加計学園問題をリークしたのは誰？

　加計学園問題で、リークした本人がマスコミの取材を受ける方向で動いていたらしいが、それを政府・公安組織が潰そうとして、リークした人の「下半身疑惑」をマスコミに流したんじゃないかというニュースが出ています。

　どっちもどっちという感じがするんですが、加計学園問題をリークしたのは、例の「文科省天下り問題」で詰め腹を切らされた前事務次官だったらしく、「詰め腹を切らされた」腹いせに「加計学園問題」をぶっちゃけてやろうという意図があったようです。

　文科省絡みで森友学園や加計学園問題が出てきて、安倍さんも苦慮しているようですが、必死になって「臭いものに蓋」をしようとする菅官房長官の会見にも失笑してしまいます。

　政治家と民間企業の間に何かあっても「金銭」が絡んでいなきゃ～別段おかしくないと思うんですが、必死に隠そうとするのは何か裏があるからと勘繰られても仕方ないでしょう。

　政治家を利用して自分に有利な条件を官僚たちに出してもらおうとする輩は、たくさんいます。

　経済界のトップたちが「労働者の賃金を減少」させるために「非正規雇用を増やせるような法案を作ってくれ」と懇願し、政治家たちは「働き方改革」という玉虫色の言葉で野党や国民をはぐらかし、経営者の思いを実現させたりしたのもその例です。

　政治献金という名のもとに、合法的に政治家へ賄賂が送られ、政治家たちは献金者の願いを叶える法案を決議するなんてのが現状です。

　「武器輸出」だって、「原発稼働推進」だって根は一緒…。

　なんやかんや言っても、結局は欲にまみれた政界です。

　一人だけで政治家のあり様をリークした人を、権力者が官憲を使って、叩き潰そうとする姿勢が、どうにも透けて見えて、イヤ～な感じがします。

　安倍さんのやり放題に、官僚たちも「忖度」で応えてきましたが、あまりにもやり過ぎるので官僚たちの反発がチョコチョコと見え隠れしているのかもしれません。

　こんなことじゃ～、安倍政権も末期状態…。

　だんまりを続けてる自民党代議士たちも、そろそろ声を挙げる時期に来てるんじゃないでしょうか。