ほぼ一週一ネタgoo

2016年の投稿を最後に滞っていたブログを提供元の閉鎖を機に引っ越し。今後の更新は不明瞭。

ネコも屋根から落ちる

2024-09-01 21:49:40 | 動物

 そろそろ寝ようかとしたところ、冬でもないのに屋根から雪が落ちるような音がした。「ザザー、ガラガラ」とガルバリウム鋼板を滑るような音がして、フッと音が消える。冬であれば何の疑問も持たなかったのだが、今は夏である。屋根から滑り落ちるようなモノはないはずだ。
 まあ、なんかの音がそんな風に聞こえたんだろう、と、深くは考えずに2階に上がる。階段を上がったところにある窓が開いている。まあ夏だから、夜に窓を開けてあっても当たり前なのだが、いつもとは開けている場所が違う。反対側である。網戸のない方の窓が開いていた。

 オレよりはやく2階に上がったのは息子である。「寝る」と言って階段を上がっていったのは20分ほど前だろうか? 何を思ったかいつもと反対側の窓を開けていたのだ。まあ、そういうときはある。買ってきた豆腐をうっかり冷凍庫にしまって凍み豆腐にしたことはオレだってあるし。
 
 そんなわけで網戸のない窓から外をのぞくと、屋根に隠れて見えない地面から「ニャーン」と寂しげな声が聞こえる。サチの声であった。窓から首を出して「サチ」と呼ぶと「ニャーン」と返事をする。
 ウチのネコは完全室内飼いで、基本的には外に出さない。掃除のときにうっかり窓が開いていても、恐る恐るタタキに降りるくらいなので、よほどのことがない限りスタコラサッサと逃げていくことはないとは思うものの、屋根から落ちたワケなので、それなりに心臓バクバクになっていることだろう。
 慌てて階段を降り、玄関を開けたらすぐ近くにいた。
「おお、サチ」と声をかけて素早く抱き上げ、ウチに入れた。いやあ、パニック起こして逃げなくて良かった。
 息子に注意しようかと思ったが、すでに熟睡していたようだ。
 さすがに落ち着きのないサチを撫でたりさすったりして落ち着くまで待つ。本人も盛んに毛繕いをして落ち着こうとしていた。いつもはきれいな足の白い毛が、黒く汚れていたので「滑ったのね」と思った。
 大体落ち着いたところでオレも寝ようと、階段を上がって、もう一度反対側の窓を開けて屋根を確認してみる。薄暗い街灯の光に照らされて、屋根にふた筋の跡が付いていた。滑ったんだねぇ・・・。
 雨でわずかに濡れた屋根は、ネコでも堪えられないほど滑るものなのだな。そしてあの雪の落ちるような音は、雪じゃなくてネコだったのね。


お盆の帰省とキツネ村

2024-08-20 21:39:05 | 動物

 今年のお盆は、カミさんを盛岡に残し、オレと息子が車で実家の茨城に帰り、そこで娘と合流し、2泊ののち白石蔵王でカミさんと合流し、温泉に一泊して、仙台に寄り、墓参りをして盛岡に戻るという日程である。
 なんでそんな日程になったかというと、ウチにネコがいるからで、お留守番は一泊が限度ということ。
 13日が移動日で、ほぼ日中は車の移動で費やされる。何しろ盛岡から実家の坂東市までは500キロくらいあるので、お昼を挟んだり昼寝をしたりすると、7~8時間かかるのだ。
 お盆や正月の高速道路は、その休みの前半で、東京から地方に流れる方は大渋滞になったりする。こちらは逆方向なのでそこまでの渋滞に巻き込まれることはないのだが、時期が時期なのでそれなりに混雑はしている。SAやPAなどは、入口の大分手前のところから渋滞が始まっていたりする。
 そういう混雑しているPAやSAを避け、空いてそうなところまでトイレも空腹も我慢する。食事を済ませると、眠くなるまで車を走らせ、眠くなったところでパーキングに入り、20分ほどの昼寝をすませる。毎日の昼寝が習慣になってから、起きてる間に強い眠気を感じることは少なくなった。
 翌日は、留守番と茨城県自然博物館で企画展「花はないけど華はある」と題されたシダ展を見に行くことにする。
 オレの実家のあたりでは、お盆に親戚を回り、仏壇を拝みに行くという風習があり、親戚中が行ったり来たりするので、留守にすることは出来ない。姉が親戚を回り、オレが留守番となるのだ。
 自然博物館は、もう毎年、何年も行っているので、常設展は見たいところだけ再見し、主に企画展を見る。今年のシダは、タイトルにもあるとおり花はないので、わりかし地味なのだが、生物学科に所属している息子がときおり豆知識的な解説もしてくれるので、なかなかに楽しめた。
 写真はシダとも常設展とも関係ない「ウミウシ」。親指くらいの大きさで色鮮やかでかわいい。

 そして15日はまた移動日だが、白石蔵王までなので、盛岡までより2時間くらい短い旅程。なんで白石蔵王かというと、蔵王キツネ村に行くことにしていたから。
 ホームページなどで情報を仕入れていたものの、実際に見ると、いやあ、そこら辺にキツネがいて、人を怖がることもなく、威嚇することもない。もうそこら辺がキツネである。そんなキツネの近影。

 この日の宿泊は白石温泉薬師の湯。公共施設っぽいところだったが、お湯も食事もなかなかのものだった。廊下に流れる音楽のボリュームがやけに大きかったことを除けば満足の宿である。
 翌日は初盆となる仙台へ。カミさんの実家にある仏壇と、秋保にあるお墓に手を合わせる。
 息子と2人で盛岡から実家の坂東市、実家から白石まで娘と息子と白石蔵王、そして家族揃って白石蔵王から仙台、そして盛岡まで戻ってきた。
 一晩だけ留守番していたネコのサチは、文句言うこともなく、事故もなく「ニャー」と迎えてくれた。


鹿の頭

2022-12-13 16:11:48 | 動物

鹿の頭を巡ってNさんがキレ散らかした、という話をメモしておく。

大船渡のMさんが盛岡のOさんにとあるものを差し上げたいが、その日は来ていなかったので、その仕事を差配している会社のSさんに託した。

SさんはOさん宅を訪ね、とあるものを渡そうとしたものの「要らない」と言われ、会社に持ってきた。OさんはSさんの元上司で、その、大船渡での仕事の現場を頼んでいたので、MさんとOさんはお知り合いなのだ。

その「要らない」と言われたものが「鹿の頭の剥製」である。そりゃ大体の人は要らないと思う。そんなものを会社に持ち込んできたものだからSさんの部下のNさんは「そんなものを会社に持ってきてどうするつもりなのか?」とまあ、怒ったらしい。

同じ部下のHさんが「なにもそこまで」と言うほどキレ散らかしたようで、本人も反省しきりだった。

しかし、解せないのはどうしてMさんはOさんに「鹿の頭の剥製」を上げようとしたのだろう? それはOさんがほしがっていたのか? それとも単にMさんが上げたかっただけなのか? 

欲しいと言っていたのなら「要らない」とはならないだろうし、しかしながら「欲しい」と言われていないのに「鹿の頭の剥製」を上げる、と言うのもなんというか「どうしてそうなった?」という感じである。

そして最後に会社に現れた「鹿の頭の剥製」を見て、上司のSさんに対してキレ散らかすNさんも「どうしてそうなった?」という感じである。

まあなんというか、表に現れない背景がいろいろあるんだろうなぁ、という感じ。

でその「鹿の頭の剥製」がどこにあるかというと、まだその会社のとあるデスクの上で、まるで人目から隠すようにバスタオルかなんか掛けて置いてあるそうです。


野生動物

2022-10-03 09:26:21 | 動物

油断するとすぐひと月くらいはあいてしまうので、そこら辺もっと勤勉にならないとな、と思いながらも、別に誰に期待されてるわけでもないし、締め切りがあるわけでもないのだから、それは適当にやってりゃ良いんだけど、やはり物書きも、やってないと衰えるからねぇ。

そんなわけで10月になってしまいました。

10月最初はいきなり尾籠な画像。

昨日、お隣に回覧板を回しに行ったとき、ふと角の石杭を見ると、このようなものが。木の実の種が混じった、恐らく雑食性と思われる野生動物の糞。

さて、何だろう? と。大きさからして、タヌキあたりじゃないかと思うが、タヌキは溜めグソといって、決まった場所にする傾向があり、わざわざ杭の上にするだろうか? と考えた。そういや「とりぱん」でもちょっと高い台の上にわざわざ糞がしてあって、なんだろう? って考えてる回があったような・・・。

キツネにしてはちょっと小さいか。他にありそうなのは、テン、イタチ、ハクビシンくらい。この固形具合は鳥類ではあるまい。

とりあえず画像を撮って、グーグルレンズで調べてみたら、最初に出てきたのが

「アメリカグマ」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%82%B0%E3%83%9E

その次に出てきたのは「コヨーテ」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%86

3番目は「アカギツネ」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%82%AE%E3%83%84%E3%83%8D

どれも日本にはいないね。というか、糞じゃないね。

まあこのあたりで、このような雑食性の糞をするものは、上記の四種くらいだろうから、まあそのどれかだろう。ちょっと調べたが、見た目だけではさすがにわからない。わからなくても何も問題はないが、わかると、それはちょっと嬉しかったりするものだ。

ちょっと嬉しいを日々の糧にして生きていきたいものだ。天気の良い、雫石の町場園地のコスモスと岩手山などを撮ってみた。これもまたちょっと嬉しいものである。


犬とおぢさん

2022-06-30 15:02:38 | 動物

厳ついおぢさんが、サマーカットのポメラニアンと覚しき犬を散歩させていた。おぢさんの雰囲気からすると、大型犬をゆさゆさと散歩させているような風情なのだが、小型犬だった。

そして長ーくなるリードをつけて走って遊ばせようとしていた。でもその犬はおぢさんの元をなかなか離れず、たまらずおぢさんはなで回している。ほほえましい光景である。