標高 1337m 熊本県
2008年5月4日(日) 晴れ
メンバー 山の神と私
コースタイム 草千里レストハウス11:00--草千里--11:45烏帽子岳山頂(昼食)12:25--13:00草千里駐車場
杵島岳から下山し、草千里レストハウスでお茶のペットボトルを購入する。さて次は草千里の向こう側、烏帽子にも登らなくてはと思っていると、山の神があっちにも行くの?おんなじじゃないと耳を疑う言葉を発した。私は杵島と烏帽子はセットで登らなければとずっと思っていたので、ちょっとイラッとしながらも、いや、すぐそこだからと山の神をなだめすかした。たしかに山の神のいうとおり烏帽子の山頂は、杵島と眺めはほとんど同じだろうし、登山道の印象もさほど変わらないだろう。でも杵島だけで終わりというのは、物足りないし、あまりにも中途半端だ。
草千里で不機嫌な山の神
不機嫌な山の神に行こう、行こうとけしかけて、11:00烏帽子に向けて出発することになった。コースは登山道を忠実にトレースするのではなく、草千里を横断してショートカットすることにした。
レストハウス付近では乗馬体験をしている親子連れが多くいた。スタッフが引き綱をもっているので、馬はすこぶるおとなしい。客がいないときには、馬たちはこの一帯で草を食んでいるのだろう。馬糞がいたる所に落ちていた。ふとエジプトのスカラベ(糞ころがし)を思い出した。こんなに馬糞があったら大喜びで、後ろ足でころころ転がしているだろうなと。
正面が烏帽子岳
草千里から斜面に取り付くと、そこにアオガエル(冒頭写真)がいた。春の使者みたいだ。ここから一気呵成に登高態勢に入る。
左:烏帽子へひと登り。振り返ると先ほど登った杵島岳が見える 右:烏帽子岳山頂
11:45烏帽子岳山頂に到着した。年配者のパーティと家族連れがいて、狭い山頂はにぎわっていた。ちょうど昼時で、みなさんお食事中だ。山の神と私も下界で買ってきたコンビニおにぎりをほおばる。デザートもあって、東京から持ってきたりんご。山で食べれば、何でもおいしい。
2点とも:山荘 四季眺(しきちょう)
12:25烏帽子岳山頂を後にする。来た道をそのままたどって再び観光客だらけの草千里を横断し、13:00駐車場に着いた。山の神の機嫌もいつの間にか直り、やっぱり登ってよかった!そのひと言に尽きる。
さてと、まだ13:00。宿にチェックインするには早すぎる。地図を眺めてまずは池山水源へ移動する。名水といわれるだけあって、水汲みの人が引きもきらずにやってくる。その後、近所にある花の温泉館産の湯に併設されていたカフェPique-Nique(今もあるのだろうか?)で休憩。ボリューム満点のアイス抹茶オレでのどをうるおした。
そろそろ宿にチェックインするかと、15:00頃カフェを出た。野焼きで激しく炎が上がっている場所を、恐る恐る通過。やがて道はどんどん細くなり、急坂になり、未舗装路になる。ようやく上がりきると、今宵の宿、山荘 四季眺(しきちょう)にたどり着いた。宿の名前の文字が表すように、眺めは最高だ。阿蘇・九重はもちろんのこと、ガスっていなければ、祖母山も見える(らしい)。あいにくガスってしまい祖母山はまったく拝めなかったのだが。風呂に浸かり、一品一品がおいしい料理を堪能し、ゆっくりとくつろいだ。