昨日、ドラゴンズは楽天イーグルスとOP戦を戦い1-1の引き分けでした。
1週間後に迫る開幕に向けて、開幕投手に決まっている大野雄投手が3回を何とか無失点で乗り切りました。
この日の大野投手は、初回から一死一・二塁のランナーを背負いましたが、4番の島内選手を捕邪飛に打ち取り、三回二死二塁の際には、島内選手を四球で歩かせて後続を断つという公式戦さながらの投球で「点を取られないのが一番」と話しています。
昨年までは、こんなケースでは抑えようと躍起になって打たれたりしていましたが、キャプテンになってチームを引っ張る役割を与えられて、自分のことばかり考えててはアカンと自覚したんでしょうかね。
石川昴選手は、イーグルスのエース則本投手の外角直球を逆らわずに捉え、右翼線への2塁打を放ちました。
3試合ぶりの安打で「やってきたことが少しづつ身についてきた」と言っています。
中村打撃コーチに厳しい指導を受け、「足より腕の振りを重視せよ」との打撃フォーム修正をしてきましたが、「自分のスタイルとは違う」と以前のフォームに戻した結果の2塁打でした。(以上、朝刊記事から)
まあ、これまで打てなかったんだから、ある程度は中村コーチの指導も実ったのかもね。
才能のある選手ほど自分の良かった時のイメージに固執するあまり、それ以上成長しないことはよくあるので、昔の大打者に要求されたフォーム改造に取り組み、そこから自分のスタイルを見つけ出して行くのも大事なことです。
新聞には「原点回帰」と書かれていましたが、いろんな選択肢を与えられて、そこから掴みとったものなら、それに越したことはない。
自分のスタイルを見つけ、それを体得して、ヒットを量産できるようになれば、コーチも遣り甲斐があったというもんでしょう。
何となく伸び悩んでいる根尾君が、代打で登場して則本投手の初球を叩いて内野安打…。
立浪監督の「ファーストストライクから打って行け!」という指示に従ったんでしょうか。
彼にとっては打って塁に出ることが重要で、これから自信を積み上げていく糧になるでしょう。
鵜飼選手も久々にヒットが出ましたが、岡林君は無安打…。
若手の開幕出場争いはヒートアップしているようです。
若手とベテランが入れ替わりでヒーローになる様なペナントレースが展開されれば、ドラゴンズのAクラス入りは確実になると思うのですが…。