「あ!」
ドン!!!
衝撃がした。私の座っている後部座席のドアから冷たい空気が入り始めた。
「鹿よ!鹿!ぶつかってきた!」
助手席に座っていた娘が、興奮気味に言った。
「そういえば、角が見えた」
運転する夫が興奮気味にいう。
私と母は、後部座席に座っていたのでその様子が何も見えなかった。でも、ドアの隙間から、冷たい空気が入り始めたので、ただ事ではないと理解できた。
週末を利用して、小旅行をしていた。母を連れているので、移動は車だ。主に高速道路をはしる。夫の運転する大きなRV車は、安定感もあって、乗り心地がいい。
その車に鹿がぶつかってきたのだ。
山の中を走る高速道路では、「動物注意」の標識を目にすることが多い。その絵は、うさぎだったり、狸だったりとあるが、今回は、鹿の標識を目にすることが多かった。
それが現実にぶつかってきたのだ。
山の斜面を勢いをつけて降りてきたところの様だったのだろう。
一瞬のことだったので、予測でしかない。
それにしても、現実として、車に残った衝撃は、大きい。鹿の毛が車体に数本つき、後輪のタイヤカバーが飛んでしまった。どうやら、後部ドアとフロント側面のカバーは、そっくり取替えなければいけないようだ。なんとも、痛い出費だ。
車の衝撃跡をみると、あの鹿さんは大丈夫だったろうか。よろよろと山の方に行ったというが、元気でいてくれることを願うしかない。
ドン!!!
衝撃がした。私の座っている後部座席のドアから冷たい空気が入り始めた。
「鹿よ!鹿!ぶつかってきた!」
助手席に座っていた娘が、興奮気味に言った。
「そういえば、角が見えた」
運転する夫が興奮気味にいう。
私と母は、後部座席に座っていたのでその様子が何も見えなかった。でも、ドアの隙間から、冷たい空気が入り始めたので、ただ事ではないと理解できた。
週末を利用して、小旅行をしていた。母を連れているので、移動は車だ。主に高速道路をはしる。夫の運転する大きなRV車は、安定感もあって、乗り心地がいい。
その車に鹿がぶつかってきたのだ。
山の中を走る高速道路では、「動物注意」の標識を目にすることが多い。その絵は、うさぎだったり、狸だったりとあるが、今回は、鹿の標識を目にすることが多かった。
それが現実にぶつかってきたのだ。
山の斜面を勢いをつけて降りてきたところの様だったのだろう。
一瞬のことだったので、予測でしかない。
それにしても、現実として、車に残った衝撃は、大きい。鹿の毛が車体に数本つき、後輪のタイヤカバーが飛んでしまった。どうやら、後部ドアとフロント側面のカバーは、そっくり取替えなければいけないようだ。なんとも、痛い出費だ。
車の衝撃跡をみると、あの鹿さんは大丈夫だったろうか。よろよろと山の方に行ったというが、元気でいてくれることを願うしかない。