職場の隣の席のおじさん。
残念ながらゲームオーバーである。
『まだまだこれくらいは、なんて事ない。以前も年度初めはこうだった…』とか『もう少し様子を見てもらって』とか言っているが、自分の姿が全く見えていない。
前に愚痴を書いていたアンドリューの時も言ってやれば良かった‥と、後になって感じたが、職場で『なんだ?こいつは?』と感じる人達って意外に多い。
そういう人に限って、なぜ自分が職場で孤立するかがわからないようだ。
まぁ、言っても無駄だよね。
普段、感じ取ることができないのだから。
あなたのこういうところどうにかして、と教える方が馬鹿をみる。
惚婆もブーもそうだ。
理由がわからない奴に言っても、『あの人にこんなこと言われた
』と被害妄想てんこもりで周囲に言うだけである。
よくテレビなんかの問題提起の場で、職場でもう少し思いやりを…なんて言って解決策のような結論づけがされるが、話にならない。
実務をやってみろ、と思う。
普通の人間は、ある程度仕事が潤滑に回るように努力している。
だけどそういう人は、最初から自分は全く気づかないで、周囲が呆れて遠巻きにし出したところだけ気づくから『周囲が面倒を見てくれない』とか言い出すんだろう。
自業自得なところもある。
まぁ‥、早めに自分に合った職場に変わるべきだと思う。
そう思うと、学校で行なう進路指導での適性検査は参考にするといいかもしれない。
『こんなん違う・』という人ほど自分の姿が見えていない可能性があるし。
リストラ流行りになって以降、周囲の社員にも余裕がない。
なのに間に合わない人の面倒を見る周囲の人間をフォローする余計な費用は会社にもないはず。
うちの社だけってことはないだろう。
与えられた仕事をできないながらに進めることができるなら救いようもあるが、うちのおじさんは余計なことに気をとられ、余計な作業をして、毎日の与えられた仕事が進まない。
それでも、過去の栄光は輝かしいらしく、『僕は○○の職場の頃、一人で3000人分の資料を整えた…とか、昔はこんなもんじゃなかったよ、とか。
で?
で、今は何ができるんですか?と、正面切って問いただしたい言動ばかり。
パソコンの機能も覚えが悪いし。すぐに人を頼る(o。o;)
『マニュアル読んでないんだけどね』
とか
『よく調べてないんだけどね』って。公然と言い切る。(゜Д゜)ハァ?と思う。
もう定年だから、自分がやれないことは若者がやるべき…と考える態度も見せる。
以前の職場で新人で世話になった青年なんか可哀想なもんだ。
このおじさんに上から目線で仕事の説明をされるんだから。
私たちの世代と違って、現代は普通に高学歴である。
つまり、高度な教育を受けているから、いずれ上司になる人間もいるし、昔からの馬鹿をやってた人間とは違う。
新人で世話になったって、後々まで尊敬できる人であるかって話。
『他人に自分がやるべき仕事をやらせている』とか『他人にスケジュール管理させている』その時点で『仕事ができない人間』であろうことに気づかない人を何としよう‥。
アンドリューは、抱え込むからいけなかった。
かといって、他人に対する依存度は意外と高いから驚いたものだ。
考え方を譲らない癖に、他人をうまく使おうとするなんて。
自分勝手も甚だしいから、気づいた時点で距離を置くことにした。
隣の席のおじさんは、『アンドリューさんみたいになっちゃいかんからね』と、アンドリューの異常さには遭遇したことがあるから、その異常さは分かっているようで気をつけてはいるようだ。
なのに、自分のことが分かっちゃいない。
…ツヅク