日々の事から

日々のあれこれ
by Kirari

読書記録📖

2021-05-30 01:34:55 | 
『彼女に関する十二章』 中島 京子 著   2021.5.29 読了

買う前に試読を...と思い、新刊が出たときに図書館で借りたのだが、前半暫くは中島さんらしいといえば中島さんらしい、理屈っぽいというのか説明的というのか同じような繰り返しで読むのがしんどいものだから、結局貸し出し期間の2週間で読めずに返してしまった。
今回は文庫本が手に入ったので好きな隙間時間に読んでいけた。
読めてホッとした(笑) また途中で挫折するかと思った( ̄▽ ̄;)

時折出てくる主人公の宇藤聖子さん(名前は可愛いが50歳)の下りが出れば身近な感じで読めたので、最終的には読みごたえがある本だったと思う。だんなの守さんとの書き物の話の下りがな。あれは分かる人なら面白いのかな? 万人ウケする内容では面白くないのかな?
よく解らないが、もう少し平易でも良かったかもね。熟語が苦手な人には無理かもしれない。

『彼女に関する十二章』という本は実際にあるんだろうか? くどそうだから読む気はないので検索してみてない。この女性の取説みたいなものとか、女性を取り巻く十二章の説明とか、色々本章の想像をしてみる。
でも、読む気にはならないかな。くどい説明はいけない。読者を引き込みたいのなら程ほどの導入に小説を組み合わせなければ。

半分くらいは読んで良かったと思う。


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読書記録📖

2021-05-08 12:51:41 | 日記
『短編アンソロジー 味覚の冒険』井上荒野 始め14作家 著 集英社文庫編集部編  2021.4.25頃 読了


最近は短編集を読み、読みやすい作家を探している状態。
この本は非常に読みごたえがある1冊だという感想が全てである。ただ、複数の作家を纏めている本は、短編を読み進むだけの仕事となり、どの作家だったか記憶に残らないのが残念である。
ここにひとつひとつの話を取り上げて感想を書きたいところだが、ツールが操作しづらい環境だという点と、読み手がそれを求めている場でないことを承知しているので、あくまでも読んだ記録としてここに残そう。

何編か読んだ手応えが深いものがあった。是非読んでみるといい。私のように読みやすい作家を探すのも手である。





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