日々の事から

日々のあれこれ
by Kirari

欲しいもの。

2015-05-11 00:07:07 | 子どもの思い..
幼い頃、ピアノが欲しかった。

しがない自営業の家庭だし、3人兄弟なのだ。
小型のピアノすら買ってもらえるわけもない。

きっかけはなんだったろうか。

取り急ぎ お試しでもいいから、ピアノに触ってみたかった。



ある日、ピアノがやって来た。
おもちゃのピアノである。

『誕生日でもないのにズルイ』と騒いでいたのは兄だったか?
でも、不意のサプライズにも素直に喜べなかったのは、それは おもちゃのピアノだから、黒鍵がなかったのだ。

私は本物さながらのものに触りたかった。

せっかく買ってくれた高価なおもちゃなのは分かったから、親に気を遣って嬉しそうに振る舞うように自分に言い聞かせる方法を取った。
そして、買ってくれたピアノを大切なものと位置づけたのだ。

今思うと、本当に健気な子どもだった(ノ_・。)


こんな風に、幼い子どもも考えるのだ。

大人はもっと言動に注意しないとね。


どんな子どもも素直で健気に生まれて来ている。
歪めてしまうのは周囲の大人。
携帯のながら歩きしてるようじゃあ…『人間』の親にはなれない かも、ね。


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嫌だった『こんにちは、は?』

2015-03-05 08:15:33 | 子どもの思い..
小さい頃、外出して よその人と出会うと、いつも母に『こんにちは、は?』と言われて育った。
母は知り合いだから、挨拶を促すのだが、私は母の陰に隠れた。
幼いながら、強制されるのは嫌だったし、知らない人と口を聞いちゃダメって言っておいて、『自分が知らない』おばさんに挨拶させる母の尺度を計りかねた

小さい子どもだって、そのくらい考えながら生きている。
母の陰に隠れれば、その場凌ぎで『あら、可愛いねー』とか『照れちゃったねー』とか言われる。
それは何だかくすぐったくて気に入りだったけど(笑)
始末が悪いタイプかな
3~4歳だって、そんな事を考えているのだ。
馬鹿にしてはいけない。

大人の話だって、何度か似たような事例→ 結末 のパターンを記憶していくから、知識も増えていく。

『子どもが大人の話に入らないの』って言われるが、大人の話は蜜の味である(笑)
そう言われれば言われるほど、『大人の話に入れなきゃ駄目なのかぁ』と、耳年増へのやる気が出る(笑)


小さい子ども‥2歳以上だけど、脳に何も無さすぎて渇望しているのかもしれない。
そこに、おもちゃなり本なり、『なんだろう?』と思わせる事案を与えなくては。
親の対応。
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上の子どもの心細さ。

2015-02-27 19:01:44 | 子どもの思い..
私には兄と弟がいる。

兄には いつも つきまとっていて、自転車の後ろに乗せてくれる便利な人とか、何か知らんが遊ぶ相手というイメージしかなかったが、弟が生まれた時に、私はどうしたらいいか分からなくなってしまった。

5歳だったから記憶が強いのかもしれない。

弟が生まれるまで休まず行くように言い渡されていた幼稚園を休んでいい意味も分からなかった。
毎日送迎できる母がいなかった大人の都合なんだけど、幼児には理解できない。

それより何より、今まで、自分を保護してくれていた母が自分に疎外感を与えるようになったのだ。

赤ん坊を養う間は、母として牙をむくのが動物的な本能かもしれない。
でも、甘えられなくなった私は、とにかく心細く、居場所を探して行動に出たんだと思う。

弟を叩いたりはしなかった。母が暴挙に出ることは想像できたから。

そしてとうとう、父の膝を獲得した


確か『そんなに膝に乗りたきゃここに来るか。』と父が言ったのだ。

躊躇いながらも、私は父の膝が居場所になり、父が帰宅すれば、『自分の場所』とばかりに膝を確保した。

兄も狙っていただろうから必死である。
兄は8歳だった訳だが。


ツヅク‥


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厳しい家庭。 2

2014-10-22 08:22:28 | 子どもの思い..
‥ツヅキ。

厳しい事が良い事か?
甚だ疑問だ。

挨拶ひとつ取ってもそう。
挨拶がいい事なのか、全くわからない。
挨拶はバロメータだとか、他人との関係の基本とか、全く思わない。

嫌なやつと挨拶したら、口が腐った気がするし。
挨拶は大事と思ってるやつに限って、挨拶しても無視される。
反応しないのだ。

自分が周囲の様子を読めないだけだから、様子を探るために自発的にはするが、それ以外興味がないから反応できないらしい。
話にならない。


私は、周囲の様子を読めるから、挨拶は面と向かった時にするだけ。
必要を感じないよ。


食べる時にみっともない箸遣いとか食べ方。
それは教えなきゃだめだと思う。
犬食いなんて最悪。
人の皮を被った畜生に見えて悲しくなる。

ガムを人混みでクチャクチャさせるとかね。


そういう事はしっかりしつけて欲しいよね。


親は子ども時代に叱ったら、理由が分かっていると思っているんだろうか。
今ようやく分かって来た事もあるのだ。

長い期間で伝えて欲しいものだ。




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厳しい家庭。

2014-10-22 08:14:51 | 子どもの思い..
厳しい家庭で育った。

‥とはいえ、古式ゆかしい厳しさではない。

古式ゆかしい厳しさなら、もの心ついた時に納得できたかもしれないが、親戚に揉まれた訳でもなく、両親のナンチャッテな厳しさだったから、納得はできず反抗心に繋がっていくのだ。

でも、ヤンキーのように周囲に訴える反抗は、いつも何かに打たれていて大変だしな。

小学校時代から気の許せた知人が家庭の事情でグレちゃって。

そういうヤンキーとも変わらず話をしたが、『打たれ強いなぁ‥』と、ある意味感心した。

あれを継続するのはパワーいるよ。
私は面倒くさいから静かにしてたけど。
ヤンキーは究極の どMか


厳しさが正しくない家庭は、何かしらキチンとした理由がついていないから ただの井の中の蛙なのだ。

いずれ子どもが成長したら馬鹿にされる事は間違いない。

子どもは、違和感の中で育ち、親とのやりとりで仮面を被る事を覚えていく。


何がきちんとしているか。
それが人生のテーマになってしまったな。私は。

良かったのは、落ち着いてジッとしていても苦にならないって事くらい?

正式な場所に出られるマナーは知らないし、世の中での立ち居振る舞い‥色々学んでないし。
ヤル気は起こらないし。


‥ツヅク
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