変温動物のほんとうはあったかはーと

冷たくないよ、ちょっと心が暖かくなる話を書きます。

やめる時

2010-03-18 15:05:45 | Weblog
ウクレレを習っていた。
往復2時間かけて、教室に通って、2年3ヶ月。
今月でやめた。

私は、フラを好きなわけでも、ハワイアンが好きなわけでもない。
ただ、楽器を演奏してみたかった。それだけの動機だった。
初めて、ウクレレを教室で触ったところから始めた。

何度か、やめようかと思ったことがあった。
指は動かないし、覚えられない。

ギターに比べて、4本しか弦がない。
リズムを演奏するリズム楽器だから、とっつきはいい。
だから、なんとかやればできる。

教室で、付いていくことに不安を感じたことが何度かあった。
それでもここまで続けられたのは、自分なりに、自分の習得できる範囲で弾き、
わからないところは、教室できくという努力をした。
そうするうちに、面白くなってきた。

学習というのは、自発的にするのが伸びていくコツだと思う。
経験して、この年齢でわかった。

ピアノは、挫折した経験がある。
そういえば、習わされていたから、好きになれなかった。
ギターは、大きすぎて指使いが難しすぎた。

楽譜もピアノを挫折したときから、読もうとすることを避けていた。

それが、楽譜を読むことに興味がわいて来た。
楽譜を読んで、弾くという入り口にたった。

ウクレレの先生は、学生時代からジャズがすきで、ベースを演奏していた。
コード演奏ができたのでそれでいいと思っていたのだけど、このままではいけないと30歳の時に気づき、10年かかって、楽譜を読めるようになったという。

そういう話をきいて、私は、手元にたくさんある楽譜を丁寧に味わいながら演奏したらいいのではないかと
そう、、やっと気が付いたのだった。

私は、演奏できる楽しさを味わいたい、、ただそれだけの思いからはじめた。

そんな私が、教室に通ううち、人前で演奏することを要求されるのに苦痛を感じたし、違うと感じたのだった。

私は、自分の趣味として、ゆっくりと自分のペースで学習していく、そのほうがいいとそう思ったから、
長い時間をかけて、教室に通うことをやめた。