ほぼ一週一ネタgoo

2016年の投稿を最後に滞っていたブログを提供元の閉鎖を機に引っ越し。今後の更新は不明瞭。

奇遇が多い

2022-07-22 15:25:36 | 健康

昨日のことになるのだが、年に一度の健康診断を盛岡市立病院でやってきた。胃カメラに始まり、心電図、胸部レントゲン、尿検査に血液検査とまあそんなところである。
奇遇にもほどがあると思ったのは、胃カメラが終わって、問診票を確認して血圧などを測ったとき。これから後のルート説明なども一通り終了した後、担当してくれた女性が話しかけてきた。

「あの、くらもちさん、うちの息子が同級生で・・・」

名札を見ると(Y)と書いてある。

「Tの母です」

あらあらあらあら、これまた奇遇で、倅のお友達のお母さんである。
Tくんは倅の小学校からのお友達で、子ども演劇ワークショップにも来てくれたことがあり、応援団の団長になったりもしたので、とてもよく知っているのである。そんなわけで、お互いの息子の近況などを報告し合い、最近とみに多い奇遇を喜んだ。
Tくんといえば小学校三年生のとき、授業参観でのエピソードが印象深い。当時学級委員長だった彼は、その授業で議長的な役割をしていて、一通り子どもたちの意見を聞き終わった後、

「あの、お父さんお母さんから何かご意見ありますか?」

と聞いたのだ。ちょっと面食らったのは見ていた保護者で、そういう事態を想定していなかった。考えてみれば、なるほど授業参観だから、保護者の意見も聞こうというわけか。先生もいろいろ考えてるな。と思ったのだが、あとで先生に聞いてみると、先生がそう言えと指示していたわけではなく、自発的にTくんが聞いたのだそうだ。これには驚いた。
そんなエピソードを持つTくんもうちの倅も大学生になったわけだが、そんな子を持つ親であるオレは、やはり健康に気をつけねばならぬのである。

胃カメラの前に看護師さんが

「トイレ、大丈夫ですか?」

と聞いてくれた。

「大丈夫です」

と即答したのにはわけがある。尿検査の前にうっかりトイレに行ってしまうと、採尿に苦労するのである。だから多少したくても採尿までガマンするのが基本なのだ。
ところが、胃カメラが終わったあたりですでに尿意がやってきていた。頻尿なので頑張ってガマンしても限界はある。まずは身長体重をはかり、去年より縮んだ身長に落胆しつつ心電図を待っていると、身長を測ってくれた看護師さんがやってきて、

「血圧の下が90を越えてると、眼底検査した方がいいんですけど、まあこれは強制ではなく希望ですが・・・」

と教えてくれた。上の血圧は1回目146と高かったが、(これはちょっと下げた方が良いなと)深呼吸を2、3回して測った2回目は125。これは正常値である。とはいえ下が91と高めなのは仕方が無い。
最近ちょっと飛蚊症っぽいところもあるので、お願いしといた方が良いだろうと、追加の検査をお願いした。

「じゃあ、心電図終わったらわたしのところへ来てください」とのこと。

尿意をこらえつつ心電図の検査へ。順番が来て、ベッドに横になるとカーテンの向こうから(チョロチョロチョロチョロ)と、まったくもって尿意を刺激する水音がする。思わず聞いてしまった。

「この水音はなんですか?」

「あ、これは器具を洗ってる水道の音です」

「ああ・・・」何の謎もないが、なるほどである。

そして先ほどの看護師さんのところまで戻って、眼底検査をお願いすることにしたのだが、尿意はここで限界に近い段階に達していた。しかし尿検査はこのあと、眼底検査、胸部レントゲン、血液検査の採血と来て、一番最後なのである。

「あの、尿検査先にしてもらうわけにはいきませんか?」

弱音を吐いた。すると、

「大丈夫ですよぉ-」と、笑顔で尿コップにIDなどを書き込んで渡してくれた。

「最後ですもんねぇ」と、委細承知の顔。身長体重はかるところにも尿コップは常備してあるのだ。

ここから先は心を落ち着けて全ての検査を終え、心穏やかに少し早めの昼食は初めての「十六番」というお店。断食明けのメニューはとり天と野菜天がセットになったざるそば。美味しゅうございました。


お初の「ひづめゆ」と

2022-07-20 15:31:01 | エンターテイメント

旧紫波町役場あたりにお風呂が出来たらしい。温泉ではないものの、炭酸泉と、目下ブームまっただ中のサウナにこだわった施設だそうだ。三連休の最後にテレビで紹介していたが、恐らく平日はそんなに混んでいないだろうとの目論見で出かけてみた。

19日は午後に一本ナレーションがあり、夜は普通は稽古の曜日なのだが、北上で3○○の「私の恋人beyond」があるので、そちらを見るために稽古日をずらした。コロナ禍なのでえりさんにごあいさつは出来ないものの、やはり近場まで来たら見に行っておきたい。

午前中のうちに出かけ、ゆっくりとサウナを使い、昼をどっかで食べて帰ってくると言う算段。

紫波まで車を飛ばし、確かこのあたりだったような・・・と、見ると木の壁に囲まれたようなローソンが・・・もしかして・・・ここ? 危うく見逃して通り過ぎるところだった。道路っぱたに何の標識も目印も無いので、通り過ぎそうになるのも必定。さすがにこれは考えるべきだろう。

一応駐車場に入り、よく見て見るも、看板らしきものがよく見えない。デザインにこだわりすぎて視認性が著しく低いという、最近よく見かけるパターンである。入り口にはのれんが掛かっていてそれらしい雰囲気は醸し出しているものの、よくよくみないと「ひづめゆ」であることがわからない。それが何より証拠には、オレが入った後に年配のご婦人が入ってきて、
「ここらへんにお風呂ができたって聞いたんだけど・・・」

はい、もう入ってます。

とまあそんな感じでまずは支払いなのだが、これもiPadみたいなのを使ったタッチパネル式でちょっと使いづらい。デジタルネイティブではないものの、普段からiPadを使っている身でも、結構戸惑う。なぜか知らないけれど、タッチパネル式の券売機はどうもいろいろわかりにくいのである。これはまあ理屈ではないので、なかなか慣れるのも大変だろう。

支払いは多分現金のみ。このあたりはバランスが悪い。電子マネーにも対応しているべき。もし対応しているのだったら、それがわからない。

そんな感じのアクセスの悪さはあるものの、床はバリアフリーである。

貴重品入れはコインの必要も無く楽。浴槽は小さめで、洗い場のシャワーがまたこじゃれていて、プッシュ式で、押すと出て、もう一回押すと止まる。さすがに手書きのPOPみたいなのが貼ってあって説明してある。

最近はデザイン優先で使い勝手というか、認識のバリアフリーの方を軽視する傾向があちこちで感じられる。数年で還暦を迎えるオレなんかはまだそれなりについて行けるところもあるが、年齢に関係なくそういう感じについて行きにくい人もたくさんいるだろうなぁ。

炭酸泉は熱くはなく、サウナはセルフでロウリュ(サウナストーブに石が積まれていて、そこに水をかけて蒸気を発生させる)でき、テレビもなく漫画「サ道」の奨めるような空間になっている。ちょっと明るすぎかなと思ったりもするけど、そこら辺はまあ問題なく。

サウナ→冷水→外気浴、と、ローテーションするのが良いらしい。ここの外気浴スペースはなかなか充実している。深い水風呂もなかなか良い。

その外気浴スペースで他のお客さんの会話を聞くともなく聞いていると、どうやらグルージャの選手が何人かで来ていたようだ。

浴室を出た後の休憩スペースがあんまり無いのがやはりちょっとなんだなぁ。まあ、そういうコンセプトなんだろうけど。

そして夕方、ナレ録りをとっとと済ませ、北上へ。以前竹中直人が出ている芝居を見に行ったとき、駐車場に入れるのにえらく時間がかかり、開演ギリギリに滑り込んだ反省を生かし、1時間前には到着できるように余裕を持って4号線に車を走らせる。

公演と月いちリーディング東北のチラシを置いてもらうためにカウンターに行くと、旧知のTさんがいて、話が早い。ラッキー。

で、まあ、席に座って開演を待っていると、空いていた隣の席に向かってくる女性がいた。

あれあれあれあれ? 

Cさんじゃないですか! 今回とある役で芝居に出てくれるCさんがお隣さんでした。ちょっとびっくり。会場で誰かに会うかなぁと思ってはいたけど、全く別々で予約取ったにもかかわらず、知り合いと隣の席になるかねぇ? さすがに驚いて、いろいろお話をしていると、右斜め後ろから声をかけられる。

あれあれあれあれ?

Nさんじゃないですか!

Nさんはこのさくらホールを運営している事業団の理事長!(だったよね?)まあ、ロビーとかで会うのは想定していたのだが、席がこれまた近くとは、ちょっとびっくり。

肝心の芝居の方は音楽劇で、メインの3人が達者なのはもちろんとしても、脇を固めた4人の女性たちが歌も踊りもできる皆さんで、これもまた感心。えりさんらしい、時空を飛び越えて展開しながら、現在の世相に対する異議申し立てもはっきりと感じられる作品だった。やはり弱者に焦点を当てるときに真価を発揮する。

しかし70に近いえりさんと小日向さんがあそこまで頑張ってるとなるとなぁ、オレも絶賛衰え中とか言ってないで頑張らないとな、と、反省させられる夜だった。


ブルーベリー

2022-07-14 08:25:30 | 食べ物

ブルーベリーを植えてからもう何年になるだろうか? 一昨日今年の初収穫をしてみた。結構、というか、かなりの豊作である。これから日々収穫しなければならない感じの出来である。何しろ最初がこれ。

かなりの量である。まずはジャムにしてみよう。

ブルーベリーは、寒冷地適応なので、盛岡でも栽培が盛んである。一本だけだと実が付きにくいだったか、付かないだったからしく、二本植えた。その一本は、最近衰弱してきていて、葉っぱが黄色である。もう一本がものすごく元気で、下手すると1000個くらい実をつけるんじゃなかろうかという出来である。
 衰弱している方には肥料を上げたりしているのだが、基本的にはあんまり手はかけていない。それでも生ってくれるんだからありがたい。
 で、今年はその衰弱してる方も実をつけた。やる気を出したのは、新しい苗木を植えたからかも知れない。電化製品も、調子悪いから新しいのを買おう、と決意すると、なぜか調子を回復したりする。まあそういうアレかも知れない。


そして弘前

2022-07-10 22:46:56 | 旅行

また弘前に行ってきた。息子の様子を見に行くという名目の日帰り旅行である。アパートを探しに行ったときに、息子のリクエストで「弘前りんご公園」に行ったのだが、三月下旬のその頃は、まだ施設閉鎖の状態だったので、その復讐戦である。

今回はちゃんと下調べをして開場しているのを確かめているので大丈夫。りんご畑をそのまま公園にしたようなユニークな公園。りんごについていろいろ展示してあったり、お土産物屋もあったり、シードルの工場があったりと、なかなか楽しめるところである。んでまたそのシードルは、濁りを濾過しないコンセプトで炭酸も発酵に由来するもので、添加はしていないとのこと。そうなると買ってしまいたくなるのだが、お昼の時間が迫っていたので、まあどっかで買えるだろうと、そのまま公園をあとにした。思えば素早く売店を巡っておけば良かったと・・・。

りんごの木の種類も驚くほど豊富で、これほどの種類のりんごが栽培されていると思うと圧倒される思いである。なだらかな丘陵地帯に広大なりんご畑があって、その間を縫うように張り巡らされた道路と、所々に東屋がある。ピクニックも出来る広場もあり、ちょっとした遊具もある。子ども連れで行くにはとても便利なところだ。

娘に写真を送ると「弘前は平らだねぇ」という感想が帰ってきた。

りんご畑に岩木山。まさに弘前という風景である。

ゆったりと散歩したり、ちょっとしたスイーツを食べたりしてたらもう昼近くになった。お昼は弘前フレンチである。

弘前は知る人ぞ知るフランス料理の激戦区らしい。恥ずかしながら、全くそんなイメージを持っていなかった蒙昧を恥じる。1997年にプロジェクトノーベンバーという企画で、弘前劇場を中心とした東北の俳優を集めた舞台に出たときは、ラーメンばっかり食べていて、他のものはあんまり気にしていなかったのだ。もちろん美味しいラーメンもたくさんある。

で、そのランチは素晴らしいものでした。再訪したいのはもちろんなんだけど、他のお店はどうなのかな? と気になるところもあり、悩ましい。でもまあ、そんなに行く機会もないんだろうなぁ。でも行きたいなぁ。

そのあとは、息子の足りないものなど買い物に行く。なんだか掃除機が壊れたらしく、これは持って帰って修理に出すことにする。4月に買ってるから保証期間内なのでいろいろ大丈夫だろう。

そのあとは桃太郎温泉に行ってみた。かなり昔からやっているところのようで、古びているところはあるが、何しろ安いし泉質は良い。

実はこの日、前日に安倍元首相の事件があったので、風呂上がりに、置いてあった読売新聞をみてちょっと驚いた。朝に岩手日報を読んでいたので、事件のあらましと識者の談話、功罪相半ばする元首相の実像などは、まあこのくらいの報道姿勢だろうな、と思っていた。

ところがである。読売新聞には功績とされることはこれでもかというほど書いていたのだが、罪過については1行も書いていなかった。まあ、見落としているだけかも知れないが、もし見落としでないとしたら、こんなマスコミは危うい。大本営発表を垂れ流し続けた戦中の新聞と同じである。風呂上がりのさわやかな気分が、暗澹たる気持ちで入れ替わってしまいそうだったがそのあたりは気にしないことにする。

そして選挙の結果も暗澹たる気持ちである。


次の湧き水

2022-07-04 14:00:50 | 食べ物

大体週に10リットル汲んできた湧き水を消費する生活になっている。]

というわけで今週もどこかの湧き水を汲んで来ようってんで、ネットで調べてみる。最近のネット検索はホントに便利だ。とりあえず近場の湧水は制覇しておきたいと、調べてみると、つなぎ温泉に「藤倉清水」というのがあるらしい。ここにも神社があって、その名を藤倉神社という。なんのひねりもない。

まあ神社の名前なんてひねるもんでもないので、当たり前と言えば当たり前。

ついでにいろいろ調べてみると、岩手山神社にもあるらしい。滝沢の柳沢に岩手山神社があったが、湧水があった記憶がない。柳沢から岩手山の登山口に上っていくと、馬返し登山口がある。そこにも湧き水があったが、と、ついでに調べると「鬼又清水」というらしい。

で、岩手山神社だが・・・なんか岩手山神社がいっぱいある。オレの知っている岩手山神社ではなくて、別の岩手山神社のようだ。そういえば中央通りにも岩手山神社があったような・・・で、調べると、やっぱり岩手山神社だ。

この間の水分神社も二つあったが、岩手山神社は、もっとあるみたいだ。湧き水のある岩手山神社は雫石の方で、盛岡から行くと、山の裏側っぽい感じになっている。

まあいずれそこにも行くとして、とりあえずは藤倉清水である。

地図を見て大体の場所はわかるが、正確なところはわからないので、カーナビに入れて出発しようとした。

出ない! 水分神社もそうだったが、地図に名前としては書いてあるのに、検索しても出てこない。全く役に立たぬカーナビである。

もういっそのことグーグルマップと連動するタイプのカーナビにしちゃえば良いのにと思ったりする。仕方がないのでスマホを片手にだと危ないので、ドリンクホルダーに置き、グーグルマップに案内してもらうことにする。

車を走らせること30分くらい。つなぎ温泉の中心街を通り過ぎ、温泉旅館「ロデム」の手前の道を左折して道なりに行くと程なくして「藤倉神社」に到着。

ひゃっこい水と看板が。確かにひゃっこい。

今週も湧き水を堪能します。

で、ふと気になって「ロデム」を検索してみた。何しろ温泉旅館の名前でなんでロデム? バビル二世のロデムから来てる? 
しかし出てきたのはほとんどバビル二世のロデムであった。しかもその由来を調べると、これまたジャイアントロボから来ているという。この2作品は、横山光輝作の漫画が原作で、バビル二世はアニメ、ジャイアントロボは実写アニメとなっている。

これ以上の深掘りはしないが、ジャイアントロボの最終回は切なかったなぁ。