日々の事から

日々のあれこれ
by Kirari

茫然として… 諦める。

2018-01-14 14:37:36 | 日記
買ってあった美術館の前売り券があった。
ここしばらく本当に仕事が多忙で殺気立つ気持ちを周囲にわからないようにするので必死である。何しろ遅れている。それで時々気に入った美術館へ行き、ゆったりした時間を持つことで、本を読むのと同じ効果を狙っている。

迂闊だった。1月末までだったかどうか前売り券を引っ張り出したら… 12/16までで終わっていた。ただの紙切れと化していた。 (._.)ナンテコトダ…

ちなみにもうひとつの行きたい候補も期間を勘違いしてるかもしれない。これも既に終わってる気がして確認した。
‥良かった。こちらは2/26までだった。

前売り買えば忘れないだろうという安心感があったので、まさか過ぎるとは思わなかった。手帳にもいつまでかって書いてなくて、つまり忘れるわけないだろうって思ったんだろう。
11月から余分な仕事をしている。それが首を絞めているのはわかっている。
明日は半休して所用を済ますことになるが、本当はそんなことしてる場合じゃないのだ。
忙しいとは心を亡くすこと‥。でもやらねばならないことはやらねばならないこと。

週末も思うように身体が動かない。気虚な毎日。慌てないのが一番だそうだが寿命もどのくらい残っているのか。
なんとか毎日の負担が蓄積しないようにしたいものだが。


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読書記録

2018-01-13 22:06:12 | 
原田マハ 著 『夏を喪くす』 30.01.13読了

原田マハの短編集。
著者独特の涙を誘われるシーンは無かったが考えさせられる本だった。
残酷な日常の表現。そんなことあるのかって思うフィクションばかりだが、自分の生き方が平凡で常識的だと思わされてしまう。
かといってこんな体験や日常を生きるのは嫌だとも思う。平凡でいい。平凡が一番難しい。刺激なんか要らない。平凡で生きられる人間が一番立派だと思う。




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読書記録

2018-01-12 22:08:32 | 
宮下奈都 著 『窓の向こうのガーシュウィン』 30.01.12読了

主人公は未熟児で生まれたが保育器に入れる選択をされなかった19歳の女性。生まれつき聞き取ること話すことが苦手なようである。
障碍と認定されないが身体の不具合を持つ人間はたくさんいるだろう。
私だって光が眩しかったのは子供の頃からだから、周囲と違うからっていう主張をしないといけない場面はたくさんあった。目を使い過ぎると眼振も起こる。これも医者は治療する程ではないでしょうと言ってたが起こるとものが見てられず数秒待たないといけないのだ。乱視とかそういうもので視神経に負担がかかっているのを自分で調整しようとするから起こるんだ、仕方ないって自分で納得している。
主人公の女性も、自分を受け入れつつ周囲とコミュニケーションしてきたようだ。彼女の両親がまた いい加減なのだ。生活力のない人間だったのかもしれない。
負の連鎖は現実でも危惧されている。親がどうしようもないと子供も育つ上でそういうもんだっていうレベルの低い思考が身についてしまうのだ。
うちは貧乏だったが親の志が高かった。それが幸いした。
戦争で行きたかった学校に行けなかった悔しさを度々口にした。そういうことを聞けば、私は上を目指す能力がある錯覚に陥り、勉強は嫌いではない。
主人公も、ある日気づいて身の回りを小綺麗にするとか勉強して就職しなくっちゃって意思ができてきてえらいなって思う。残念なのは志はえらいけど聞き取る能力なんかは低くって、それをなんとかしようっていう努力ができないことか。
恐らく育つ上で親が言うことを擦り込まれてしまったんだろう。自分はこうでしかないなんて思い込めるほうが羨ましい。造った囲いの中で生きていけばいいのだから。
たまたまヘルパーで行ったお宅で、自分の居場所を見つけたようだ。そのお宅で自信を持てる仕事に出会い自分を深めていく。
この作者は他の作品でも興味深い。この小説でも人間はそれぞれ違う物差しを持っているから、自分の物差しを使わなくっちゃとか、額装の感覚は自然のものだっていうこと、私もそうだよねって思えるような表現があったせいか全体的に読みやすかった。


ちなみに、ガーシュウィンってなんだろう? なんかの比喩かなあって思ってたけど、アメリカの歌手。両親が聴いていたレコードがちょこちょこ登場するので、大事なキーワードなのです。



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読書記録

2018-01-07 22:00:27 | 
北村薫 著『八月の六日間』 30.1.7読了

これまで読んだ北村薫と違い現代味溢れる本である。
高山への登山をする女性の数年を描く。
女性が強引すぎず自分にあるように他人との境をはっきりし、他人の親切をしみじみ想う辺りがいいな、と思った。
自分は山菜茸採りの登山はしていたが、高山に数日かけて登るような意気込みも忍耐も持ち合わせていないから、このような本を読む醍醐味で充分である。
それにしても、目に浮かんだ蒼い槍ヶ岳は、登山したこともないのに雄大で畏怖の念が浮かぶ描写だった。



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おのれ、初歩的ミスを…!

2018-01-02 23:06:37 | 日記
実家帰省から自宅へ向け出発する準備をしていた。
ふと見るとだんなが運転席に座ったまま何かやっている。
『ん? なにか調べてんの?』と軽い気持ちで声をかけたら『エンジンが、かからない』と言う。
『?』
急な展開にはついていけず、すぐに理解できなかった。そばに行って、もう一度聞き直すが答えは同じ。
点検は細かすぎるくらいに受けている。不具合はないはずだ。過信はいけないが、ないはずだ。
キーを回して見せてくれるが、キーを挿したときのピー音もなく、僅かに点灯する部分があるだけ。想像できる不具合はバッテリー上がりだろう。
ここで私の危機管理アンテナが動き出す。短時間で最善策を叩き出すのだ。
まず確認。ブースターケーブルはあるのか?
だんなが言うには『ない。』自宅に2組あるはずなのにない!
農業してる義父も『うちにはないぞ?あったけどケーブルがボロくなったから処分した。』とのこと。
仕方ない… 『じゃあ、JAFにお願いするから大丈夫。』そう言って、だんなに車の手押し移動を頼む。車庫の奥側に頭を突っ込んで停車している車は何にせよ外に出さなければ何もできない。
いつまでも運転席でキーを回そうとするだんなに『無駄に放電するから回さないで。かからないものはかからない。』と伝え、あと、移動するなら重たいだんなが座っていてはだめ。動かす力も男手じゃなきゃ…と言って運転席に私が代わりに座る。ふと見れば、左頭上のライトが押した状態で放置されていた。
そう伝えると『あ! 停めるとき手元確認するために点けたわー‥。』君の仕業か‥ (;´∀`)
しゃあない。JAFにTELをかける。
オペレーターさんはすぐに電話に出られ、こちらの状況を的確に聴き取る。感心したのは、まずこちらの安全確認をすぐにされたこと。
そして私の車のディーラーチェックも登録があるから連携の連絡をしてもいいか確認のうえ速やかにやってくれたこと。連携して対応してくれ、私の居場所に近い指定工場の手配もすごく早かったこと。

それなのに‥。
連絡取れた直後に、だんながまさかのモノを持って来た。『ケーブルあったあった♪』‥あったあったじゃないよ(・.・;) 時々、空気読めない動きをしてくれる人だ。工場の人は、もうこっち向かってんだから‥。
だんなには『いいよ、来てもらえば。素人が慣れんことしてできなきゃ意味ないし。もう手配されてこっち向かってんだし。』と言ったら、『なんで?できればここまで来なくて済むじゃん?』のほほんと言う。私には救援隊っていう人たちの普段の迅速さを考えたら、そんなキープされた感じのほうが失礼と考えて言っているのに。出動代が1件いくらだろうし。

しかし、再度電話かかったとき、だんながやれそうだから‥とキャンセルを申し出たら『じゃあ途中で待機してますから出来たら電話もらっていいですか?』ということになってしまった。
キープ君じゃん‥ 正月なのに申し訳ない。

結局、狭い場所で何回か車を切り返し、表に出して、義父の軽トラを横に並べ、ケーブルを繋ぎ、10分くらい充電をして我が車はエンジンが復活した。

はー‥良かった。

急いで指定工場の人に電話を入れ改めてキャンセルを伝えた。感じ良く応対してくださったが気まずかったなあ。
JAFにも連絡しておくものらしいので(恐らくキャンセルの裏を取って置かなければ出動状況を確認しづらいのだろう)JAFに再度TEL。こちらも騒がせたお詫びをする。

ケーブルなんてこの30年で1回使ったかどうかだから積載すら覚えていなかったが、そういえば、車載していたケーブルを倉庫に仕舞おうとするだんなに、『自宅にケーブル置いといてどうすんの?出先で使いたいとき困るじゃん? いざというとき、困った人の手伝いもできるし!』って15年くらい前に強く言ったことを朧気ながら思い出した。

だんな義父義母前で、だんなと対等に応対する姿は見せないように、あと、仕切る姿も見せないようにゆるキャラに徹しているが、今回は状況判断を対等にやってしまったから本性が見えてしまったかも?
息子が嫁に強く出られている場面って両親はショックを受けるものらしいから、今回は大丈夫だったかなって不安になったけど、これが現実ですから仕方ない。偉そうにしていると受け取られなかったかだけ ちょっと心配。
子どもも状況をあとからイメージし直していたようだ。ハプニング対応のいい勉強になってたらいいけどな。
こういうとき、ちょっと仕事モードになる。テキパキやらないと初動ミスがあとに響くからだ。

ひとつだけ、手押しで3人がかりで車を押してるとき、最初に車がビクとも動かなかったのは、電気系統が止まっててブレーキへの力がダイレクトにかからないから みんなを轢かないか心配しすぎて、いちいちかけてたハンドブレーキを外すのを忘れてたからだよ! ‥ごめんごめん(笑)
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