変温動物のほんとうはあったかはーと

冷たくないよ、ちょっと心が暖かくなる話を書きます。

うしろ姿

2008-06-19 17:41:59 | Weblog
M市に出かけた。
このところ、腰痛もよくなってきた。往復2時間のドライブも大丈夫だ。

久しぶりに友人に会う。お互い共通の趣味を持っているので、なんだか古くからの友人のように思って、いいたいことを言ってしまう。悪気があって言ってるのではないので、言い過ぎがあったら、許してね、、、(きっとその友人がこのブログを読んでいてくれること願って)

その友人と別れて、歩いていると、何年か前に一緒に行動を共にしていた人を見かけた。そのうしろ姿を見送りながら、「ああ、今の私なら、今のあなたに会える」とそう思った。

その人は、公の仕事に就き、時折、新聞、ニュース等でみかける。立派に仕事をしていると、思ってはいる。

けれども、その公の仕事をするためには、自分に都合のいい「イエスマン」だけを残して、都合の悪い人は、次々と切り捨てていった事実がある。

その都合の悪い一人だった。
半ば喧嘩別れのように、後味悪く行動を別にすることになった。

だから、私は、その頃のこと等思い出したくもないし、その人と話もしたくない、とマスコミにその人が出るたびに思っていた。

でも、その人は、あの頃、黒かった髪の毛は真っ白になっていた。今日、その人のうしろ姿は、大変なものをいっぱい背負っているかのようだった。

私は、その姿を思い浮かべながら、「いつまでもこだわっていた私は、愚か者だった。もうこだわらない。頑張ってください」とそう思った。