母から年賀状が来なかったことは、先に記事にした通り。
私宛の年賀状など、5、6通しか来ないのに、その中に母のものがないことに気付いたのが1月中旬なんて、
自分に対してにんまり。
あ~ だいぶ解脱できてるわ!!と自画自賛してみた。
そんなある日、しょうもない用件で、モラ母から電話があった。
相変わらず、電話がかかってくると、たちまち暗雲がたちこめるような気分にさせられる。
落ち着け落ち着け なにをされても、どんな球を打ってきても、よけられるから
と自分に言い聞かせる。
用件は、しょうもないことばかりだった。
要は、自慢話。
自分が注目されて嬉しかったらしい。
私に対して元気か?パパは?息子は?
と聞かれる
母親が遠く離れた娘と電話で会話するのに、なんの変哲もない、挨拶程度な話題だろうけど、
相手がモラ母だと、こんなことすら聞かれるのがイヤになる。
返事するのもイヤ。
揚げ足とられたり、罠にはめられたり、さんざんされたので。
ふっと、年賀状が来なかったことが思い出された。
私は母とは話たくないので、母からの質問ばかりで一方的な「電話会話」をやめたくなって、
とっさに、母に話をふってしまった。
「年賀状、ありがとう~」
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ありゃりゃなんてすごい質問。
でも、これに対して、なんて答えるんだろうと、興味があって、誘惑には勝てず。
母からは、よくこのように誘導されていたんだな。
あの方、こういうことをよくやってくださった。
他人に対しても、だ。
不満や批判したいことがあるとき、相手がしてもいないこと、(期待に応えず)するつもりがないことに対して、
「してくれてありがとう」とか「〇〇するつもりなんでしょう?」と突然、話をふる。
当然、私や相手は、そんなことしない、するつもりなんてないと慌てて否定、お断りすることになる。
そこからはもう母の罠にかかって
「どうしてしない?」「なにか含みがあってのことなのか?」「薄情だ」「なんにもしてくれない」
と、非難の嵐が始まる。
最初から言えばいいことなのに、なぜわざわざ?とふつうの人は思うはず。
これがモラ母のやり方なんだろう。
このやり方だと、相手を動揺させて「断らせる」「罪悪感を抱かせる」 効果倍増。
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「・・・・・。」
しばし絶句したあと
「年賀状、出してないよ だれにも出してない!」
へ?そうだったの???
私「あれ?そうだったっけ?」
母「去年から年賀状出すのやめてん。その代り、電話してるやろ?」
ガーン
去年、来てなかったことに気づいてなかったーーー!!!
それにしても、年賀状出すのやめたって?
そんなの聞いてない。
定年とか、公式なものとしては
「定年するので、今後、新年のご挨拶は勝手ながら今年で終わりにします」
みたいな、賀状を出すひともいるよ?
去年も出してないなら、電話のとき、「今年から賀状は遠慮してるの」とひとこと添えろーーー!!
そもそも
アナタから電話なんて来ません。私が「仕方なく」かけてるんですっ
だが、これでスッキリした
そういう論理なら、来年から賀状出せば電話しなくていいもんね
いままで、新年が憂鬱だったけど、来年から楽しい正月が送れそうです
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誤解のないようにしておきたのですが、
私、母以外にはこんな誘導尋問してませんから めんどくさいので。