家電

先々週の土曜日、ああ、ずいぶんと前の話になってしまったなぁ。これだけは書いておかねばと思いながら、なかなか書く気力が、よそに奪われていた。

いや、よそっていっても、それなりに書くことがあるわけで、まあ、台本とか、台本とか、台本なんですが。

土曜日の朝の我が家は、食パンを食べることに大体なっている。んで、オーブンレンジでトーストにしたりするわけだが、その、先々週の土曜日、パンを焼いていると、途中でどうしてもレンジが止まる。

ピピピピッ　と、悲しげな音を立てて止まってしまうのだ。

この電子レンジ、結婚するよりずいぶん前にカミさんが仙台で一人暮らしをするにあたって購入したものだという。エラーメッセージには「ＳＤ－０５」かなんかよくわかんないけど、記号が表示される。
なんだか良くわからない。

んで、取扱説明書を探すのだが、なにせ１５年くらい前に買ったものの取扱説明書が果たしてあるのか？　普通に考えれば無い。
どういう理屈でそんな昔の家電の取扱説明書を取っているというのだ。

でまあ、絶望的だが、まあ、もう寿命だなぁと思っていた。

すると、どこから探し当てたのか、カミさんが取扱説明書を発見したではないか！
で、そのエラーメッセージの意味するところを開いてみた。

すると

「故障の可能性が高い」

いや、そりゃ故障でしょうよ！
全くなんの役にも立たない取扱説明書だ。しかもそれを１５年も取っておくカミさんもカミさんだ。

でまあ、結局お釈迦になったということで、しかも、毎日使うものなので、火急的速やかに次の電子レンジを購入しなければならない。

その日は朝、電気屋の広告が幸いにして多かった。
早速検討にかかる。


実は、最近電子レンジがかなり老朽化していて、油断するとトーストに黒いゴマのような焦げが上から落ちてきていることが良くあった。ちゃんと掃除すればまあいいのだが、古い電子レンジはターンテーブルが回るのである。で、まわると結構掃除しずらい構造になっているのである。

声には出さないものの「早く壊れないかなぁ」と思っていたのは事実である。
晩年を迎えたものに対して、一生懸命世話をしたりはするけれども、心のどこかで「早くいなくなってくれればいいなぁ」と思っていることに近い。

それはそれとして、壊れてしまったからには、新たなるものを購入しなければならない。電気屋のチラシで検討を始める。

うちではトーストとかグラタンとかも作るので、オーブン機能は基本で、っていうか、最近は電子レンジの単機能ってのを探す方が難しいね。
それをスチームオーブンレンジにするか、過熱水蒸気でしっとりと焼いたり、天ぷらをからりと温めたり出来る、そういうなんだかハイスペックなレンジもある。

俺としては、懐さえ許せば、シャープのヘルシオに興味を持っていたりしたわけで、まあそういう、過熱水蒸気に非常に興味があったりする。
あとは予算だ。

といったところで眠くなったので、次に続きます。
炊飯器以来の家電ネタだな。