時計のバンドが傷んできたため、先月、買った店舗にバンドがないか見に行った。
金具のバンドなので、次もまあ同じようなものにしようと思ったが、そもそも置いてあるリペア用バンドが少なくて見当たらなかった。
例えば1000円程度なら電池を何回か換えても、そのうち使えなくなることは想定内だった。学生の頃は8千円くらいの時計を、メッキが剥がれるまで大事に使った。
この時計は2年前に買い、仕事で乱暴に使えるので数千円。電池交換もまだしていない。まだ新しいものを買うのは元を取っていない感じだった。
店員を呼んでもらい、メーカーにバンド換えを頼めるか聞いてみた。すると『修理で頼むことになりますし、バンド代と手間賃になりますが よろしいですか?』とのこと。 そんなことは当たり前でしょう... 『ええ、お願いします。』と頼んで帰った。
帰宅して気づいたが、まだその店が入っている大型店の中にいる時間帯に着歴があった。自分に電話が来る予定はないので気づかなかった。留守電が入っていて、『その後、店内に同じような商品がありましたので、そちらでよろしければ修理はやめてそちらにすることができますが いかがされますか?』
翌日、電話をかけた。なんか、店員が少ないのか忙しそうな店員だったので、うまく掴まえられる気がしなかった。
案の定、他の客を接客しているとのことなので、電話に出た店員に『同じようなバンドがあって、付けられるサイズだったら、修理でなく、そのバンドを付けてもらえばいいですよ。』と伝言を頼んだ。
すると、あとでまた担当の店員から入電。仕事中で出られないって言った時間に平気でかけてくる... 出ないとまた掴まらないので仕方なく急いで廊下に出て手短に話した。
しかも、どうも様子をきくと、『同じようなバンドがあった』わけではなく、同じくらいの値段の時計があったので、買い換えを勧めているようだった。はっきり、『お買い換えになっては?』と言わないのだ。
私『え?バンドがあったっていう話じゃないんですか?』
店員『ええ、お客様がお帰りになったあと確認しましたら、同じような雰囲気の同じくらいのお値段の時計がありまして...』
私『いえ、私はバンド交換をしたいだけなので、(見もしない時計でいいと言うと思ってんの?) バンドがなければメーカーに交換に出していただければいいんですが? (再度その 似たような時計を見に行かないといけない手間は? それを私が気に入る確証は? 手間と時間をかけて行って、結局バンド交換になったときは無駄でしかない...) 値段が時計より高くてもいいと了解して言っているんですが?』喋りながらいろんな疑問が浮かんだ。 ( )内は喋りながら浮かんだ疑問である。
こんくらいの安価な時計なんだから、バンド交換をして時計の値打ち以上の修理とする私の気持ちは全く理解できないという内容。私が『修理にそんなにかかるなら同じような時計はないですかねえ...』などと困った感じならお勧めしたら親切な店員だろうが、私はきっぱり修理でいいと言ったのだ。
私はとことんものを大事にする。あの時計、まだ時間も遅れてないし、傷も殆どついていない。修理の値打ちがないと思うなら修理できるものにしなければいいのだ。なんか、気分をモヤッとさせる一幕だった。
『お盆休みが入るので8月下旬の仕上がりになると思います。』そりゃそうでしょう。メーカーに送れば一定期間はかかるということくらい想像できる年齢ですよ、こっちは。
いちいち、ツッコミどころ満載の店員。
さて、そろそろ時計の電話来るかなあ?と思ってたこの頃。
一昨日留守電に伝言が入っていた。『時計ができあがって参りましたので、ご都合のよろしい時においでください。』とのこと。まあ、都合が良いときに行けばいいんだな、と思って、他の都合と合わせて行こうと思ったし、ただの連絡電話なので返事は要らんだろうと思っていた。すぐ行けないことは頼んだときに言ってある。
ところが昨日再度留守電に伝言が。『電話にお出にならないので用件だけですが、時計ができてきたのでそのご連絡だけです。よろしくお願いいたします。』とのこと。
何度もかけるということ自体、『いつ来るんですか?』『伝わりましたか?』という気持ちが滲んでしまい、溢れていると思わないのだろうか?
電話が通じるかどうかは心配だと思う。一度以上通じていても、昨日、電話を替えたということも有りうるし。 しかし今、生憎私は手術を受けてろくに喋れない。そういう都合が発生することは想像力無さそうだから考えてくれないんだろうな...
一昨日電話かけて、翌日またかけるっていう接客はいただけない。しつこい。たかが安価の時計修理。きっと『早めに来ていただければお困りにならないかと思いまして...』とか言うんだろう。あんたサイドだよねえ。
伝言を2回も受けて、この店員の女性はつくづく話が合わんタイプだとうんざりした。あっちサイドで話が進みすぎる。余計なものを押しつけないで欲しいものだ。
こっちが怒らずに事務的に対応すれば悪い方へ発展しないぞという気持ちを持って接するから穏便に話が進んでいることを伝えたいくらいだ。『あなたがこう言ったから、こう思うでしょ?』とか言ってやりたいところだが、いちいち挙げ連ねても細かいこという客に成り下がるだけだしな。なんでこっちが鬱々としないといけないのか。
以前いた職場で苛々させられた女と一緒。『なんでそう思うの?』ということを一人で溢れさせ、周囲にまで押しつけるタイプ。ああ、自分がベストを叩き出してるんだっていう思い込みね。うざいやつね。
またかかってきたら鬱陶しいので、『今日、行きますから』と伝えようと、電話したが、母体がでかい店舗なので話し中で全然繋がらない...なんでこっちが手間隙かけさせられているんだろう。
自分の想いが走りすぎて空回りしてしまう現象を何故かと疑問に思い、解消する術を体得してほしいものだ。この杞憂は、私が時計を取りに行けば縁が切れる。今日中の辛抱。疲れる話である。