cm~17cm口 . . . 本文を読む
前回の続きで、先日のコイズミ無線での発表会です。
まずは、市販品の箱「YK130MG」との組み合わせ。
市販品だけあって、洗練された印象です。
内容量は、10,2L。 ダクトの共振周波数は 62Hzです。
さて、早速試聴です。
単一楽器のアコースティックなものから、オーケストラ、JAZZまで聴きました。
まず感じるのは、純Mgならではの癖の少なさ。
Mg「合金」だ . . . 本文を読む
昨日は、秋葉原のコイズミ無線で開催された「FOSTEX MG130HR」の試聴会に行ってきました。
盛り沢山の内容なので、前編と後編に分けてお伝えしようと思います。
前半は、FOSTEXの技術者と浅生先生でMG130HRの技術的なことについての説明がありました。
このユニットは、「純Mg+HR形状」の完成系ともいえる自信作で、
その高度な表現力を生かすために、磁気回路も贅沢な . . . 本文を読む
先日もリチウムイオン電池関連の本を読みましたが、
こちらは、完全に理系向けの本。
リチウムイオン電池を構成する正極材・負極材・セパレーター・電解質・バインダーに分けられて解説されていました。
現在は、正極材としてLiMn2O4、LiCoO2など、 負極材として黒鉛などが用いられていますが、
それを超える特性(主に容量)を実現するために様々な材料開発が行われています。
しかし、そうした新規 . . . 本文を読む
昨日、FOSTEXから新型限定ユニットの発表がありました。
「MG130HR」
詳細は、こちらのpdfリンクに詳しいのですが…
新製品発表 リンク
特徴としては、
・「純」マグネシウム振動板
・ウレタン系エッジ(ポリカーボネート系材料配合)
・振動板直結アルミボイスコイルボビン
・アルニコマグネット磁気回路
といったところで、なかなか高級な作りになっています。
ちなみに、お値段は1本 . . . 本文を読む
4月1日から試行錯誤を続けていた「共鳴管付きバスレフ」も、いよいよまとめです!
[名称]
「共鳴管付きバスレフ」
もしくは「共鳴管バスレフ」「管付き」など。
他方式に『バックロードバスレフ』などがあり、それと混同しない名称が望ましい。
[設計の狙い]
共鳴管方式は、超低音の伸びや軽やかな低音質感など魅力的な点が多い。
しかし、この方式により好ましい低音量感が得られるユニットは非常に限ら . . . 本文を読む
今度の実験は、「共鳴管付きバスレフ」の管断面積を変えてみます。
先日作製したバスレフ箱は、容量が2Lで、ダクト断面積18cm2、ダクト長さ約20cmでした。
構造としては、このようになっており、
ダクトの断面積を変更することも可能なのです。
ダクトは木材で制作されていまして、
フロントバッフルを外すと、このように見えます。
ちょっと色の薄い木材が、ダクトの高さ方向を決めています . . . 本文を読む
共鳴管バスレフの話が続いているので、ちょっと気分転換。
長岡先生が作ったネッシーってありますが、その類似系の設計について。
基本的には、αとβの長さを決めることになりますね。
この場合、第一音道は長さα、第二音道は長さα+βとなります。
そして、全共鳴管長は2α+βですね。
第一音道(α)、全共鳴管長(2α+β)は、片開管なので1倍・3倍・5倍振動が予測されます。
第二音道(α+β)は、 . . . 本文を読む
ようやく、「共鳴管付きバスレフ」の要点が分かってきたかなぁ~と思っているカノン5Dです。
今回は、バスレフ箱を小さくして再度作製しました。
ユニットはお馴染み、ALPINE DLS-108Xです。
容量は約2Lと、10cm口径としては異常に小さいです。むしろ、バックロードホーンの空気室に近いイメージでしょうか。
ダクト断面積は30mm×60mm(振動板の36%)で、長さは18cm程です。
. . . 本文を読む
リチウムイオン電池に興味を持ったので、読んでみました。
基本的に、経営方針的な考え方が書かれていましたが、技術の人にとっても入門書として良いと思います。
その中でも、技術革新を続けていないと、必ず価格下落の波に飲まれる…といった事が非常に印象的です。
半導体、液晶テレビ、携帯電話。全て日本がリードしていたのですが、今は韓国を含む海外勢にシェアを奪われているといえます。
80年もの前に想像さ . . . 本文を読む
4月28日の日記の続きになります。
予想外の好印象となったTangBand W4-927SCと「共鳴管(付き)バスレフ」を測定しました。
前回の日記で書いたように、インピーダンス曲線の二つ目の山の大きさに注目です!
<上部バスレフ箱、単独で測定>
(写真右)
容量8.8L, ダクト長124mm, ダクト断面積18cm2(振動板の23%), ダクトは背面開口
[軸上1m]
[ユ . . . 本文を読む