日々の事から

日々のあれこれ
by Kirari

意見の相違。

2021-03-28 19:03:30 | 日記
先日の夜、国道を車で走っていた。
21時過ぎだったか、普段夕方などは2車線が混み合って渋滞が頻発するような場所である。
バイパスのように造られ、歩行者は歩かない場所である。

法定時速は60km/h。車が少ないからといって当然ながら飛ばしすぎは事故の元である。
ご機嫌で飛ばした後の上り坂の向こうに側道からの合流地点や信号がある。視界が拓けた先で急ブレーキを踏んでも間に合わない場所に危険箇所がある。それを知っているものは無理な運転はしない。
でも、何にウズくのか、後ろの車の時速は相当超過し、70~80km/hでグングン背後に迫り、こっちが飛ばさない人間だと分かれば車線変更して追い越していく。
車線変更して追い越せば、追い抜いたことは充分分かるのにまた同じ車線に戻り、お前が遅い、と言わんばかりの行動を取るやつがたくさんいる。

めんどくさいヤツと一緒に走りたくはないから、普通なら左車線をマイペースで走るが、私はその先右折したかったし、左側も混んではいないから、気に入らなければ追い越せばいい話。
高速ではないし、右に行くんだから右に居ればいいのである。
案の定、かなり後ろから見る間に迫ってきた車が、左から追い越し、70km/h以上のスピードで私を追い抜いて前に出た。当然、こっちは無視でそのままをキープした。
掘り割りみたいになっていて車専用の感覚になる。見通しが良い場所なので皆飛ばすから、ここにオービス付けたら警察も儲かるだろうな、と毎回思う場所である。安全運転しようとマイペースで走ると煽られるので非常に気の休まらない区間である。

1台が抜いていったら、次に続いていた車も同じように私を追い抜いた。私が右に曲がりたい交差点はすぐなのに嫌なやつだな...と思った。
ところが、目の前の信号が変わろうとしているのに何だかモタモタし出した。後続の私も信号が変わるので、煽れないし冷や汗ものである。曲がった先は制限速度40km/h。
そこに入ってからも前に何かつっかえたような走り方をし、こっちは接近しすぎないようにブレーキワークが大変になった。走行しながら変なところでブレーキを踏んだりする。
数百メートルそうやって走られ、一度止まって時間を空けようかとも思った。
後になって思うと、あれは、ひょっとして煽る気持ちにさせて検挙させるためだったんじゃないかと思える。ひまなの?
白いセダン型で、年齢層が中年くらいとか、金持ちのチャラいボンボンが乗っていそうな雰囲気の車だった。

職場でも、他の社員に、追い抜き様にすごい顔で睨んできた、と女性から苦情が入った件がある。その回覧を読んで、私は運転が下手で周囲に与える迷惑が想像できずに文句だけ言うタイプの言い分だね、と思った。
免許を持っているとは思えない挙動をする運転手はたくさんいる。あまりに酷ければ、スマホでもやりながら運転してるのかと、追い抜くときに見もするだろう。
それすら『すごい顔で睨んできた』と表現してくるのだろう...。
運転手が自分の会社の社員だから肩を持つわけではない。そういう相手だったら、こっちが悪くなる可能性を感じたのだ。
車に社名が書かれているばっかりに、そう感じさせたことに会社で気持ちを引き締めないといけなくなる。どっちが良かったのか解りもしないのに。

馬鹿馬鹿しい話である。自分を省みず、他人のことだけをあげつらう。そんな人間が増えてきていると公共の場でもそう感じる。
安全運転講習で、『変なやつには近寄らないのが得策』と聞いたこともある。
いろんな考えの人が道路上で行き交っている。免許を持っていても性格が素直な訳ではないから、変なやつはこちらから願い下げ。それが一番だと先日の件でもつくづく思った。
あれを煽り運転と決めつけられたら? こっちが悪くなるのか? ...多分、言ったもん勝ちなんだろうな。
あおり運転が処罰されるそうだけど、相手の言い分が通るかどうか、難しい事例が出るね、きっと。人の良い方がやられるよ。

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読書記録📖👓

2021-03-20 15:53:33 | 
『営繕かるかや怪異譚』 小野 不由美 著   2021.3.20 読了

ちょっぴり怖い身近な怪異。
自分が怖い思いをしたのは殆どないので、こんな怪異が身近にあったら怖いな...という感想。
よくあるお祓いや祈祷、霊能の類いで解決するのではない。
状況に合わせ、かるかやさんが怪異が起こらないよう馴染ませていく感じ。
そういう感じなら怪異を無理に封じ込めていないので歪みが出なさそう...と安堵する感じである。それだけキツい怪異現象ではないのかもしれないけど。
怪異ものが好きじゃない人には読めないかも。
続巻も出るそうなので次を楽しみにしよう。




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読書記録📖

2021-03-07 17:05:33 | 
『アンソロジー 捨てる』 大崎 梢 他9名 アミの会(仮) 著   2021.3.7 読了

腕のいい作家さん揃いだが、共著は印象に残りづらい。短編だし、誰がどう良かったっていう個人ワールドは表現しづらいのだろう。
ただ、この本はそれぞれが読みごたえがあったのでお薦めしたい。
内容はこの世に有りそうな場面だからだろうか。世の中のことって身近で無さそうで、いきなり自分に関わってくることってあると思う。『そこか...』という展開があるものもある。
共著は名ばかりのものが多かったので手に取らないようにしていたのだが、子供が買っていたものを借りて読んでみたのだ。
それぞれの著者が本の題名『捨てる』に着眼して書いている。
捨てることは縁を切ること。気持ちが晴れ晴れとし、それまで鬱積して絶ちきれないものはどんどん捨てるのが一番良い。
物を見て思い出す嫌な場面n。
そんなものも思い出さないようになっていくので大事な行為である。
昔付き合った男性がくれた安いペンダントがあったが、それを捨てたときは気分が良かった。
一方的に好きになられ、こっちの性格は無視。思うようにならない相手と分かって勝手に別れることにしたらしい。
こっちが意思を出すと気に入らず、かといって合わせておけばイラつくらしい。そんな身勝手なやつに振り回されていたので、正直別れることになって嬉しかった。
ものを残して置けば見るたびにうんざりする。
捻り潰したり、叩き込んだり、とにかく全てごみ袋に放り込んだ。
あとには清々しい気分が残るだけである。

そんな気持ちが分かるような一編もあった。
写真は撮り忘れたので検索してほしい。





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