海外赴任
という言葉はどんなイメージを持たれるのだろうか
「エリート」「リッチ」「語学ができる」「お高くとまってる」など?
私も赴任する前はうっすらそんなようなイメージを抱いていた
え~
残念ながら、海外駐在の生活を楽しく紹介するブログではないのであしからず(汗)
母のことに絡めての気付きについて綴りたい
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「海外赴任っていってもそんなカッコいいものじゃないって」
「苦労することもたくさんある 大変なんだよ」
「リッチ?とんでもない。日本の物はものすごく高くてとてもじゃないけど買えない 生活費が倍もかかってリッチになるどころじゃない」
私は海外赴任なんていかにどうってことないことかを、いつも力説していた。どうしてこんなに必死になるのだろう・・・・
これも長年に渡って、母が私に送り続けたメッセージに起因していた
母は私に嫉妬している
母との関係が決定的に悪くなったのは3年ほど前からだ。
ただの親子ケンカとはちがう、私はどうしてこんなに苦しいのだろう
母の電話にビクつき、こんなに離れていても影に怯える日々
なにかヒントはないかとひたすらネットで検索しつづけたある日。
アダルトチルドレンに関するページを見つけ、吸い込まれるように入っていった
間違いない これは私だ
そこで初めてAC親は子供に嫉妬すると知った
それまで親が子供に嫉妬することなどあり得ないと思いこんでいたのだが。
そう。そうだったんだ
それですべて説明がつく
思えば母というひとは、私がなにか楽しかったり嬉しかったり、いいことがあったと話すと
「うかれるんじゃないよ」「調子にのってるとみんなに嫌われるからね」
よくそう言ってピシャリと釘を刺した
また、将来の夢を胸膨らませて話すと
「ふん!女なんて結婚して子供産んだら終わりや みんないっしょや」
「そんなコト、あんたみたいなモンはできないって」
と片付けられた。
こういう母なので、私は母の前で自分の楽しいこと、幸せなこと、希望、夢を語ることができなくなっていった
AC親は子供が自分より幸せになりそうになると、嫉妬し、足をひっぱろうとする
そして子供はいつしか親よりも幸せになることに罪悪感を感じるようになる
~海外生活が始まったのが3年前~
出国直前に大きな出来事が起こった
(このことについては、また後ほどふれたい)
その頃から私と母の関係は悪化していった
言われて嫌だったことをここに綴ろう
こちらに来たばかりで、右も左もわからずてんてこ舞い
銀行ATMの使い方もわからないでマゴマゴしていた頃のこと
母は週に1度は国際電話をかけてきて、こちらの様子を聞いた。
わからないことが多くて大変なんだと訴えたら
「自分がどんなに英語できないか思い知ったやろ!」
「・・・・・・」
絶句して言い返せなかった
断っておきますが、私英語できません(今でも(^。^;;)
英語しゃべれるから海外赴任なんて平気よ!と宣言もしてません・・・
それから
母が友人から「娘さん、海外赴任されてるなんてすごいね!セレブね」とかなんとか言われたらしい
速攻電話してきて
「まったくなにがセレブよ そんなもん!!」
「・・・・・」
(どう返事すれば?
と言いながら、アナタ、友達に
「私の娘は海外にいますの~」って自慢したんじゃないの?)
かと思えば
頭に湯気が立つほど怒りながら電話してきて
「今日友達の○○に、『海外駐在の奥さんたちなんて、ロクなことしてない。海外赴任手当てもらって遊んで歩いてるだけだ』と言われた。そんな酷いこと言うのよ!!○○め~ くそ~
ねえ!アンタ、海外赴任手当てなんて貰ってないよね?ね!?」
「・・・・・。も、貰ってない」
「でっしょーー!今度貰ってないってあの女に言ってやらなきゃ!」
友達の悪口を言いたいだけ言って電話は切れた
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本当は赴任手当て(という名目ではないと思うけど)は出ている。
こちらに来てからのほうが、経済面でははるかにラクになった
(あくまで我が家の以前に比べての話デス!)
大変なことも多いけど、海外ならではの楽しみもたくさんあるし、学ぶこともできる。より豊かな人生経験を得られる。
それもこれも、夫のおかげだ。夫は以前から海外駐在を希望しており、それに向って努力し、認められた結果なのだから
本当のことを言えなかった私がそこにいた
今なら、言うだろう
給料増えてラクになったよ!ここは楽しいよ!英語できなくたってなんとかなるもんよ!夫は仕事充実して、家族支えあっているよ!
↑これが真実
私の「心」が幸せだと感じていることをありのまま伝えると、母が言うように嫌われることがあるのだろうか?
もしあったとして、その「誰か」のために、感情を捨てなければいけないのだろうか・・・
の
海外赴任だからといって、偉くなったとでも思うなよ 調子に乗るんじゃなよ アンタみたいなモンなんて アンタなんて・・・
呪文のようにどこからともなく聞こえてくるメッセージ
週に1度の電話は、私がちゃんと自分よりも不幸でいるかどうかを確認しているかのようだった
母が海外赴任に拘り、嫉妬している原因に、思い当たることがあった
(つづく)