変温動物のほんとうはあったかはーと

冷たくないよ、ちょっと心が暖かくなる話を書きます。

コウノトリの自由

2008-09-19 15:23:50 | Weblog
コウノトリが飛んできた。

他県からはるばる海を渡って飛んできたのだ。

自由に飛べる羽があるということは、すばらしい。

鳥に限らず、人間も自由な気持ちは持てる、持てるはずだ。

国道を車で走ると、おへんろさんの姿をよく見かける。最近は、季節を問わずものの30分位で、10人位を数える。
老若男女を問わない。

反対まわりのさかさ遍路をしている人もいる。

そのおへんろさん達は、一様に背中に大きな荷物を背負っている。中には、背負いきれず引っ張ったり、手押し車だったりと、なんと荷物の多いことか。
40日から60日位かかるというから、それくらいの荷物はいるのかもしれない。

毎日毎日、飽きることなくよく歩けると感心してしまう。

私なんかウォーキングで1万歩、歩いただけで、次の日は、筋肉痛に悩まされてしまう。

歩いている間、何を感じているのだろうか。何をつかもうと、あるいは、捨てようとしているのだろうか。あの大きな荷物を引っ張ったり、押したりしている人達は、かかえる物を遍路が終わって増やしてはいないだろうか。

はるばるやってきたコウノトリは、身ひとつで飛んできている。自由にきままに餌のありそうな水田を空高くから、見定めて舞い降りてくる。

空高く飛ぶコウノトリと大きな荷物を抱えて歩く人間、、、

天高くからみたらどんな風に見えるのだろか。