NHK経営委員の女性大学教授の発言が物議を醸しだしているとききました。
「男は外(会社)、女は家庭」という趣旨の発言をしているとか(朝日新聞)。
ご自身も大学教授をしながら1男1女を育て上げた方ということですので(同)、
立派に「女も会社」で生きてこられた方ですのに。
私自身は、「男は会社、女も会社」の価値観で生きてきて今日に至っていますが、
仕事柄、健康保険の「被扶養者届」を毎日のように作成していて分かるのは、
ほとんどの家庭が「男は会社、女は家庭」だということです。
基本的には、旦那さんが主な稼ぎ頭で、奥さんは家庭と両立し易いパート勤務か
専業主婦の方がほとんど。フルタイムでバリバリ働いている方はごくごくわずかです。
●厚生労働省発表「厚生年金保険・国民年金事業の概況」平成25年10月現在
※1 国民年金第2号被保険者数 39,772,715人
※2 厚生年金保険被保険者の標準報酬月額 男 347,928円 女 234,248円
※3 国民年金第3号被保険者数 女 9,381,596人 男 111,321人
(※1 おおよそ常勤状態にある会社員、公務員の総数)
(※2 会社員の賃金の男女格差は約67%)
(※3「国民年金第3号被保険者」とは、配偶者に扶養されている年収130万円未満の者。
第3号被保険者は、配偶者の加入する健康保険(共済組合)の被扶養者となる。)
私自身は、育児休業法や男女雇用機会均等法のない時代に「子育て」と
「仕事」を両立?? させてきた年齢層なのですが、
うちの子供がまだ小さかった頃、クラスのほとんどのお母さんはパート勤務か専業主婦の方
でした。今でもあまり変わらないですね。
ただ、問題は、そこにはないと思います。
日本では武家社会が長く続き、鎌倉時代から江戸時代初期に至るまで、
男が武器を持って戦場で戦い、ある者は首を取られ、領地を追われ、或いは切腹し、
男が政治・経済を動かしていました。
この長い歴史の中で、女はどうしても社会の一線では活躍しにくく、「家」では
親に従い、夫に従い、舅・姑に従い、老いては子に従うことが「美徳」とされてきました。
そんな「美徳」が明治、大正、昭和と続いてきたのですから、なかなかこの「ハンディ」を
覆すことは至難の業といえましょう。
私自身も暮らしの中で体験するのですが、残念ながら女は世間では軽く見られ、
時にはからかわれ、時には一人前以下に見られるということがしょっちゅうあります。
若い頃はそんな態度に接すると、黙って耐えていたのですが、
今では耐えないことにしています。時には言い返したり(笑)。
ところで、仕事柄、顧問先の多くの従業員さんと接する機会があります。
経理の方、総務の方などが多いのですが、仕事の現場では、男女で実力に差があることは
ありません(きっぱり)。
当然ですが、周りの男性よりも優れている女性も幾人も見てきました。
そういう方を見ていますと、私自身も勇気を与えられ、もう少し頑張ろうかと
少し元気になります。
冒頭の発言の趣旨は、少子化の問題でおっしゃっておられるようですが、
韓国、日本など男女差別が大きい国ほど少子化が問題となっていることを思えば、
やはり、それらの歴史的価値観が解消されない限り、少子化の問題も解決の糸口が
見えにくくなっているのではないでしょうか。
上記の「国民年金第3号被保険者数」の男女別数を見て分かる通り、
現在の日本では、ちゃんと「男は会社、女は家庭」を守っているのですから。
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「男は外(会社)、女は家庭」という趣旨の発言をしているとか(朝日新聞)。
ご自身も大学教授をしながら1男1女を育て上げた方ということですので(同)、
立派に「女も会社」で生きてこられた方ですのに。
私自身は、「男は会社、女も会社」の価値観で生きてきて今日に至っていますが、
仕事柄、健康保険の「被扶養者届」を毎日のように作成していて分かるのは、
ほとんどの家庭が「男は会社、女は家庭」だということです。
基本的には、旦那さんが主な稼ぎ頭で、奥さんは家庭と両立し易いパート勤務か
専業主婦の方がほとんど。フルタイムでバリバリ働いている方はごくごくわずかです。
●厚生労働省発表「厚生年金保険・国民年金事業の概況」平成25年10月現在
※1 国民年金第2号被保険者数 39,772,715人
※2 厚生年金保険被保険者の標準報酬月額 男 347,928円 女 234,248円
※3 国民年金第3号被保険者数 女 9,381,596人 男 111,321人
(※1 おおよそ常勤状態にある会社員、公務員の総数)
(※2 会社員の賃金の男女格差は約67%)
(※3「国民年金第3号被保険者」とは、配偶者に扶養されている年収130万円未満の者。
第3号被保険者は、配偶者の加入する健康保険(共済組合)の被扶養者となる。)
私自身は、育児休業法や男女雇用機会均等法のない時代に「子育て」と
「仕事」を両立?? させてきた年齢層なのですが、
うちの子供がまだ小さかった頃、クラスのほとんどのお母さんはパート勤務か専業主婦の方
でした。今でもあまり変わらないですね。
ただ、問題は、そこにはないと思います。
日本では武家社会が長く続き、鎌倉時代から江戸時代初期に至るまで、
男が武器を持って戦場で戦い、ある者は首を取られ、領地を追われ、或いは切腹し、
男が政治・経済を動かしていました。
この長い歴史の中で、女はどうしても社会の一線では活躍しにくく、「家」では
親に従い、夫に従い、舅・姑に従い、老いては子に従うことが「美徳」とされてきました。
そんな「美徳」が明治、大正、昭和と続いてきたのですから、なかなかこの「ハンディ」を
覆すことは至難の業といえましょう。
私自身も暮らしの中で体験するのですが、残念ながら女は世間では軽く見られ、
時にはからかわれ、時には一人前以下に見られるということがしょっちゅうあります。
若い頃はそんな態度に接すると、黙って耐えていたのですが、
今では耐えないことにしています。時には言い返したり(笑)。
ところで、仕事柄、顧問先の多くの従業員さんと接する機会があります。
経理の方、総務の方などが多いのですが、仕事の現場では、男女で実力に差があることは
ありません(きっぱり)。
当然ですが、周りの男性よりも優れている女性も幾人も見てきました。
そういう方を見ていますと、私自身も勇気を与えられ、もう少し頑張ろうかと
少し元気になります。
冒頭の発言の趣旨は、少子化の問題でおっしゃっておられるようですが、
韓国、日本など男女差別が大きい国ほど少子化が問題となっていることを思えば、
やはり、それらの歴史的価値観が解消されない限り、少子化の問題も解決の糸口が
見えにくくなっているのではないでしょうか。
上記の「国民年金第3号被保険者数」の男女別数を見て分かる通り、
現在の日本では、ちゃんと「男は会社、女は家庭」を守っているのですから。
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