日々の事から

日々のあれこれ   by Kirari

母は独り身なので…

2015-11-09 23:16:40 | 戦前生まれの哀しさ
父が亡くなって…
そう、19年になる。

先日、だんなの両親の金婚式を祝ったが、母は独り身になってしまったのでそういうお祝いはすることができないのだ。

この間、姪達に会いに行った際、母が向こうに行った隙に、弟夫婦がそっと伝えて来た。
『お母さんの喜寿のお祝いをしようと思うんだけど』
あ、そうかぁ~
77歳か。私はつゆと考えなかったな…


母は、習慣の違う嫁に対する違和感(愚痴)をてんこ盛りで私に言ってくるが、ちゃんと気遣いしてるじゃないの。



当日は自宅でのお食事会で、私まで呼んでくれたから、御相伴にあづかりました

弟ンとこ行くのに、私が手ぶらではばつが悪いので、思いついて大きめの花束を買って行きましたよ

母は、『生まれて始めて貰った』と、大喜びだった。


最初、『誰に?』とマジ顔で 確認してくるから、慌てちゃって『あなたにですよ。』と言ってしまった。
母にあなたにですーはないもんだ(^-^;)

贈り物を考えたが、断捨離中だし、好みがあるから、現金をのし袋で渡したのに返してよこした(^-^;)
何度も押し問答して、『そんな、無下にするもんじゃないよ~』の言葉で渋々納得したかにみえたのに。
帰りに鞄を見たら、捩じ込んであった
あのさー祝儀袋もったいないでしょ~(泣)


不肖の兄に送金してるから気が引けてしまうようだ。

父が亡くなってるから第2子の私がやらなきゃ仕方ないのだ。



つつましい生活を余儀なくされた戦前生まれの母や義父。

子どもの良かれを無下にしてしまう…
物心つくあたりの体験は本当に深刻だと思う。


…戦争反対…明日の子どもたちへ。





義父の想い.. 3

2015-01-07 00:14:06 | 戦前生まれの哀しさ
ツヅキ。


とはいえ、普段偉そうにしてるんだから、一時の苛立ちで敵わない

『しゃあない人だ‥』と思いつつ、
私も大人だ。『お世話になり有難うございました』と言わざるを得ない。


まぁ、私らは帰るからすぐに忘れられるわなーと思ったが、
残る義母に当たり散らさないか不安も残った。

口の乱暴さもDVに当たる事は、あの世代の人間には理解できない‥だろう。
哀しいけれど。



ところが、私もこの2日、あの場面が脳裏から離れない

義父は何故気噴りが出たのか- 。

・丹精込めた野菜をせっかくやろうってのに、積めないって言うから、無性に腹が立った。

・息子が、義母に向かって声を荒げた(ように見えた)。

・荷が積めないという事をやたら言われて、無性に腹が立った。

・野菜なんか要らないと邪険に言われた(ように聞こえた)から腹が立った。


どうあれ、
あぁいう年寄りには意見しないに限る。
ディベートは成立しないし、聞く耳も持たない。


ただ、何かにつけ、学童期に我慢我慢の毎日を生きた子ども達は、心が健やかじゃないとつくづく感じる。

困り果てます..



義父の想い.. 2

2015-01-06 23:56:33 | 戦前生まれの哀しさ
ツヅキ。

そこで義父が盛んに言い出したのだ。

『Y夫(義母の弟)の車なら、たくさん積めるぞ。
そんな荷を積めんような車はよして大きいのにすりゃえぇんだ
これを何度でも大きな声で繰り返す。

正直、『はぁ?何それ』と食ってかかりそうになった。
でも、義理の父だから我慢した。

義父は、普段でもお金の節約が過ぎるので、こちらは閉口してる。
待機電力すら嫌い、コンセントをいちいち抜く。
気持ちは解るが、年間数千円節約したって、他に無駄な出費があったりコンセント傷むのと どっこいどっこいな気がする。

ただ、うちの母とは一つ違いで、戦中戦後に小学校低学年だった世代の哀しい習性だと同情もする。
だから だんなの実家に行った時には、無駄な軋轢を生じないように慎重に行動しているのだ。

義母には、
「だんなは自分が『こう』と思ってる時には手は出せないんですよ。」とか、
「Y夫叔父さんみたいな車は、うちの車の倍くらいするんですから買い替えませんよ?そんなんで。」とかと、
注釈はしといた。


義父は自覚があるが、『ごうがわく』という気噴る性格である。
つまり、かっとすると溶岩のように腹でくすぶり続けるんだろう。


ツヅキ‥


義父の想い..

2015-01-06 23:05:25 | 戦前生まれの哀しさ
正月休みも終わり、帰宅の為に荷物を車に積んだりしていた。
うちの車はスポーツタイプの乗用車なので4ドアセダンでトランクのみ。

だんなの実家は標高が高い場所にある為に、意外に気候が違う。
何泊もすると衣類に困る事があり持って行ったもので着回ししたり、着るものなくて困ったりする。

そういう不便しながら気も遣うし、不満を抑えての停泊となる事も度々である。


車に、土産にくれた野菜やら何やら積んでいたら、私の積み方が悪くて入らなくなってしまった
だんながひと通り積み直す羽目となる

こうなると、私が手を出しても邪魔にされる為、傍観していたら、だんなの成長してからの性格を知らない義母が見かねて荷物を運ぶのを手伝い出した。

すると、だんながやはり『手伝わんでいいから置いといて!』と大きめの声で言った。

成長してから、無言が多かっただんな。
私とは大喧嘩もするし普通に会話するけれど、親たちとしてはコミュニケーション不足なはずだから、だんなの性格は掴みかねるだろう。
たまに出す大声に驚きもしただろう。


そしたら、義父に波及してしまったのだ



ツヅク‥