ほぼ一週一ネタgoo

2016年の投稿を最後に滞っていたブログを提供元の閉鎖を機に引っ越し。今後の更新は不明瞭。

賢治の旅4

2022-11-28 15:31:31 | 旅行

賢治の旅の最後である。あ、いや、まだもう一回撮影があるので、旅は続く。とはいえ、次の撮影は東京周辺のスタジオの予定なので、旅でもないからやっぱり最終回で良としよう。

京都の宿を出発すると三条大橋へ。早朝6時からだというのになんだか人が多い。どうやら時代祭で夜通し呑んでいた人たちがそこら辺にまだたくさんいるようだ。主に若い人たちの集団が多い。しかも、道路にゴミが散乱している。こんなに汚い京都は初めて見た。とはいえそんなところは映さないので、映像の京都は美しいであろう。

ここでは三条大橋を渡る賢治と政次郎を撮影。すぐそばには当時賢治たちが泊まった旅館があるようだ。建て替えられてはいるものの、当時の場所で旅館も営まれているらしい。高いらしいけど。

撮影が終わると、橋のたもとにあるローソンで朝食を買い、車中で朝食となる。

そのまま奈良へと車を走らせる。高速道路を通るのだが、その名前が京奈和自動車道という。京都から奈良を通って和歌山に至る高速道路だ。岩手の広さに慣れていると、関西方面はすぐに隣の県になったりする。コンパクトというかなんというか、観光するにしても移動するにしても、かなりいろんなところに行ける可能性がある。とはいえ渋滞もつきものだったりするので、それなりに時間はかかるのだが。

まずは興福寺の五重塔を見上げる賢治と政次郎。

それからちょっと移動して階段を上がったりするのだが、何しろ奈良である。野良鹿、いや、野生の鹿がそこら辺を闊歩しているのである。爆音の車もものともせず道路を歩いている。で、階段での撮影の時、たまたま、そばで佇む鹿がいて、良い感じに映り込んでくれた。

ここから奈良国立博物館に移動し、どうやら当時からその博物館はあったらしい。奈良国立博物館の沿革については以下をどうぞ。

https://www.narahaku.go.jp/about/

とにかく奈良は国宝だらけで、そこら辺に国宝があるもんだから、国宝なんて珍しくない。みんな国宝を背に散歩したり通学通勤したり、日々の風景を見たりしているわけである。国宝のありがたみがあんまり感じられなくなるんじゃないだろうか。

てなことを心配しながら、最後の撮影地は法隆寺。法隆寺の中の方は、けんもほろろに撮影を断られたらしく、とりあえず法隆寺の見えるところで撮影。修学旅行で来たなぁ。薬師寺の坊さんは「薬師寺は屋根が六つで三重塔」とか言ってたっけなぁ、などと思い出しながらそこで撮影終了となり。いろいろと後片付けをして、着替えて京都駅へ。めでたく賢治の旅は終了となった。

新幹線のホームから見えた京都劇場。京都駅には観光客がたくさんいて、外国人もだいぶ戻ってきているようだった。柿の葉寿司なんかを買ってもらって、車内でお昼。観光地を巡ったがまったく観光しないという弾丸ツアーであった。


コロナは治ったようで

2022-11-24 16:12:15 | 健康

医療機関にかからず、医療用の抗原検査キットで陽性が判明し、陽性者登録センターに登録した。すると何があるのかというと、毎日ショートメールが来て、リンクに飛び、その日の体調や体温を入力するわけだ。

12日には熱も下がり、実質発熱していたのは2日間。経験者の話を聞くと、ここから再度発熱したり、とにかくしつこいらしい。しかしながら個人差が大きく、果たしてどうなることやらと思っていたが、熱が再度上がることはなかった。

その代わりといっては何だが、鼻水→粘度の高い鼻汁となって普通は治るのだが、これが繰り返す。鼻水→粘度の高い鼻汁→鼻水→粘度の高い鼻汁。日々症状そのものは軽くなっていく。そして咳も残るが、同様に日々症状は軽くなっていく。しかしながらなかなかスッキリとは行かない。

そうこうするうちに、発症を0日として7日間の療養期間が終了。その間カミさんは帰宅せず、大船渡に宿を取ってほぼ二週間。濃厚接触者はゼロである。唯一の濃厚接触者は我が家の愛猫「サチ」だけ。

ちょっとピンぼけ。

倦怠感も味覚嗅覚の異常もなく、その点ではラッキーだった。過ぎてみるとあっという間の療養期間であった。療養期間が過ぎると、病状確認のショートメールも来なくなり、後はご勝手に、みたいな感じになった。

しかしながら、今日になっても咳が少し出るし、喉の違和感みたいなものはある。まあ、そのうち治るだろうから、というか、もうなんかそういうもんだよね。


コロナになっちゃいました。

2022-11-11 19:52:00 | 健康

コロナになっちゃいました。かかった経緯はまあ省略し、もしかしたらと思ってからの経緯を書いてみよう。

普段からのどがイガイガしていたり咳が出たり、うすく頭が痛いというのは日常なので、疑うのが遅れた。確認したのは昨日の木曜日。恐らく感染は日曜日。3日の潜伏で顕在化した感じである。

火曜日まではほとんど自覚症状はなく、熱もなかった。午後から三つの会議というか打ち合わせというかをしたのだが、夕方、共演者がコロナになったという連絡が入り、ひょっとして、と考え「オレに近づかない方が良いよ」とか言っていた。とはいえその日も熱を測っても平熱だった。

水曜日午前中にナレーションに行ったとき、どうも気管の奥の方からこみ上げるような咳が出るなと思っていたが、普段とそれほど変わっているという印象がなかったのでさほど気にしていなかった。当然熱もなく、平熱だった。しかし万が一と言うこともあるので、金曜日から行く予定だった高校演劇宮城県大会の事務局に連絡を入れた。去年に続いて審査員を務める予定だったのだ。

寝る前に念のために体温を測ったが平熱。さてその夜。

どうにも寝苦しい。暑いような寒いような、汗も出るがそれでスッキリするわけでもない。浅い眠りでうつらうつらしながら「これは発熱してるな」と思ったのだが、めんどくさかったので熱は測らなかった。しかし、ここでほぼ確信していた。「こりゃかかったなと」汗で濡れたシャツを脱ぎ、汗取りにバスタオルを掛けてからフトンを掛け、さてどうなるかなと朝を迎えた。

とりあえず、検査をせねばならぬと最初に電話してみたのは24時間受付の岩手県の受診・相談センター。予想通りつながらない。何回かトライするものの、無情に「プーップーップーッ」と話し中。久しぶりにこの音聞いたような気がする。もうちょっと回線多ければなぁと思ったけど、まあ仕方ないので、一番近所で、かかりつけとは言えないけれどかかったこともある病院に診療開始を待って電話してみた。

コロナ対応の医療機関は、他の医療機関からの紹介、または相談センターからの紹介、つまり、紹介のみ取り扱うところ、かかりつけ患者のみ取り扱うところ、個別相談に応じるところと分かれている。もちろん、その全てを取り扱うところもあれば、一つだけのところもある。幸いうちの近所のその病院は、個別相談にも応じてくれるというので、安心して電話を掛けたのだ。

しかし、結果が出るのが遅いのだという。即結果が出てくれないと、明日金曜以降の審査員予定をごめんなさいするのに当日になってしまう。それは避けたい。急ぎであれば他の医療機関を相談センターに紹介してもらうと良いのでは、と助言をいただので、また相談センターに掛けるのだが、案の定「プーップーップーッ」である。これはどうしたらよいのだ? ふと、その下の方にあるコロナ全般の相談を受ける番号に掛けてみた。

つながった!

これこれこういうわけでと事情を話したが「すぐ結果が出る医療機関は把握していない」とのことで、となると、片っ端から医療機関に電話を掛け、早く結果の出るところに行けば良いのか? とまあそんなことを丁寧な言葉で聞いてみた。すると、そうだ、という。

むー、どうすんべ? ここ18年でかかりつけているのは歯医者くらいで、普通の医療機関だと整形外科、子どもの小児科くらいである。とりあえず近所のお医者さんから電話を掛けてみた。どこもコロナは飛び込みではなく、事前に電話連絡をしてから来院するようにという但し書きがあるのである。その受診・相談センターのホームページに。

3つくらいであきらめた。全部話し中である。

次の策は・・・。薬局の抗原検査か。というわけで最もなじみの三ツ割の○王堂に行ってみた。診断に使えるのは医療用の抗原検査キットなのだが、ここにあるのは研究用。つまり診断には使えない。出る前にちゃんと調べれば、医療用の抗原検査キットが置いてある薬局が書いてあるのだが、そこら辺を省略したのでこういうことになった。というわけでスマホで調べ直して、次になじみの愛宕町の○ルハに行った。

薬を売っているところにいたお兄さんに聞くと、調剤薬局の方で売っているという。ここまで大体事実を淡々と書いているが、途中何度も心が折れかけた。でも、診断を受けないわけにはいかない。何しろ金曜日からの予定に関わってくるわけだから。知らんぷりして行っちゃうわけにはいかない。

ようやくたどり着いた薬局で、抗原検査キットを買おうとするのだが、それがまた3種類ある。鼻汁用が2つ、唾液用が1つ。唾液の方が簡単かなと聞いてみると、唾液は取りやすいが、下準備の手順が多いらしい。そんなわけで、鼻汁用を購入。ちゃんとやり方の説明を受けないといけないらしく、一通り説明を受ける。こういうのはちゃんと聞かないで、思い込みとかうっかり手順を間違うとかすると、ちゃんとした結果が出ない。

というわけで、立て板に水で説明するお姉さんに、ときどき質問を挟んで、きちんと理解する。帰宅する前に週刊モーニングを買って、帰宅後に心を落ち着けて、検査にかかる。

検査キットには細かな部品があったりする。こういうときにネコは目ざとい! 面白そうなおもちゃだ! と目を輝かせるのである。その妨害に苦慮しながら、鼻に綿棒を2センチ突っ込み、鼻汁が取れるまで5回ほど回す。鼻汁の着いた綿棒を薬液の入った3センチほどの細長いプラ容器に突っ込み、鼻汁を搾り取るようにプラ容器を指で挟み込む。そして何回か搾り取った後、ふたをする。このふたは先っちょがとんがっていて、そこから鼻汁混じりの薬液を検査キットに滴下する。あ、3滴ね。と新たな記述に気づき、追加の2滴。一段落でこんなに鼻汁と書いたことはないしこれからもないだろう。

「1分くらいで結果出るんですけど、正確には15分から30分の間に確認してください」とお姉さんの言葉を思い出す。

見事な陽性である。週末の予定がなくなった。そして、来週の予定もかなりなくなる。各所に連絡しなければならない。残っているのはZoomの会議だけである。

さらに陽性者登録をする。医療用の抗原検査キットを使って自分で検査をしたら、陽性者登録も自分で出来るのである。それには免許証とか保険証の表裏の画像と、上記の画像、住所氏名などの基本的な情報を入力しなければならない。でまたこの登録をすると、厚生労働省からショートメールが入り、病状を登録する。いずれにしても面倒である。まずログイン情報を登録し、メールが来る。そのサイトに接続し、ログインする。当然パスワードも必要。その際HER-SYS IDなるものも必要らしいのだが、これがどこにあったかわからない。

ここら辺でも心が折れかける。

ハタと思いついて、ショートメールを見ると、果たしてそこにHER-SYS IDの文字が! 8桁の数字である。ショートメールにリンクがあればよく見ないでリンクに飛ぶわな。

とにかく確定診断から登録まで、途中でイヤになる事が多かった。まあめんどくさいのだな。

肝心のコロナの症状はというと、昔かかったインフルほどの辛さではなく、熱も37.5℃程度。気管の奥の方からこみ上げるような咳がときどき、鼻水も出る。のどはさほど痛くない。木曜の夜は、寝汗をかく前提で、着替えを枕元に準備し、タオルケットをフトンの下に掛けた。

ただ、熱が上がって、下がればOKみたいな感じではなく、何回も繰り返す感じ。大体鼻水たくさん出たあと、だんだん鼻汁が黄緑っぽい粘液状になって軽快していくのだが、そうなったと思ったらまた鼻水が出る。恐らくこれを繰り返しながら治っていくのだろう。いずれにしてもしつこいようである。

まあしばらくは自宅療養ですな。

 

 

 

 


賢治の旅3

2022-11-09 14:44:44 | 旅行

昼食はカレーを食ったのだが、建物の中が暑かったので、外のテラスで食す。ADの彼が気を遣って、一緒に外で食べてくれた。彼はオーストラリアハーフで、留学というか大学を1年休学してオーストラリアに行き、就職していたという。二重国籍をもっているから出来る技で、帰国後大学を卒業して新卒1年目だそうだ。

新卒とは思えないほど動きが良く、1年就職していたというのがなるほどと感じられる。

午後の1発目は、比叡山に向かう途中の山道。山道を歩き、延暦寺に向かうところだろうか。林道っぽいところを何度か歩いてOKとなり、延暦寺へ。

車で行くには有料道路を通らなくてはならない。昔小岩井に行く道路も有料だったが、今は無料だ。賢治が延暦寺に行った頃にあった建物はいくつか残っているらしい。国宝「根本中堂」は改修中で、シートがかかっている。そのため、撮影ポイントは、大講堂。

賢治がここを訪ねたという看板や石碑もある。

しみじみと風情の良い建物がたくさん。

この日の撮影は比叡山で終了し、一路今夜の宿、京阪グランデを目指す。

比叡山の有料道路は、帰りに全額を支払うシステムで、料金所で係の人が「普通車1700円、えーと、何人乗りですか?」と聞かれ、運転手さんが「11人乗りです」と答えた。すると料金所のおじさんは「あ、そうなると4000円です」とのこと。

一度1700円と聞いてからの4000円はどうしても高く感じる。まあそれはしょうがない。

ホテルのロビーは、ちょっと見たことがないというほどの混雑ぶりで、旅行支援などが始まった影響を強く感じた。

夕食は、なぜか屋上でやってるバーベキューで、8人のところ、7人分しかなかったのだが余ってしまった。なんか京都の人はバーベキュー好きらしい。と、奈良の撮影スタッフIさんが言っていた。さすがに盛岡では、この時期に夜の屋外バーベキューを楽しめない。いや、楽しむ人もいるだろうけど寒い。

部屋でテレビを見ていると、この日は京都三大祭りの一つ「時代祭り」というのをやっていたそうである。寡聞にして知らない。京都三大祭りというのも聞いたことがない。とはいうものの、京都あたりの人が盛岡のさんさ踊りを知ってるかというと、多分知らないだろう。まあ、そんなお祭りがあったために混雑っぷりがとんでもなかったのだろう。

三大祭りの他はというと「葵祭り」「祇園祭り」だという。さすがに祇園祭りは知っているが、葵祭りは聞いたことがなかった。

明日も朝は早い。(まだ続く)