大澤朝子の社労士事務所便り

山登りと江戸芸能を愛する女性社労士が、
労使トラブル、人事・労務問題の現場を本音で語ります。

本当は紹介したくない、お気に入り「給与計算ソフト」はこれだ

2012年12月14日 00時02分02秒 | 給与計算

世の中いろいろ給与計算ソフトはあれど・・・

なかなかお気に入りのには出会えない、と思っているそこの”あなた”

ちょっと、お耳拝借。


社会保険労務士の大澤朝子です。

「本当は怖い? 年金番号・・・」シリーズ? はいかがでしたか?

は? つまらん、わからん、興味ない・・・、はい、ごもっとも様です。

きょうは、私が使っている「給与計算ソフト」のお話にいたしましょう。

 

仕事柄、今までいろいろな給与計算ソフトを使ってみました。

悩んでいる顧客のために、現在日本で販売されている「給与計算ソフト」の機能を一覧表

にして検討してみたり・・・と給与計算ソフト選びには、まあ苦労した方です。

現在、当事務所で使っている給与計算ソフトは、その価格、簡便性、操作性において、

最も気に入っているソフトです。

 

ちなみに、これまでは、

N社

S社

Y社

と使ってみて、どうもしっくりこなかったので、放棄しました。

Y社のものは、当事務所の顧問先さんの多くが使っていますが、

「賃金台帳」を出力するのに、ああだこうだとひと手間、ふた手間かけて

からクリックしなければならず、私の中では「ありえない・・・」ソフトです。

 

もっとも、ご紹介するソフトは、社労士専用ソフト会社が作っていますので、

業界以外の方々は、おそらく知名度ゼロ。

その名を「セルズ給与」といいます。

 

一般の企業にも販売してくれますが、大半が社会保険労務士の顧問先のはずです。

社会保険労務士の顧問先ですと、紹介特典で、購入代はゼロで、

年間保守料のみを支払います。

 

一番のメリットは使い勝手がいいこと。当たり前のことですが、

「賃金台帳」ひとつ印刷するのに、ああだこうだとひと手間もふた手間も

かけなければならない給与計算ソフトは、できれば避けたい。

給与明細書、支給控除一覧表、賃金台帳等は、ワンクリックで出力します。

ただし、諸手当、時間給、割増賃金の計算が各事業部ごとに異なるなど、

複雑な給与体系を持っている企業さんにはおすすめできません。

そうでない、一般的な給与体系の企業さんには、その簡便さが宜しいと思います。

従業員数には制限はありませんが、基本的には「中小企業向け」です。

企業規模、数十人以下、といったところでは、最もメリットがあると思います。

 

導入時の価格は安いですが、年間保守料は他のソフト会社並みです。

もちろん、従業員に給与明細書をメール送信できます。

アフターサービスにやや難点があり、なかなか電話がつながらないーーという

欠点は、FAX,メールでの連絡で、まもなくソフト会社から返信してくれますから、

まあ、この時代、許容範囲かもしれません。少なくとも私は質問はFAXし、

1~2時間後には電話がきますから、その辺は割り切っています。

 

価格的には、この手の本格的給与計算ソフトとしては、最安と思いますが、

その分、算定基礎届、労働保険料申告用資料、月額変更届、離職票資料などの

出力には対応していません。これらを給与ソフトに頼りたい企業さんは、

他の給与計算ソフト導入を考えた方が宜しいでしょう。

 

お気に入りの「セルズ給与」。できれば業界以外の方には教えたくない

のですが、安い、簡便なものでOK、などの企業さんには、是非とも

おすすめしたいと思います。

 cells 

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