ほぼ一週一ネタgoo

2016年の投稿を最後に滞っていたブログを提供元の閉鎖を機に引っ越し。今後の更新は不明瞭。

物欲

2023-11-29 07:28:12 | エンターテイメント

 「最近欲しいものがないねー、あんまり物欲が無いね」
 「そうだよなぁ」
 などとカミさんと話していたのだが、SNSやネットの広告で、なぜか「サウンドバー」なるものが出てきた。物欲が無いねと言った舌の根も乾かぬうちに、むくむくと物欲が沸き上がってしまった。
 ついついテレビは見てしまう方である。YouTubeなども見ることは見るのだが、なんというか、いちいち操作したりするのが面倒なので、流しっぱなしで勝手にやってくれるテレビの方がそこらへんは楽なのだ。
 アマプラとHuluはカミさんが入っていて、映画やライブの動画なんかも見られる。最近の映画ではドルビーアトモスとかいう技術で音響設計をしているらしく、サウンドバーでは、そんな立体音響もある程度再現出来るらしいのだ。
 価格帯は1万円くらいから10数万円するものまで、サブウーファーまでついてるものもある。そんな中から、いろいろとネットでレビューを漁り、最もコスパが良さそうで、手の届く価格のDENONのDHT-S217というのを買ってみることにした。
 DENONは、今はデノンと発音するらしい。オレくらいの年齢のおじさんにはデンオンの方がなじみ深い。古くからの音響メーカーで、1980年代あたりのスピーカーなどはかなりヒットした商品もあったはずだ。
 家庭用のオーディオ機器は、アナログからデジタルへの進化もあり、デバイスの様相もすっかり変化している。昔は、アンプ、CDとカセットのデッキ、ラジオのチューナー、アナログのレコードプレーヤー、それにスピーカーを配線でつなぎ、スピーカーには下駄を履かせた方がいいだの、レコードプレーヤーの置き場所には重い土台が必要だの、無茶にこだわれる、趣味性の高いものだった。
 そんな時代と比べると、ずいぶん手軽にハイクオリティな音を手に入れられるようになった。そして、スペースも取らない。そんなサウンドバーが欲しくなってしまった。
 物欲が湧き出してから買う決定をするまでほぼ半日、検討に半日、物欲が無くなっているというのは錯覚だったようだ。
 で、今のテレビは、なかなか良い音で鳴っているのだ。そして気づいたことがある。結構テレビっていい音出してたのね。それがまあ、大体2週間前くらいのことである。


パンク

2023-11-21 11:28:44 | 家庭

 カミさんが大船渡から帰ってくる途中、大迫あたりで急にハンドルを取られるような感じがしたらしい。その前の週にスタッドレスタイヤに交換していたので、もしかしたらボルトが緩んだかも知れない、と思いながら、その夜に出かける用事があったので、その車で出発してみると、やはり明らかに挙動がおかしい。
 大迫でハンドルを取られながらも、なるべくゆっくり走って盛岡まで帰ってきたというのだが、なんか走るとガタガタするのである。慌てて家まで戻って、オレの車に乗り換える。とりあえず原因究明は翌日にすることにした。
 この週末17日は「アカシアの雨が降る時」を見て、18日は「月いちリーディング東北2023」、19日は岩手芸術祭戯曲大会で長田育恵さんの自作解説ワークショップと、オレの予定は立て込んでいて、カミさんも18日は実家の様子を見に行くということになっていた。 
 んでまあ、17日、芝居を見終わって帰宅してからは、車の様子を気にする時間でもないのでそのままにして翌朝。集合が9時半なので、そこまでの間に何とかしようと、カミさんの車を見に行くと、右後ろのタイヤがプシューっとつぶれている。
「あ、パンクだ」
 なるほどなるほど、パンクだったのか。それにしても良く盛岡まで保った。パンク修理が出来るかも知れないけど、走ることは出来ないので、一本だけノーマルタイヤに交換。とりあえず走ることは可能になった。まだ雪もないので、さほど問題はないだろう。
 取り外したタイヤを見ると、走行面に亀裂が入っていた。釘など、小さな穴の場合はパンク修理も可能なのだが、亀裂だとどうだろう? 2センチくらいはある。何かの金属片が刺さったのだろう。しかしホントに良く保った。
 カミさんは、仙台への道すがらディーラーに連絡をし、翌日の日曜日に持ち込もうとしたら、すでに一杯だったので、早めに帰ってきて、その日のうちに持ち込むことになった。季節柄、タイヤ交換の依頼も多いのだろう。とはいえ土曜日の夕方に空きがあったのは幸運である。
 やはりパンク修理は不可。一本だけ新品に換えると具合が悪いので、全部交換とすると大体8万円! しかもすぐには用意出来ないようだった。・・・うーむ、8万円・・・。 すると、ディーラーの人が気の毒に思ったのか、タイヤ屋さんを紹介してくれたという。それは北山の4号線沿いのタイヤ流通センター。ちょくちょく通りかかるが、入ったことはない、こぢんまりとしたお店だ。単にこぢんまりしているというだけではなく、わりと看板とかも古びていて、ちょいと妖しい雰囲気の漂うお店という認識だった。
 そんなお店に相談したところ、同じタイヤではないものの、メーカーは同じで、グレード違い、減り方が同じくらいというタイヤを一本だけ交換してくれることになった。
 するとスタッフがサササッと作業を進め、あっという間に交換してくれたという。作業時間にして10分くらい。しかもそのお値段、なんと3300円!
 8万円と3300円! この差は大きい! もはや感動の域である。
 そんなわけでパンクも直り、ホクホクで帰宅したというカミさん。次のタイヤは絶対にそこで買おうと決心したのであった。ついでにオレも。


サ活

2023-11-09 11:26:40 | 温泉

 ここ1年くらい、ほぼ週一でサウナに通っている。空前のサウナブームに乗っかってるみたいだが、実際そうなってるから仕方ない。はい、はやりに乗ってます。
 元々はそれほどサウナが好きだったわけではなく、温泉行ったときなどに、サウナがあれば入ってみて、水風呂も入って、まあそれで終わり、みたいな入り方だった。
 それが週一で入るほどになったのはなぜか?
 空前のサウナブームの火付けとなったのは「サ道」というマンガだと言われている。「サウナー」「サ活」「整う」「ロウリュ」「アウフグース」などのサウナ用語をポピュラーにしたマンガだ。
 ストーリーらしいモノはあまりなく、主におっさんたちがサウナ入って整う、というだけなのだが、実写化までされてしまっている。「孤独のグルメ」などもそうなのだが、おっさんがただただ食べてたり、サウナで整ってたりするものが不思議なヒットになっている。まあ、大体こういうのを実写化してしまうのはテレビ東京だったりする。
 「孤独のグルメ」も、最初は他局に持ち込まれた企画だったらしいのだが「そんな、おっさんがただ食ってるドラマが売れるわけない」という至極当たり前のご意見から却下され、テレビ東京に持ち込まれたらしい。
 まあこういう話は至る所にあり、映画「おくりびと」も「納棺師が主人公? そんな辛気くさい映画当たるはずがない」と、なかなか実現しなかったらしい。「孤独のグルメ」も「おくりびと」も、結果大ヒットといっても過言ではないことになっている。
 何しろ「孤独のグルメ」は、Season10まで続いていて、大晦日スペシャルなども毎年作られているし、「おくりびと」は、そのヒットのおかげで、閉館するはずだった盛岡ピカデリーが復活し、今も健在なのだから。
 ちょっと脱線した。サウナの話である。
 サウナで重要なのは「休憩」だったのだ。サウナ~水風呂~休憩。以前はこの、休憩をしていなかった。それを教えてくれたのが「サ道」なのである。マンガによると上記のサイクルを3回くらい繰り返すと、多幸感が訪れたり、世界が輝いて見えるなど、スピリチュアルな体験が出来るらしい。それらを総称して「整う」ということなのだそうだ。
 オレ自身はそこまでのことはないのだが、休憩を取ると、かなり爽快になる。椅子に座ったり、寝椅子に寝転んだりして休んでいると、うたた寝しちゃったり、ビクビクッっと目覚めたり、そんなこんなで、リフレッシュ出来るのである。
 最初は水風呂の温度が低いと、結構辛かったものだが、だんだん慣れてくると、ぬるい水風呂だと物足りなくなってくる。大体そういうものだそうだ。これから冬場に入ってくると、場所によっては一桁の温度になってる水風呂もある。これなんかは入ってると足がしびれる感覚があったりして、さすがに長居は出来ない。それもまたよしなんだけど。
 もちろん、夜は良く眠れるし、ちょっとした疲れは抜けるような気もする。そんなわけでここ1年くらいは週一でサウナに通っているというわけだ。で、サウナの直後は血圧が下がる。これが目に見えて効果的なところかな。