先日、兄と実家の整理に帰省していた。
近ければもっとできるのだろうけど新幹線、✈で行くような距離だとなかなか💦
今のところ週末しか行けないし、1日でできることはそれほどない。
今回はゴミ収集日に合わせて洋服、アクセサリーなどの整理がメイン。
すべて捨てればよいのだろうけど、想えば形見分けなどもしていない。
80歳超えた人の洋服を着てもらえるのは、体型もほぼ同じの伯母しかいない。
20年以上断絶していたので、現在の家には足を踏み入れたことが一度もない伯母。
複雑な間柄だけど、私としては、欲しいものがあったらもらってもらたいし、実妹の家に一度も入ったことがない状態に伯母が悲しい想いを抱え続けるかもしれない、と思い、電話して「来てくれないか?」と話してみた。
伯母もまた複雑な想いを抱いていて、行きたい、行くべきじゃないかも、の狭間で悩むこととなった。
強制するつもりはないので、伯母の意思に任せたところ、結局、「行く」ということになり、当日は、従妹二人と共に来てくれた。
母は整理整頓だけは完璧にしていて、なんだこれ?こんなものなぜ捨てずに?というものはないが、
衣裳持ちで洋服、帽子、装飾品が大量にある💦
伯母は遠慮がちにしていたが、
「好きなものあったら持っていって!」「ほらこれ似合う!」
娘である従妹も「着てみなよ」「似合うよ」と声掛けし、働き者で優しい彼女たちは、結局、整理を手伝ってくれる形となった。
大量に出たゴミも持ち帰り、使えそうなものはリサイクル店に持って行ってくれるとことになり、ほんと助かった。
遺品のいくつかを、伯母は、
「最後までこき使っていた親戚の〇子にあげたいから、もらっていいか?」と、なんとなく溜息交じりに話した。
もちろん、そうしてもらった。
そして、伯母たちが驚いたのは、
こんな広くていいところに住んでたの!(市内の一等地)
で。
こんな広いところなのに、アッちゃん、泊めてもらえなかったの!!
従妹のひとりは、狭いから泊めさせないのかと思ってた💦
後日、伯母に電話した。
「行く前は複雑だったけど、行ってよかった。妹が住んでるところを知らななんて情けなかった。
仲良い姉妹じゃなくてアッちゃんごめんね。自分が我慢して付き合い続けていればよかった・・・。」
と泣かれた。
そんな・・・・なにを言うの・・・・
「あの人とうまくやっていける人なんていない!娘の私とだって断絶してたんだから!!!」
と慰めにもならない言葉をかけた。
「いただいた洋服も、素敵だし、複雑な想いはあるけど着ようかな」
と言うので
「すごく似合ってたし、ワンシーズンでもいいから着てよ!」
「モノに罪はないから!!」
と言うと笑ってくれた。