会津天王寺通信

ジャンルにこだわらず、僧侶として日々感じたことを綴ってみます。

会津天王寺は梟の寺    柴田聖寛    

2010-01-29 19:31:01 | 日記
私が住職をしている会津美里町の会津天王寺は、別名梟の寺と呼ばれています。鎮護国家道場総本山の比叡山延暦寺の根本中堂の守護も、梟に起源を発するといわれていますが、梟は悪除、魔除、盗難除、災難除、厄除の御利益があるというので、これまでも多くの人々の信仰を集めてまいりました。また、四千年の昔より梟は、知恵、武勇、千里眼の代名詞として、福を招き、幸福をもたらす守護神でもあります。私が総本山の比叡山で修行をしていたおり、霊峰伊吹山中にまで足をのばし、七十七日に及ぶ荒行の最中に、さらには、観音悔過法三十七日修行中、梟の御姿の観音菩薩が現れ、「我が姿を写しとり、角々に建立せよ」と仰せられたのです。しかも、会津天王寺にはたくさんの梟が住み着いていることもあり、みちのく安穏を守護するために、「梟の寺」を名乗るようになったのでした。                                                 

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
   | トップ | 会津天王寺の由来についての... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (柴田聖子)
2011-09-09 17:32:50
たいしたことない!!
返信する

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事