ほぼ一週一ネタgoo

2016年の投稿を最後に滞っていたブログを提供元の閉鎖を機に引っ越し。今後の更新は不明瞭。

戸籍謄本とか抄本とか

2022-04-28 16:50:59 | 家庭

月曜日に供養絵の取材第一弾として、遠野市小友の西来院というお寺に行ってきた。わりと急遽だったので、同行はOさんのみ。ここのお寺は去年住職が亡くなり、無住となって、附馬牛の方にあるお寺の住職が兼職で管理しているらしい。その日程が25日だったので、んじゃ、ってことで行ってきたのだ。

まあこの取材は、小川未明賞という童話賞を受賞した、供養絵をテーマにした作品を舞台化しようという試みの下取材というかそんな感じ。

供養絵が盛んに奉納されたのは、明治までで、大正に入るとほとんどなくなっている。その代わりといってはなんだが、ここ遠野では、遺影を寺に奉納するという風習があり、それは今でも時折お願いされるのだそうだ。

遠野市立博物館が作った冊子によると、盛岡や紫波などにも供養絵は残されているらしい。いずれそれも見に行ってみたいものだ。

で、火曜日にコロナワクチンの3回目を受け、体調になんの変化もなく、あ、ちょっと眠かったかも、とまあそんな具合なので、昨日も今日も現場で測量をしてきた。

その合間にタイトルの戸籍謄本とか抄本を取ろうとしたのだ。

なんでそんなものが必要になったかというと、娘がパスポートを取っておきたいというので、その申請書類に必要なのだ。オレも昔海外旅行をしたことがないわけでもないので、パスポートは取ったことがあるのだが、戸籍謄本とか抄本が必要なことはすっかり忘れていた。

この他に戸籍謄本が必要なのは結婚のときだから、それも遠い昔のことである。マイナンバーカードで取れるらしいと聞いたので、コンビニへ行ってみた。

「お? 取れるっぽい」

と思ったのもつかの間、自治体によっては、コンビニ交付に対応していらないらしく、オレの実家のある坂東市も非対応だった。つまりコンビニでは取れないということ。すでに夜だったので、翌日市役所に行ってみようと考えた。

翌日、まあ昨日のことですが、現場が終わって市役所へ、戸籍謄本の申請書類を書いていて、ふと気づく。

「あれ? 本籍地のあるところでしか取れない?」 

どうやらそのようである。実はオレ、本籍は茨城から移していないのだった。郵送では取り寄せることが可能、しかし、連休に入ってしまうので、まあ早くても五月半ばになってしまう。実家の姉に相談してみたが、仕事があり、連休前に取るのは難しいとのこと。

結局、本人が実家のある坂東市役所に取りに行くのが最も手っ取り早いということになった。娘が実家に近いところにいるから良いものの、なかなか戸籍謄本とか抄本を取るのも大変である。

戸籍ってなんなんだろうねぇ。世界的に見ると戸籍制度を持っていたとか、現在もあるというのは東アジアの中国、台湾、韓国、そして日本くらいらしい。相続とか婚姻関係、兄弟関係の証明とか、まあそういうことに役に立つのだが、活躍の場は少ない。いざというときに役に立つものを備えているのはなかなか面白い。そういうことにコストをかけないのが近年の日本の風潮ではあるが、戸籍は後生大事にしてきたようだ。

ま、当初の目的はそういうもんでもないんでしょうがね。


結城紬

2022-04-22 06:18:17 | 日記

茨城県出身としては、結城紬の一つも持っていたいと考えたのは、随分前になるが、茨城県自然博物館の企画展を見てからだ。大島に次ぐくらいの価値の高い紬としてそれなりに有名な結城紬なのだが、実際手に取ったことも、どんなものなのかについてもよく知らなかった。

でまあ、その結城紬の企画展で知った、世界でも類を見ない特徴があった。それが、絹糸を紡ぐ際に縒らない、ということだった。へぇ、縒らない糸ってあるんだ、と思いながら、そんな珍しい特徴があるのであれば、一つ持っておきたいモノだと考えたのだ。

縒らない糸で紡いだ結城紬の特徴は、軽く温かいということ。糸を縒らないので、空気を含む量が多く、糸の密度も小さいので軽い。

まあそんな特徴を持っている結城紬を一着持っておきたいと考えたのだが、着物はそんなに着ないし、どうしたものかと考えて、春物コート的なものなら良いかな、と思いながら、紬を調達するのもよくわかんないし、仕立てるにもツテがない。

と思ってそんなことを着物マスターのMさんに相談してみたところ、反物を安く手に入れられるお店とか、仕立てお願い出来る人とか知り合いを紹介(実はオレも知り合いだったりするんだけど、なかなかそういうのをお願い出来るほど気安さはなかった)してくれたりして、トントンと話が進んだのだ。

そんなわけで、仙北の某ショッピングセンターで結城紬の証紙(真性結城紬ですよっていう証明書)付きで、色柄もなかなか面白い反物を見つけた。

で、ついに今日、K先生のお宅にお邪魔して、仕立てをお願いする運びとなったわけだ。

満開の桜の中、初のお仕立てで心はウキウキである。

そんな帰り道、Mさんから宮古の某スナックのおやじが日本刀で腕を切り落とされている話なんぞを聞く。日本刀で腕を!

宮古すげえな。


狐洞温泉のクリおやじ

2022-04-16 19:14:09 | 温泉

週末に帰ってくるカミさんは、昨日オレが弘前から帰ってきたときにはすでに家にいた。

「温泉入ってきた」というと「いいなぁ」というので「それならば」と、近場で、やはりサウナのある温泉で、ここがポイント、週末でも混んでなさそうな温泉を探す。と、何度か行ったことはあるが、サウナの印象はあまりなかった「狐洞温泉」に行き着く。

ここは昔プールもあったのだが、しばらく前からは温泉と食堂くらいの営業。露天はないが、源泉45℃なので、加水も加温もない掛け流しである。というわけで、二日連続の温泉となった。

かなり広い湯船に腰を落ち着け、風に揺れる木々や、立ち上る湯気などぼんやりと見ていたのだが、洗い場に個性的な髪型のおやじがいる。

「ああ、クリおやじみたいな髪型だなぁ」

クリおやじとは、90年代に上田あたりから肴町までをテリトリーとして出没していたおやじで、何かイベントがあるとカメラを携えやってきて、お気に入りの女子の写真を撮るという、今だと問題になりそうなおやじである。移動手段は自転車で、よく筒状のモノを小脇に抱えてあちこちで目撃されていた。そのおやじは、名前の通り、後ろから見るとクリみたいな髪型をしていた。後頭部は耳のラインあたりから下を剃ってあり、頭頂部にかけて髪を残しているのだ。で、まあ、その洗い場の後頭部がクリおやじみたいだったのである。

そういえばオレも話しかけられたことあったなぁ、とか、クリおやじが本屋で立ち読みしていたのを目撃した千春さんは、何読んでんだろう? とこっそりのぞいてみたら「ヘアカタログ」を読んでいた、とか、そんなことを思い出しながら、ぼんやり洗い場のクリおやじ似の後頭部をぼんやり眺めていた。そのおやじは、後頭部から頭頂部にかけて残した髪もだいぶ薄くなっていて、Wとnを組み合わせたような線状に髪が残っていた。

まあ最近は目撃もしなくなっていて、当時でも60過ぎくらいだろうから今なら80にはなっているだろう。・・・わりと見た目近い年齢だ。

するとそのおやじは、後頭部をT字カミソリで剃り始めた。鏡で見ているわけでもないのでフリーハンドである。

その、えーと、Wとnを組み合わせたような線で髪を残すために後頭部を剃っている? もう目は釘付けである。

後頭部を剃り、顔を剃り、あげくなんか下腹部を剃り始めたような動きをしている。ん? 一体どこまでどんな風に剃ってんだ?

湯船でぎりぎりまで暖まってしまった。とりあえず水風呂に移動しながらも年老いたクリおやじ似を横目でチラチラと眺める。水風呂はなかなか冷たくて足がちょっとしびれるくらいである。

で今度はサウナに移動した。さよなら年老いたクリおやじ似よ。多分他人のそら似だろう。

で、サウナに入っていると

・・・入ってきた! その年老いたクリおやじ似が! オレの斜め前あたりにこっちを向いて座る。何となく彼もオレをチラチラと見ているような気がする、あくまでも気がするだけだが。

だって、当時移動手段が自転車のクリおやじが、滝沢の温泉に来ているはずがない。それに生きているかどうかもわからない。

むう・・・似ているような気がしてきた。

結局、話しかけも話しかけられもしなかったので真相は謎である。しかし別人だとしても、髪型と、行動、雰囲気がクリおやじを彷彿とさせる。久しぶりにネタだな、と思った次第。

 


急遽弘前

2022-04-15 20:00:59 | 温泉

息子のLINEに既読が付かなくなってまる二日。恐らくたいしたことがあったわけではないだろうが、とはいえ連絡がつかないのも困る。うっかり誰かに拾われてそれっきりというのもよろしくない。メールはパソコンでも開けるのだが、そちらも見ている様子がない。

幸い今日は特に用事もないので、ちょいと弘前まで行ってみることにしようか? 何しろ連絡つかないわけだから、アパートにいるかどうかもわからない。どこかでなくしてそのまんまだと困るし、拾って届けられているのなら、もうすでに回収しているような気がする。

というわけで、早朝決心をし、急遽弘前へ向かう。

二十数年前、プロジェクトノーベンバーという、東北の役者を集めた企画で弘前に滞在して以来、弘前劇場に客演してみたりと、何かと微妙に縁がある弘前である。

行ってみると案外近く、城下町の雰囲気もしみじみと良い感じなのである。

小雨のそぼ降る東北道を一路北へ。トンネルをくぐるたびに、徐々に心配になってくる。出かける前はそんなに心配していなかったのだが、もしなんかあって、携帯を探しにも出かけられない状況だったりしたらどうしよう? とか、まあそんなことだ。

早朝に出たので、9時前にアパートまで来た。ピンポーンと、ベルを押すと「はあい」と寝ぼけた声がする。「いた」

先日送った裏フリースの作務衣を着て出てきた息子は寝起きだった。まずは無事でホッとする。「あ、まず無事だったか、良かった」と、声をかけると「あ、ごめん」と謝った。

授業は午後からだそうで、とりあえず携帯を探すことにする。iPhoneはパソコンから探せるというので、IDを入れたりなんだりして、位置情報を見てみると、どうやら大学にあるらしい。

朝飯はまだだというので、「食ってからで良いぞ」と、自炊を促す。冷凍してあったご飯をチンして、作り置きのほうれん草のおひたしに、サラダチキンを豪快に一枚。これもまた先日送ったキムチなんぞも添えてそれなりにバランスの取れた朝食。

このキムチは、最近うちの近所に出来た「李家のキムチ」屋さんで購入したモノ。これが美味い! 

んでまあ位置情報をたよりにスマホの捜索。ほぼ位置情報通りの学部の事務室にあったようで、落とし物入れのケースに付箋でiPhone黒と書いてある。「これだ」と息子。

充電はまだまだ十分に残っているという。位置情報を検索する前に電池なくなっちゃったらどうしようと焦っていたのだが、杞憂だったようだ。とにかく連絡付かないようになるのは困るから、パソコンでメールも見るようにと念押しして、午前中のうちアパートを出た。

このままただ帰るのもつまんないので、どこか温泉によっていこうと考えた。サウナにも入りたいので、そういう温泉を探し、近場のきずなの湯境関温泉へ。

昼前だったので、そこの食堂で何かを食うことにする。メニューを見て、何となく今日の気分というか行動というか、そういうモノを考慮して「親子丼」をチョイス。うん、今日は親子だな。

茶褐色で透明の湯は少しぬめりがあってお肌に良さそうである。浴槽もバラエティーに富んでいてなかなかのものである。

熱めの浴槽、ジャグジー、かなりぬるめの浴槽、露天の岩風呂、露天のぬるい寝湯。サウナは熱めのドライサウナで、水風呂が冷たいのとぬるいのと二種類ある。これもなかなか良い。

温泉から出て何も飲まずに帰るのもアレなので、ノンアルコールビールを一本。そういえば日本酒がなくなっていたので、ハチドリ酒店というのを探してシードルとともに購入。

帰りに寄った道の駅ではかねてより食べてみたかった「大鰐温泉もやし」を購入。

「ゴールデンウィークはどうする?」と聞いたが「特に帰る予定はない」というので、花見がてらまた行こうかなと思ったり。弘前楽しみだな。

 


今日は車検

2022-04-14 15:11:21 | 日記

ここのところの激烈な寒暖の差は、体調に来る人がきっと多い。というのも、昨日一昨日のように急に暑ければ救急車のサイレンが増え、そしてまた今日のように寒くなれば、やはり救急車のサイレンが増えるからである。

随分前の暖冬だった1月、当時葬儀屋に勤めていたTちゃんに聞いたことがあった。

「暖冬だとどうなの?」

「今年はびっくりするほど、今までにないってくらいヒマでした」

葬儀屋さんは暖冬だと暇になる、ということがわかった。しかし、その年の、だったか前の年だったか、それともとある年だったかは判然としないが、寒い4月にとんでもないくらい忙しいときがあったという。

つまり、帳尻は合わせる。ということだ。

帳尻を合わせるということで思い出されるのが降水量。これも年間ならしてみると案外帳尻が合っていたりする。台風が来なくて雨が少ないと、冬に雪が多いとか、その逆とか、まあ印象でしかないのだが。

今年の冬は雪が多かった印象があるのだが、実はそれほどでもないらしく例年比10%増くらいだったらしい。もう「らしい」ばっかりで適当だな。寒かったから溶けなかったのでそんな印象になるのかも知れない。

さて今年の4月は寒いのか暑いのか? 暑くて寒いね。

そんな中、盛岡の桜の開花が宣言された。

盛岡のこの季節は油断してはいけない。満開の桜に雪が降ったことだってあるのだから。あれは2004年のことだった。

と、特に回想には入らない。2004年の4月末に桜に雪が降ったということだ。なんでそんなことを覚えているかというと、おっと、回想に入りそうになっちまったぜ。入らない。

で、今日は車検。代車はシエンタ。後部座席は2人乗り。でも確かシエンタって3列シートだったような、だって普通車で4人乗りってあんまり聞いたことがない。で、代車で戻ってからハッチを開けて確認してみた。開けられそうな荷室の床を開けてみると、工具が入ってるだけ。3列目のシートは・・・。と目を上げると、後部座席の下に3列目が入り込んでいるのが見えた。

「なるほど」

これで荷室の広さを確保してるわけだ。これまで何台か3列シートの車に乗ってきたが、荷室の床に格納するタイプ、横に跳ね上げるタイプだった。ほうほう、3列シートもこういう進化するのね、と感心した次第。

近年の車検は、格安とかそういうところではなくて、ディーラーに出している。というのも、昔カミさんの車が格安の車検直後におシャカになるということがあったから。

車検から帰ってきたばかりのはずなのに、急に走らなくなり、急遽停めさせてもらった駐車場のあるほか弁は、今はもうない。その節はお世話になりました。