ほぼ一週一ネタgoo

2016年の投稿を最後に滞っていたブログを提供元の閉鎖を機に引っ越し。今後の更新は不明瞭。

ふと気がつけば

2009-03-28 17:31:00 | 芝居
年度末です。で、俺の誕生日です。出産間近の劇団員Sの予定日は昨日だったのだが、まだ生まれてこないらしい。俺としては、同じ誕生日を狙っていたのだが(まあ、俺が狙うわけじゃないんだけど)今日もまだ生まれたとの報告はない。

そんな誕生日で43歳になってしまったわけですが、どうも心持ちは20代前半とそう変わっていないなぁと、つまり、成長していないってことなんですが。

で、今日は、俺が自分から言い出すまで、家族の誰一人「おめでとう」と言わなかった。まあ、まだ午前中だったからね。つい我慢できなくて俺も自分から言っちゃうからね。でも、俺も色々忘れるからね、責めたりはしないのよ。

いじけるけど。

先ほど、コトナコナタの芝居を観、同じくらいの年頃の自分の作品を考えてみる。宙ぶらりんな状態というか、先の見えない状態とか、そういう焦燥感、あるいは、閉塞感というものは、いつの時代もそう大きくは変わっていない。

今回劇作のNくんは、これから期待。自分の中にある題材と、表出がまだフィットしていない印象を受けた。まあ、そんなのはこれから書き続けられればいずれ見つかるんだけど。

ショックを受けた題材を自分の中に取り込んで、ある程度加工できたのだが、それが峻烈な印象を残すところまで行っていない。反射的にこの事件を書いてしまった、というような感じではなかったので、もしかしたらもう少し熟成が必要だったか。

いつの間にか戦争が起こっていて、何となく戦争に行ってしまう、そして軽く人殺しをしてしまう、その軽さは軽さで良いような気もするのだが、その軽さが、終盤の殺人まで軽くしてしまったような気もする。

いずれにしても、正面からこの題材を取り上げようとした勇気は買える。これからもっと書いて欲しい。ただ、群像劇的な展開と題材の取り上げ方、それからどこら辺に自分の立ち位置を持ってきて、深く考察するか、まだまだ考える必要がある。俺なんかが想像もつかないようなものが見られたら幸せだな。

さて、今日は誕生日なのですき焼きでも食うかな。