東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

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2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

140年前の話

2016-02-09 15:16:46 | ノルウェー山暮らし fjellgård
引越してくる前にも滞在したことがあったので
家が築100年以上前の古民家だということは知っていましたが

よくよく話を聞くと
相方のお父さんの祖父母が
140年前に中古で購入して
130年前にリフォームした家だそうです

140年前って…
明治時代?
もしや江戸時代からある家??

とはいえ
相方の両親の代でも大がかりなリフォームをしているので
設備はそこそこ整っています
(レトロだけど)





ただし
家具や家電やキッチン用品は相当な充実ぶり

テレビはもちろん液晶でかなり大きいうえ
サラウンドスピーカーまで付いているし
ソファやベッドはIDCか大塚家具かという数十万円単位の代物

台所には
フードプロセッサーみたいな複雑なマシーン(しかも2台もある)や
ホームベーカリー、コーヒーメーカー、パスタマシーン、高そうなお鍋のセットなどが
ところ狭しと並んでいます

そんな機器類と対照的な
100年以上前から変わっていない家屋の古ーいパーツや
年季の入ったもはやアンティークとも呼べる品々が
なんともいえないアンバランスさをかもし出しています

そもそも大前提として
どこもかしこもとにかく物が多すぎるので
最初のうちは
一生片付けられない呪いの館か魔の巣窟かと
気が遠くなりそうでしたが

少しずつ過去3世代にわたる苦労話や武勇伝を聞いたり
古い写真を見たりしているうちに

山のように溜め込まれた無駄としか思えない品々や
手の施しようがないくらい老朽化の進んだ部位に対しても
不思議と愛着がわいてきました

古民家マジック…

ですかね?





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