共謀罪法案、衆院委員会で可決

　言論の自由や結社の自由を奪いかねない「共謀罪」法案が衆院法務委員会で可決されました。

　自民党はもちろん、公明党、維新の会が賛成しました。

　民進党や共産党などは反対しましたが、強行採決とまでは言えない可決の過程でした。

　この法案が参院でも通過してしまったら、その後の国民生活はどう変わるのでしょうか？

　権力側の胸先三寸なのか。

　まず、どうやって共謀を判断するんでしょう。

　「盗聴やＳＮＳなどの情報は使えない」とのことですが、だったらどうやって「集団が犯罪行為を企てているのか」調査するんでしょう？

　国民の衆人監視に頼るのでしょうか？

　そんなことになったら、嫌いな奴を訴えて「罪もない人が共謀罪の容疑で拘束される」ことにもなりかねません。

　それに、周囲の他人のことが信用できなくなります。

　お酒の席で冗談にも政権批判なんてできなくなります。

　公開されているブログなどで政権を批判するような記事を書いたら、例え個人的に書かれたものでも「政権に反対の組織と結託して何か企ててる」と思われかねません。

　怖いなぁ～。

　もう、こんな内容の記事が書けなくなってしますかもね。

　誰が見てるか分らないからね。

　与野党にあまりにも大きな支持率の違いがあるから、こんな政権に有利な法律を作っちゃえということになるんでしょう。

　民進党も、安倍さんの揚げ足を取るような議論ばっかりしてないで、もっと国民のためになる法案を提出したり、国民に分りやすい議論をしてもらわんと、ますます安倍政権の優位性が増して行きます。

　情けない野党議員ばかりで、政権の選択肢が少ない日本の政治状況は如何ともしがたいものになっています。