こうタイトルを書くと、色っぽい話かと思われるかも知れないが、全くそんな方面の話ではない。新年初温泉に行ったときの話である。
10日はユートランド姫神のポイントが5倍デーだったそうで、混むんじゃないかな、と思ってはいたものの、ポイント5倍の誘惑に抗えず、足を運んでみた。どうして人はポイント○倍デーに弱いのだろう? 近所の生協でも、アネックスカワトクでも、なんで今日こんなに混んでるんだろう? と思ったときには大体ポイント○倍デーだったりする。オレはたまたまそんな日に当たっただけで、狙いを定めていくことはあんまりない。この日もたまたまである。とはいえ避けて他のところに行かないあたり、ポイントの誘惑に負けている証拠である。
ユートランド姫神の駐車場が一杯になることは、考えられないのだが、それなりに混雑を感じられる状態。盛岡市民割でポイントカードを差し出すと、あっという間に一杯になり、次回は無料で入れることになった。ラッキー。
浴場に入ろうとしたら、「ピンポーン、ピンポーン」みたいな音が響いてきて、カウンターのお姉さんが慌てて「どうしましたー!」と声をかけながら、男風呂の方に駆け込んで行き、すぐさま引き返してきた。「何かあったか?」とはいえあまり気にせず『男湯』ののれんをくぐる。
脱衣所も結構混んでいたが、浴場に入ると、確かに混んではいるものの、浴槽が芋洗い状態というほどではない。ふと見ると、バスタオルをかけて、横になっているおじさんがいる。傍らには職員と覚しきお兄さんが、ペットボトルの水を持ってアタフタしていたので、あ、さっきのピンポンはこれか? と思った次第。状況はさほど逼迫していないようで、救急車を呼ぶような事態ではなかったようだ。
身体を流し、まずは露天に。イイ感じに雪がちらつき、露天日和である。しかも先客がいない。しばらくすると、おじさんがひとりやって来た。「あれ? さっき倒れてたおじさんじゃないか?」と思ったのだが、それほど確証は持てない。しかし、水のペットボトルを持っていたので、恐らくこのおじさんだったろう。立ちくらみ程度だったのだろう。ひとまず大事にならなくて良かった。
温泉もさることながら、最近の主眼は「サウナ」である。まずは温泉で身体を清め、十分に暖まった後、水風呂に入る。それから休憩を挟み、満を持してサウナに突入するのである。今日の水風呂は冷たい! 水温10度くらいだ。30秒くらいしか入ってられない。それは冬のサウナの醍醐味でもある。温冷交代浴と休憩を都合3回、これがオレのルーティーンである。
ここのサウナ室は小さめで、この日のように混んでいると、結構みちみちとなっていたりする。1度目はそうでもなかった。問題は2度目である。階段状に2列、4人並ぶとかなり窮屈である。そんなサウナに空席ひとつ。そこに滑り込み、汗が噴き出すのを待つ。 すると、後ろのおじさんが大きなため息のような、深呼吸のような、まあそんな感じで息を吐く。これはサウナに入っていると、良く聞かれるサウンドなのだが、それが真後ろから聞こえ、背中に息がかかってくると、これは気持ち悪い!
サウナの中なので、事実として「熱い吐息」がかかってくるのである。「ちょっとやめてくれよ!」と言いたくなったのだが、そんな勇気はない。
ただ、息する度に全部それではないので、かかってこないときもあるのだが、何回かに一度「ぷはぁーっ」と、熱い吐息がかかってくるのである。「上向いてくれ!」と念じるものの無駄であった。もう「早く出てってくれ」と念じる以外にない。
その念が通じたのか通じなかったのかわからないが、オレより先にその熱い吐息のおじさんは出て行った。すぐさま段を上がり、そのおじさんが座っていたところに移動。何となく背中を熱い壁に徐々に密着させ、吐息の余韻を消した。
ここ1年くらい、ほぼ週一でサウナに通っている。空前のサウナブームに乗っかってるみたいだが、実際そうなってるから仕方ない。はい、はやりに乗ってます。
元々はそれほどサウナが好きだったわけではなく、温泉行ったときなどに、サウナがあれば入ってみて、水風呂も入って、まあそれで終わり、みたいな入り方だった。
それが週一で入るほどになったのはなぜか?
空前のサウナブームの火付けとなったのは「サ道」というマンガだと言われている。「サウナー」「サ活」「整う」「ロウリュ」「アウフグース」などのサウナ用語をポピュラーにしたマンガだ。
ストーリーらしいモノはあまりなく、主におっさんたちがサウナ入って整う、というだけなのだが、実写化までされてしまっている。「孤独のグルメ」などもそうなのだが、おっさんがただただ食べてたり、サウナで整ってたりするものが不思議なヒットになっている。まあ、大体こういうのを実写化してしまうのはテレビ東京だったりする。
「孤独のグルメ」も、最初は他局に持ち込まれた企画だったらしいのだが「そんな、おっさんがただ食ってるドラマが売れるわけない」という至極当たり前のご意見から却下され、テレビ東京に持ち込まれたらしい。
まあこういう話は至る所にあり、映画「おくりびと」も「納棺師が主人公? そんな辛気くさい映画当たるはずがない」と、なかなか実現しなかったらしい。「孤独のグルメ」も「おくりびと」も、結果大ヒットといっても過言ではないことになっている。
何しろ「孤独のグルメ」は、Season10まで続いていて、大晦日スペシャルなども毎年作られているし、「おくりびと」は、そのヒットのおかげで、閉館するはずだった盛岡ピカデリーが復活し、今も健在なのだから。
ちょっと脱線した。サウナの話である。
サウナで重要なのは「休憩」だったのだ。サウナ~水風呂~休憩。以前はこの、休憩をしていなかった。それを教えてくれたのが「サ道」なのである。マンガによると上記のサイクルを3回くらい繰り返すと、多幸感が訪れたり、世界が輝いて見えるなど、スピリチュアルな体験が出来るらしい。それらを総称して「整う」ということなのだそうだ。
オレ自身はそこまでのことはないのだが、休憩を取ると、かなり爽快になる。椅子に座ったり、寝椅子に寝転んだりして休んでいると、うたた寝しちゃったり、ビクビクッっと目覚めたり、そんなこんなで、リフレッシュ出来るのである。
最初は水風呂の温度が低いと、結構辛かったものだが、だんだん慣れてくると、ぬるい水風呂だと物足りなくなってくる。大体そういうものだそうだ。これから冬場に入ってくると、場所によっては一桁の温度になってる水風呂もある。これなんかは入ってると足がしびれる感覚があったりして、さすがに長居は出来ない。それもまたよしなんだけど。
もちろん、夜は良く眠れるし、ちょっとした疲れは抜けるような気もする。そんなわけでここ1年くらいは週一でサウナに通っているというわけだ。で、サウナの直後は血圧が下がる。これが目に見えて効果的なところかな。
ここ最近行ったのは、ユートランド姫神とあねっこの湯。どちらもサウナがあり、温冷浴と休憩を繰り返すこと3回とか4回。風呂上がりに血圧を測ってみると、上が115下が70。優等生である。
先日の健康診断で測ったときにはこういう良い数値は出なかった。大体医療機関で測ると高く出るのだが、1回目は上が146下が99。立派な高血圧である。
深呼吸を2、3回して心を落ち着け、2度目の挑戦。すると上が125下が91。それでも下は高い。とはいえ上は20以上下がるんだからなんだかよくわからない。これでいいのだろうか? とか思いながらそれにしても下が下がらないなぁと。
んでまあユートランド姫神に行ったのは金曜日。現場で大汗をかくことはわかっていたので、そのあとひとっ風呂浴びてこようと思っていたわけだ。つまり三日のうち二日温泉に行っているということになる。
ユートランド姫神では血圧を測っていないのだが、あねっこの湯にはロビーに血圧計が置いてあったので、測ってみたというわけだ。つまり、三日のうち二日温泉に行って、温冷浴と休憩を繰り返すと、下の血圧も20下がると言うことだね?
つまりちょくちょくサウナに行けというわけだ。
ちなみどちらのサウナもドライサウナで、ユートランドにはテレビがなく、あねっこにはテレビがある。水風呂はユートランドが25度近くとかなり暖かく、あねっこも20度くらいとやさしい温度。もう少し低い温度の方が好みではあるが、冷水に長く浸かっていられるという気持ちよさもある。どちらも椅子が少なくて、冷水後の休憩にちょっと不便。
しかしあの、冷水後の休憩ってのを知ってから、まあ1時間半風呂にいられるね。
このあいだの土曜日は、カミさんが山形にライブを見に行くというので駅まで送り、どこかで湧水を汲んで、散歩して帰ってこようと思っていた。まだ行っていない秋津神社の湧水を目指したが、行ってみると車の回りにとんでもない数のアブや蜂が集まってきてしまい、とても車から出られる状況ではなかった。湧水自体もどのあたりかよくわからなかったのであきらめ、この間行った水分神社まで足を伸ばすことにする。
秋津神社で車を転回させたときに、後ろで「ゴリッ」と、イヤな音がした。がっかりした。しばらく車を走らせて、虫の襲撃がなくなったところで後ろを確認してみる。「あれ? 傷ないぞ?」ラッキー、マフラーにでもあたったのかな? なんて思ってたら、あとで確認すると、バンパーの下のところに傷が! まあやっちまったもんは仕方ない。そのうち何かでなんとかするかも知れない。
そんなこともありながら、水分神社で水を汲み、どっかで散歩をと、できれば日陰のあるところでと、4号線まで出てくると目の前に紫波の城山公園。あ、ここで散歩していこう。と麓の第四駐車場に車を停め、城山公園を上っていく。ここは高水寺城があったところだそうで、室町時代からの由緒があるようなのだが、江戸初期に廃城となっているという。今は桜の名所として知られている。
そんな城山を散歩しているとちょっとした小屋があり、ウサギとか烏骨鶏がいた。そんな中にこれがいた。
クジャクである。羽を広げて欲しいなと思ったが、威嚇かディスプレイかなので、ストレスをかけないと開いてくれないのであきらめた。
立木の切れている隙間から紫波の街とか、北上川も見えている。なかなかの場所である。
さて、今日からは夏組! 小中学生とともに演劇を作るのだ! コロナ下火になってくれないかなぁ。
ブログを始めた当初こそ毎日のように投稿していたのだが、ブログの引っ越し、その前には6年半も放置していたということもあり、タイトルを変えました。まあ週一くらいでぼちぼち投稿してみようと。
というわけでタイトルが変更になりました。中身は何も変わりませんので。
さて、ついでと言ってはなんだが、この間の土曜日に不動の滝に行ったことでもつらつら書いてみよう。目的は不動の滝ではなくて、前々から行ってみたかった「新安比温泉」。泉質が強食塩泉という、岩手県ではここしかないものだというのは前々から知っていて、いつか行ってみたいものだと思っていたりした。
高速を通る度に安代ジャンクションから看板が見えるので、それも気になっていた。
実は温泉の他にも目的があって、それは、長者屋敷清水でわき水を汲んでくること。ここしばらく、わき水を汲んできて、コーヒーとかお茶とかをいれることにしている。盛岡市内にも青龍水とか大慈清水、たたら清水、伊勢清水なんて言うのがあって、街中にも御田屋清水とか賢治清水なんて言うのもあって、それなりに楽しんでいた。で、ちょっと足を伸ばして見ても良いかなと思ったのだ。
先週、紫波の水分神社のわき水も汲んできたのだが、その回りの風情というか状況もしみじみと面白かったので、さらにあちこち行ってみようと考えたのだ。水分神社は、グーグルで最初に案内されたところが、とても清水が湧きそうにない田んぼに囲まれたところで、これはなんか変だぞと調べ直すと、山の方にもう一つあるみたいなのだ。
これは恐らく山の上の方が本殿みたいなもんで、そっちまで来られない人のために、平地に分殿みたいなかたちで作られたものなのだろう。
山の上の水分神社は、結構水を目当てに来る人も多く、ぽつりぽつりと車の出入りがあった。社の方には杉の巨木があって、深閑としたたたずまい。それがとても気持ちよかった。
この日の目的地は長者屋敷清水で、どうもここら辺は阿弖流為の出身地と言うことになってるらしい。長嶺神社があり、周辺は公園として整備されている。規模はそんなに大きくないものの、下草もきれいに刈られていて、大事にされている様子がうかがえる。お目当ての清水は大岩の隙間からわき出しているように見えて、この様子もまたなかなかのものである。
新安比温泉に向かう途中にお昼という感じだった。で、またここにきてグーグルで調べてみた。「麹屋もとみや」のお店に食事処があるらしい。
以前手作り味噌に挑戦したときに、ここの麹を買ってきたこともあった。盛岡でも売っているところがあるのだ。というご縁もあって行ってみたら、なんとお食事処は工事中! なんだよ書いといてくれよ! と思ったものの、とりあえずは売店を偵察。買うのは帰りだな。
で、またグーグル検索で「北の蕎麦屋」を目指すことにする。ここは北舘製麺直営の蕎麦屋さん。そこに至るまでの間に「不動の滝」のでっかい看板と鳥居を横目で眺めて通り過ぎた。このときはまだ「不動の滝」に行くつもりではなかった。
「北の蕎麦屋」は混んでいる割に提供が素早い! そば湯がセルフというのが珍しい。ここでざる二枚がセットになっている特ざるを食す。カミさんはとろろつけざるだったか。結構ボリューミーで、そのまますぐ風呂という気にならなかったというのが、不動の滝へのきっかけである。
日本の滝百選にも選ばれていて、駐車場から10分くらい歩くというのもなんだかちょうど良い。駐車場に着くと案外車がいる。さすがの日本の滝百選である。レストハウスと書かれている建物があるが、営業している様子はなく、フリーWi-Fiもあるようだが、なんだか上手くつながらない。そんな駐車場近辺の様子を横目に不動の滝を目指す。道が二本あって、一瞬どちらに行けば正解なのかと迷う。とりあえずは本道っぽい鳥居の方の道へ。勾配も緩やかで、足下もしっかりしているのでゆったりと散歩気分で歩く。途中桜松神社を通り過ぎ、次第に水音が聞こえて来た。
こんな感じである。いやあ見事なものだった。やっぱなんか滝は良いな。滝の下流に小さい橋があって渡ると、そのまま入り口で分かれた道につながっているようである。途中、ベンチが何カ所かにあったりしたが、あんまり使われている形跡はない。苔むしていたり枯れ葉が乗っていたりである。まあそんな風情も楽しみつつ少し汗ばんだところで、満を持して「新安比温泉静流閣」へ。
赤い湯である。舐めてみるとさすがの強食塩泉、しょっぱい。そして温まり方は尋常じゃない。スチームサウナ、露天風呂、屋外の休憩スペースなどもあって、満喫できる。最近のサウナブームの影響で、というか、漫画「サ道」を読んでるので、その入り方に従って、サウナ→水風呂→外気浴とローテーションし、外椅子でウトウトしていたらふくらはぎの内側をアブに食われた。もしかして虫刺されに効くかなぁと、温泉に入り、刺された部分をこすってみる。続いて温泉→水風呂→外気浴と行こうと思ったら、外のバルコニーでどっかの親父が仰向けに寝ている。
「アブに食われんじゃねえかなぁ」
と思いながら椅子に座ろうとしたら、寝ている親父は足を座禅のように組んだ。傍若無人のように見えてちゃんと人に気遣いが出来る親父のようだ。そしてまた外気浴でゆったりしてたら同じようなところをまたアブに食われた。最後に温泉成分を保持して上がろうと思って水風呂のあとに温泉にザブンと入ってから外に出たが、早々に戻ってまた温泉水をつけてこすってみた。
わりと効いたような気がする。
とまあそんな休日でしたよ。夜は稽古に行きましたが。
朝ゴミを出すために外の階段を下りたら、足下になんかの小動物の死骸がある。モグラかな? と、よく見るとネズミのようである。なんでネズミの死骸がこんなところに! ここでのたれ死んだというより、何者かがここに運んで、置いていった風情である。一体誰が? このような置かれ方はネコが獲物を捕ってきたときに見せに来るような感じである。猫の恩返しか? いやいや、近所のネコに恩返しをしてもらうほどのことは何もしていない。それとも、うちの飼い猫「サチ」への贈り物か?
ネコの必須栄養素を解析していくと、それは見事にネズミの組成と一致するという。なのでネコの最良の餌はネズミらしい。
多分ちょっと大きめのアカネズミ。
謎は深まるばかりだが、ゴミ捨てついでに袋に放り込み、そのままゴミステーションへ。
最近は目覚めるのも早く、掃除だの洗濯だのも済ませてしまったので、ふと思いついて川井方面へ行ってみることにする。その前に、ナレーションのお仕事があったので、それを済ませて出発は11時頃。
「里の駅おぐに」は、閉校した小国小学校跡地に整備された、売店と食堂、観光情報ステーションを兼ねた施設だ。106号線は、途中に自動車専用部分が入り込んでいて、まあそのおかげで宮古までは近くなったのだが、途中に立ち寄る場所は、道の駅やまびこ館くらいである。
里の駅おぐには、側道をさらにかなり奥に入り込んでいくため、ちょっと立ち寄るというよりは、そこを目的に行かないと、ちょっと行かないようなところであろう。そんなわけで、そこを目的に行ってみようと思った次第。
この他、宮古に行く途中に必ず目に入り、興味深いが、これもなかなか立ち寄れない「横沢温泉 静峰苑」にも行ってみようと考えた。ここの温泉は、源泉は冷泉で沸かしているのだが、成分的にはちゃんと温泉である。
昼を里の駅おぐにで食べることにして、106号を東へ。
途中、完成なった「梁川ダム」の看板が目に入る。お? そういやまだ来ていない。帰りにちょいと見てこよう。ここは工事前、猛禽類調査などで水没前の集落を歩いたりしていたところ。クマを飼っていた沢口さん家はすでにダム湖の下だろうか?
手打ちそばの天盛りを食す。そばは歯ごたえ抜群で、ちょっと少ないかなと思ったけれど、満足感は高い。
どこかでちょいと昼寝してから横沢温泉を目指そうと思って立て看板の地図を見ると「タイマグラキャンプ場」の文字。ここも話題にはよく上るがなかなか足を踏み入れない場所である。ルートを見ると、キャンプ場を経由して横沢温泉に抜ける道がある。
それならばと、タイマグラを目指す。所々でしかすれ違えない川沿いの細い道を奥へ奥へと車を走らせる。途中、何台かの車とすれ違う。案外往来があるようだ。同じ場所で2回、バックで道を譲る。帰りは同じ場所で、今度は譲ってもらった。
キャンプ場まで行くと、結構テントが張ってある。携帯の電波も入らない奥地である。1980年代に初めて電気が通ったという秘境がこのあたりである。デジタルデトックスをするために来てもいい場所である。とりあえず駐車場で昼寝。
横沢温泉に抜ける道は20日まで通行止めであった。というわけで、同じ道を戻って、同じ場所で道を譲られた。
静峰苑は、早池峰登山の基地になったりする一軒宿。風呂はわりとこぢんまりした内湯のみだが、かなり暖まる。今日は今年一番くらいに暑かったというのに、温泉でも温まりまくる。風呂上がり、休憩室の畳に寝転んでくつろいでいると、電話が鳴った。何となく聞こえてきたのは、今日泊まれるか? という問い合わせのようで、それに対する答えは、今日は満室とのことだった。おお、満室! オレが風呂に入ってる間は人の気配はなかったが、これから宿泊の客は来るのだろう。
帰り際に「ここの水は全部冷泉ですか?」と聞くと「いや、水道水も使ってます、あ、でも、お風呂は全部・・・」
風呂で飲んだ水は冷泉だったようだ。飲めるところだったら温泉は飲んでおきたい。腹具合が良くなるのである。しかし水道水って、ここまで水道は来ていないと思われる。使っているのは恐らく沢水かなぁ。とかなんとか考えながらの帰り道、夕暮れにちょっと早い梁川ダムに寄って写真を撮ったくらいにして帰路。
行ってみたいと思っていながら、なかなか足を運びにくいところを3カ所も制覇できた。これも朝のネズミの功徳であろう。