ほぼ一週一ネタgoo

2016年の投稿を最後に滞っていたブログを提供元の閉鎖を機に引っ越し。今後の更新は不明瞭。

ドゥナ再訪

2023-01-26 21:01:24 | 食べ物

長年知ってはいるものの、なかなか入る機会のなかったお店に、勇気を出して入ってみようというここしばらくのマイブーム(この言葉もなかなかしみじみする)で、盛岡から西根に行く途中のハンガリー料理のお店「ドゥナ」に入ったのは、しばらく前のお話。

https://blog.goo.ne.jp/abusann/e/3e8758c2dfc21d7c40fc729cee2f1625

今日は現場の予定が大体早く終わるので、温泉に行こうと思いついた。ここ二日三日は、10年に一度と脅かされる寒波で、その脅しに違わずかなり寒く、せめて温泉でも行かないとやってられないということで、現場終わりにユートランド姫神にでも行こうと思ったのだ。

ユートランド姫神はちゃんと温泉で、サウナもあり、盛岡市民だと450円で入れるというお得な温泉である。夏場の水風呂がぬるいので、サウナ的ルーティンを考えると物足りなかった。そんな先入観でしばらくご無沙汰していたのだが、先週行ったとき、まあなんともキリッとした水風呂で、というか、なんだこりゃ! って言うくらい冷たい水風呂になっていて、三十秒と入っていられなかった。そんなわけで、またその無茶な水風呂を味わいたいということで、風呂道具を準備してから現場に出かけたわけだ。

当初の目論見としては、現場が終わってからお昼を食べて、それから温泉と考えていた。しかし、意に反して随分早く終了してしまい、お昼にはまだ時間のある頃に放課後になってしまった。

さて、そうなると、食事より先に風呂である。というわけでユートランド姫神を目指す。圧雪凍結の白い道を走り、時折地吹雪で視界を失うものの、無事到着し、入湯。

温泉とサウナを堪能。水風呂は9℃だった。いわゆるシングルってやつね。

しかし平日の昼近くに、まあいるもんだね入浴客が。15、6人いる。多分その中でオレ最年少。まずは露天の温泉に浸かり、そこにあった椅子で休憩。良い感じに体が冷えたところでサウナに突入。おっさんが4、5人汗をかいている。隙間に滑り込んでオレも汗かきおっさんの仲間入り。

汗を流して十数秒ほど水風呂に浸かった後、今度は室内の椅子で休憩。何となく観察していると、なんとも皆さん自由に入浴を楽しんでいらっしゃる。洗い場を見ると、まるでムンクの叫びのように頭を洗っているおっさん。細い通路みたいになってる浴槽に寝転ぶおっさん。浴槽の中に立ってうろうろしているおっさん。浴槽の縁に腰掛けて知り合いと話をしているおっさん。まあとにかくおっさんだらけ。まあおっさんというと比較的若い感じはするけど、大体おじいさん。

そんなおっさん、おじいさんを眺めながら、整いつつ、さて、昼はどこで食べようかと考える。先週は更科八で、名物もり天ではなく、もり三色揚げ(野菜の天ぷらが3種類)かなんかを食べていたので、違うものをと。

そこで頭に浮かんだのが「ドゥナ」である。まだ1回しか行ったことはないものの、奇遇があり、なんだかいろいろと話し込んでしまったお店である。平日日中しか開店していないので、なかなか行く機会が捕まえられないのだが、折角だから行ってみたいと思った。

というわけで、風呂上がりに、OPENと出ているだろうか? チラ見しながら、盛岡へ戻る道を走る。油断して通り過ぎてしまったが、OPENの文字を確認したので、Uターンして入店。

お客はオレ一人。マスクをしていたのですぐには思い出してくれなかったが、人形の配置が換わっていたので、その話をするとすぐに思い出してくれた。

前回はポークのランチだったので、今日はチキンにする。前回はクリームっぽいシチューご飯だったが、今回はトマトっぽいちょっとピリ辛のシチューご飯。1月は忙しいのだという。それはなぜかというと、サラミとかベーコンとかを仕込むからだそうだ。ついいろいろと作り方を聞いてしまう。まあ面白い! 

昔書いた戯曲で、サラミは放っておく、みたいなセリフを書いたのだが、さにあらず。とても手間がかかっているのだ。元々は豚の大腸小腸に詰めて作ったらしいが、手間と仕上がりのバランスで、今はコラーゲンのシートを使った袋を使うらしい。ざっくり手順を聞いても気が遠くなる。冬の今時期しか仕込めない。そして、まずは肉の見極めから。豚肉をミンチして使うのだが、まず国産でないとダメらしい。ミンチしてスパイスとか塩とかを入れて寝かす。そして腸詰めして冷燻。水分が出てくるのでそれを見極めて、何度も冷燻。その回数は、気温や湿度によって変わるので、何回とは決められないらしい。そんな感じで冷燻と乾燥を繰り返し、食べられるようになるは5月末らしい。

約5ヶ月かからないと食べられないなんて、こりゃすごい食べ物である。しかも、それは何年でも保存が利くという。

で、今日はそのサラミもサラダに入っていて、いただいた。すげえ美味かった。燻製の香りが、芯まで染みこんでいて、噛む度に旨みが湧き出してくる。これは買わねばと、5月末にできあがる頃にと思っていたら、去年のものがあるというので即購入。なんとも楽しみである。


道案内

2023-01-15 15:23:25 | 盛岡

ここのところ、ニューヨークタイムズの記事で、ロンドンに次ぐ2番目に訪れるべき都市として紹介されちゃったもんだから、いろいろと盛り上がってる盛岡です。

平日は大船渡で勤務してるカミさんが、なかなか良いネタを提供してくれた。

職場の人に宝くじを買う人がいたらしく、昔、大通りの宝くじチャンスセンターでバイトしていたことのあるカミさんと話が弾んだらしい。確か大通りのチャンスセンターでも何回か一等が出たと思う。

宝くじを買う人はゲンを担ぎ、一等が出た売り場までわざわざ買いに行ったりするのだそうだ。オレは宝くじで運を使ってしまったりするのがイヤなので、買わないからその気持ちはわからない。一等出ちゃったところからはしばらく出ないんじゃないかと思ってしまう。と、思うのだが案外何度も出ている売り場というのもあるらしい。

その宝くじを買うというカミさんの職場の人が
「マッハランドってどこですか?」
と聞いてきたらしい。大船渡から一等の出たマッハランドのチャンスセンターまでわざわざ買いに行きたいのだそうだ。

「4号線をずっと行って・・・」
「4号線と言われてもよくわかんないです」

確かに大船渡の人だから盛岡の地理には詳しくないだろう。ということでカミさんは
「どこならわかります?」
と聞くと、しばし考えた後
「あ、ニトリならわかります!」
と言ったらしい。盛岡に住んでる人ならピンと来ると思うのだが、カミさんは答えた
「マッハランドはニトリの向かいです!」

まあ、今はナビで一発だろうけどね。


あけましてたおめでとうございます

2023-01-05 18:05:10 | 芝居

いつの間にか年が明けてましたおめでとうございます。そんなわけで今年もよろしくお願いします。今年は暦の並びが4日から働け! という感じで、わたしもご多分に漏れず働いております珍しい。

恒例の子ども演劇ワークショップで年明けの演劇活動が始まっていて、それだけでもなく、もりげき八時の芝居小屋で高校演劇リベンジ! チャレンジ! という企画の一応プロデューサーと言うことになってる。

昨年も同様の企画だったのだが、昨年は1月29、30という日程で募集したところ、1校しか応募がなかった。今年は年明けすぐの5、6、7という、普通に考えれば参加しにくい日程なのだが、さにあらず。現役高校生は、案外この日程の方が参加しやすいようである。昨年はどうやら模試の日程とかぶっていたと言うことで、参加できないようであった。

今年は3校の応募があり、その他にも問い合わせが2校あって、やはり年明けすぐの方が参加しやすいのだなと思った。ただ、3校参加で3作品となると仕込みが大変だということに、当初思いが至らず、そのためにアドバイザーのGちゃんにはものすごく頑張ってもらうことになった。ありがたいと同時に申し訳ない。

今回の子ども演劇ワークショップ冬組のテーマは「冬組今昔物語」というわけで、おとぎ話、昔話をテーマにしている。なので舞台には松羽目、そして定式幕に柝の音で開演を迎えようと計画している。

若いお父さんお母さんには、どれもなじみのないものだろう。折角だからこういう機会になじんでもらっておくのも悪くないと思うのだ。

面白いもので、やかましくて落ち着かない小学生も、柝の音が響き渡るとどうしても聞き入ってしまうようで、妙に静かになる。これは新しい発見だった。これからは静かにしてもらいたいときに柝を使うというのも悪くない。

さらに附け打ち(歌舞伎などで、バタバタっと鳴るやつ)なども入れて、和の雰囲気を高めてみようと思う。七五調のセリフも取り入れてみよう。ちょっと楽しみ。