ほぼ一週一ネタgoo

2016年の投稿を最後に滞っていたブログを提供元の閉鎖を機に引っ越し。今後の更新は不明瞭。

福来と来福

2023-12-04 15:55:47 | 

 仙北町駅前に福来屋酒店というお店がある。いろんな種類の日本酒を扱っていて、酒好きのオレとしては、ときどき寄って、一升瓶を買わねばならないところだ。
 日常的に飲んだくれてるので、値の張るものはごくごくたまにしか買わない。出来れば一升2千円くらいで美味しいのがあれば嬉しいのだが、ここのところの物価高と、ちょいと前の消費増税で5百円くらいは値上がりしてる印象。いつでも寂しい懐具合と相談しながら、それでも福来屋酒店に行くときは、やや奮発しているのだ。
 そんな福来屋酒店で見つけた「来福」。これは茨城県筑西市というところで造っているお酒で、実は茨城県出身のオレにとってもなじみのある酒蔵である。平成の大合併で筑西市になったので、昭和の時代に故郷を去ったオレとしては、住所にはあんまりなじみがない。旧住所だとどこかと調べてみると、真壁郡明野町。確か高校の頃、剣道の練習試合かなんかで行って車酔いしたところだ。
 そんなところで造られている「来福」では、オレの出身地坂東市(旧岩井市)に、かつて一軒だけあって、2011年に廃業してしまった大塚酒造の「秀録」を復刻させている。 とまあ、そんな縁もあったので「来福」を購入。しばらく故郷の味を楽しむことにした。
 「福来屋酒店」で「来福」を買う。これは福が舞い込んできそうだぜ!

 そういえば岩手でも、久慈に「福来」というお酒がある。「オールいわて」の酒なんていうのもあって、銘柄は「北限の海女」。米も水も酵母も麹も岩手産。酵母の名前は「ジョバンニの調べ」麹は「黎明平泉」。これは一度飲んでみなければいけないだろう。

 そういえばパート2、茨城にも久慈という地名があって、奥久慈シャモなんていうのが有名だったりする。オレの地元からはアクセスが非常に悪いので、まだ行ったことはないのだが、岩手の久慈はそれと比べると、盛岡からとてもアクセスが良いので、ときどき足を運んでいる。多分なんか関係あるんだろうなと思うんだけど、それはまあ、後で調べてみよう。


ベアレン祭りに行く

2023-09-25 14:42:46 | 

 遠野取材の翌日、ベアレン祭りに行った。

 オクトーバーフェストと言いながら、実際はセプテンバーである。何しろ10月になっちゃうと、盛岡は外でビールという気候ではなくなってしまうからねぇ。
 そんなベアレンビールは今年で20周年だそうだ。最初ドイツのマイスターを招いて5人で始まった小さなクラフトビールのブルワリーが、今や全国でも有数の出荷量と知名度を誇っている。
 この、オクトーバーフェストも、恐らく一番最初の頃から行っている。運営も手探りだったので、最初の頃はいろいろと混乱があったような気がする。何しろトイレが少なかった。裏手のレンガ造りのアパートのトイレを開放していたのだが、結構行列が出来ていたと思う。そんな時代もあったのだが、今は日ごとの入場者数もトイレの数も、座席数も大きな混乱なく運営されている。
 当初、おつまみは持ち込みだけだったのだが、今は出店もあり、手ぶらでも満足出来る。とはいえ、ウチは長年の習慣みたいなもので、おつまみをいくつか作って出かけるのだが。 自宅から北山の工場まで、歩いて20分くらい。去年はうっかりチケットを忘れて4号線まで歩いた後、戻って自転車で行った覚えがある。
 オクトーバーフェストはオリジナルジョッキ付きなので、毎年のようにジョッキが増えている。コレクターではないが、捨てることもない。当然たまっていく。カミさんと2人で行ったりするもんだから、家にはベアレンのジョッキが20個くらいある。全部揃ってるわけでもないからアイテムとしては中途半端なのである。そしてきっとこれからもジョッキが増えていくのだろう。ああ、どうしよう。
 前回行ったときは、本宮あたりから来ている若いカップルと隣り合わせになり、酔いが回る頃には何となくお話ししたりしていた。大体ここに来ると、知らない人と喋ったり、知り合いに会ったり、ということが当たり前のようにある。それがまた面白かったりするのである。
 今年は・・・啄木記念館館長のMさんと、そのお友だちのOさんに会った。おつまみをシェアしたりして、楽しく飲んだくれた。


(無題)

2016-06-05 20:41:00 | 
「食楽日和」というのは、盛岡の浅沼醤油店のアンテナショップだが、その、お店のお祭りがあった。岩手日報に広告が入ってきて、そのチラシを持って行くと、粗品がもらえたりするってことだ。
子どもらが珍しく部活もない休日なので、一緒に行こうと誘ったが、全力で断られる。

仕方ないのでかみさんと二人で出かけることにした。高2の娘と中1の息子は、お留守番。昼も外で済ます予定だったので、子どもらには1000円置いてって、ピーターパンでも買って食べなさいと。まあ、家族でお出かけもそろそろ終了な感じだ。成長と思うが、一抹の寂しさもある。

んで、食楽まつりである。目玉は味噌詰め放題。これは、500円で750グラム入りのカップに、どんなに盛っても良いという大サービス企画。去年の最高記録は5.9キロ!

500円で5.9キロって。

んでまあ、申し込もうとしたら、大体二時間待ち。うーむ、待つのはめんどくさい。
早々にあきらめ、初夏のさわやかな空気の中、とりあえずベアレンビールと焼き鳥でおっぱじめる。
クラシックとアルトを飲み干し、アイスコーヒー100円を飲み干す。
エゴマ醤油ソフトクリームを食べ、フラフラと肴町方面へ。
ひとまずナナックを冷やかし、トイレを借りる。

しかしナナックも繁盛している。一階はいつ行っても盛況。
中津川の河原でなんかやってるっぽかったので、行ってみると、「盛岡大神輿祭」という垂れ幕はあったが、神輿は一つもない。
どうやら時間が悪かったようだ。
息子の白い靴下とか買わなきゃいけなかったらしく、みかわやへ。

みかわやは庶民の味方だな。

ナナックに取って返して、地下へ。もう一杯飲む気である。
松葉商店の醤油味たこ焼きと、ピザをつまみにハートランドビール。

ふと気がつくと、もう4時近い。飲んだくれた休日を過ごし帰宅は自転車を押して徒歩。
もうなんていうか老後気分だったね。

休肝日

2016-05-23 22:07:00 | 
二週間くらい前に、かみさんと月曜日は休肝日にしよう、といった矢先の先週月曜日は、モリシミの取材で、明彦と新沼さんと一緒に九十九草だったので、初っぱなから挫折。
実質、休肝日を設定してから初の休肝日。思う存分休肝させてやろう。
当初週二日という話だったが、まあ、最初はね、週一で、ということにして、休肝です。

これまでも、健康診断の一月前とか、二ヶ月前くらいから禁酒という生活を送ってたりするのだが(大体この話すると、それじゃ意味ないじゃんと言われる)、これからは日常から改めようというのだ。

まあ、飲んでる日でも、大体朝は、あ、今日は飲まないことにしよう、と決心するのは簡単で、その決心が揺らぐのは午後三時過ぎ。このあたりになってくると、まあいいか、って感じになってしまう。

とはいえ、禁酒月間の時は、まあ、なんとか我慢するんだけどね。その方法としては、夕食のごはんをきちんと食べる。一旦食事してしまうと「なんとしても飲みたい」という気分ではなくなる。空腹がね、酒を呼ぶのよ。

んでまあ、稽古入ってたりすると、7時から9時半までは稽古してるので、その前に軽く何か食べて、結局終わった後に、飲みながら食うことになる。
これがね、中性脂肪と肝臓の数値に直結してるだろうことは想像に難くないのだが、ついつい飲んで食ってしまうのよね。

稽古帰りにスーパーに寄ったりすると、お総菜だの刺身だのが、まあ半額で誘惑してくるわけだ。そんな誘惑にあらがえません。でも、毎日の散歩の甲斐あってか、体重は70キロちょっとで安定。体脂肪率は今日は18.8%、まずまずなのだが、内臓脂肪レベルは9。ちなみに最高は10。これだけは下がりませんね。

でもなんとか下げようと、ドローイン(お腹を思い切りへこませて三十秒キープ)とかはやってたりする。さて、今年の健康診断はどうなることやら。



角打ち

2016-05-07 09:22:00 | 
これまで何度か平興商店の前を通っていたが、実際寄れるタイミングで、通りかかることはそう多くなかった。とは言っても、何回かそういうタイミングはあり、時間もあるときもあったのだが、どうも怖じ気づいてしまうのだ。
50になるおじさんが怖じ気づくってのもどうかと思うのだが、怖じ気づいちゃうんだからしょうがない。

散歩がてら、前日5月4日に歩いたのと同じようなコースを歩く。
4日は、中1の息子を伴い、公会堂でやってる中川政七商店の岩手博覧会を見に行った。雨の中だったのに、こんなに繁盛してるのか? と驚くほどの盛況。こういう賑わいを芝居にもなんとか持ち込みたい。

その、公会堂からの帰り道も、平興商店のことが頭をよぎらなかったわけでもないが、子連れで角打ちっていうのも、ちょっとアレだなと思い、紺屋町は避けて通った前日。

こどもの日ということで、かみさんは子連れで暗殺教室を見に出かけた。で、俺が散歩で出かけると「まさかの満席で入れなかった」というメール。「そんなこともあるんだ」と驚きながらも、俺は徒歩で内丸あたりを目指す。

わずかにぱらつく雨を気にしながらも傘を持たずに出かけた。最初の目的は、大手先のギャラリーCyg。アートブックターミナルという企画展で、うちの劇団の拓さんが、作品を出しているのだ。
こういうヤツね
https://www.facebook.com/%E3%81%97%E3%81%BF%E3%81%98%E3%81%BF%E7%94%BB%E5%BB%8A-954191291281827/?fref=ts

あとで聞いてみたら、広野君も出していたという。うっかり見逃した。一通り見て、ゼミナール斎藤君の台本まで出ているのも横目で見ながら、内丸園地の屋台を見る。昨日はここで、息子に黒糖タピオカ入りマンゴーミルクを買った。今日は店が多少入れ替わっている。
すでに完売のところとかもあり、驚く繁盛ぶりだ。

それから行列の白龍の前を通り過ぎ、肴町あたりを目指す。雨が多少気になってきて、屋根のあるところに行きたかったのだ。

肴町アーケードは子どもの日イベントをやっていて、ここもそれなりに賑わっていた。
お隣の一家に出会ったり、東家の社長が疲れ切ってるところに話しかけたりしながら、じわじわと紺屋町の方に近づいていった。

最初からそれを目的にしてたわけではないが、身軽であとの予定もない日である。思い切って昭和レトロの引き戸を開けた。
NHK杯体操選手権のテレビの音が響く店内。手前の方にテーブルと丸いすがいくつか並んでいて、冷蔵ケースがあり、その奥にも席があるようだ。
ちょっと見たことないものを飲んでみたいので、冷蔵ケースをじっくりのぞき込む。
菊の司平井六右衛門そのまんま、とかすみにごり(だったかな?)が気になる。
しばらく考え込んでから、かすみにごり(だったような気がする)を選択。
「席はどこが良いですか? 奥もありますし、テレビの見られるところもあります」とおばちゃんが優しく教えてくれる。このあたりで、だいぶ緊張がほぐれてくる。
「んじゃ、テレビのあるところで」
NHK杯体操選手権がちょっと気になっていたのだ。
斜め向かいには、常連さんと思しき、白髪にキャップをかぶった柔和な表情の紳士。三角フラスコを前に、ちびちびと飲っている。
(三角フラスコ?)
聞いてみようと思ったが、なんとなく店内を見回しているうちに、燗酒の大きいのが三角フラスコだということがわかった。
一升瓶からかすかににごった酒が、コップになみなみと注がれる。最初は口から迎えに行く。菊の司らしいしっかりした味わい。そこに濁りが相まって、飲み応えがいや増している。

次第に酔いが回るほどに、はす向かいのおじさんとの話もちょこちょこと。趣味が山菜採りであるとか、茨城にちょっと縁があるとか、そんな話。
2杯目に亀の尾を頼む頃には、一つ席を空けたところに、どうも地元の人じゃないっぽい人がやってきたり、さらに隣の席に、女性二人組がやってきたりと、昼間からそれなりに賑わっている。

2杯目を飲み干す頃には、さらに常連の親父が勢いよくやってきて、高校野球を見てきた話などをまくしたてる。二言三言言葉を交わして、そろそろと席を立った。

表に出るとまだ明るい。

千鳥足になるほどでもないが、全くしらふってほどでもない酔い心地でふらふらと帰宅の途についた。そのうちまた寄ろう。今度はイワシの蒲焼きの缶詰でもつまみにしよう。