目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

えびの高原池めぐりと白鳥山

2013-05-18 | 山行~九州・沖縄

000img_6602白鳥(しらとり)山 標高 1363m 宮崎県

2013年5月3日(金) 晴れのちうすぐもり

メンバー 山の神と私

コースタイム 12:40えびの高原駐車場12:50--不動池--13:44六観音御池展望台13:53--14:25白鳥山14:35--二湖展望台--15:16駐車場

山の神と眠い目をこすって早朝出発。京急を使って羽田空港へ。空港では搭乗手続きに思った以上に時間がかかり、買った空弁をかき込むように食べ、羽田発7:50発の宮崎行きに乗り込んだ。 宮崎空港には定刻の9:30到着。予約していたニッポンレンタカーの営業所へ送迎の車で移動する。スズキのSWIFTが用意されていて、いざ出発だ。カーナビの操作にとまどいながらも、何とか目的地を入力し、えびの高原に向けて走り出した。

途中コンビニで昼食の買出し。不動池のほとりで食べるはずだったのだが、予定よりも遅れていることもあるし、山の神は朝食の空弁を満足に食べていない、そして軽すぎたこともあり、宮崎道の霧島SAで、先ほど買ったおにぎりを食べることにした。

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左:かなり広いえびの高原駐車場 右:ハルリンドウはいたるところで可憐な花を咲かせていた

12:05霧島SAを出て、すぐに高速を降りる。えびのスカイラインに入り、くねった道を上がっていく。平坦なところに出ると、そこにえびの高原駐車場があった。¥410。すでに時計は12:40を指していた。予定より1時間遅れだが、昼食を済ましていることを考えれば、実質30分遅れか。歩いてみて、コースタイムが予定よりかかるようであれば、白鳥山はカットしようと山の神と話し、駐車場をあとにした。

駐車場からのびている遊歩道を道標を頼りにテクテクと歩いていく。さすがにゴールデンウィークだけのことはあってハイカーは非常に多い。こんにちはの挨拶を連発しながら、歩いていくと、傍らにハルリンドウの群落があった。そういえば、九重に行ったときにも、この花の群落に遭遇したっけ。小さくてなんともかわいらしい花だ。

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左:青く澄んだ不動池 右:六観音御池

ゆるやかな傾斜地を上っていくと、えびのスカイラインの歩道に出て不動池に着く。路駐している車の列、そして池目当てであふれかえっている観光客の群れに圧倒される。そんなことを一瞬にして忘れさせるほど、青く澄んだ池は心をなごませくれる。

道路沿いに池のヘリを進むと、山道への入り口が出てくる。そこから気持ちのいい松林や野鳥のさえずる森が続く。大勢のハイカーとすれ違っているうちに六観音御池展望台に到着する。展望台に立つと、池の奥には、まるで別々の2つの山のように見える韓国(からくに)岳が見える。お茶を飲んで休憩し、六観音堂にお参りをする。

002img_6598 参拝者が植えたとされる巨大杉

六観音堂から歩き出すとすぐに杉の巨木が現れる。参拝者が植えたとされているが定かではないようだ。樹齢500年ともいわれ、その存在感はすごい。思わず立ち止まって見上げてしまう。

そこから横移動していくと、分岐が出てくる。白鳥山への分岐だ。ここからは登山者の領域のようで、一般のハイカーはまったくといっていいほど分岐から白鳥山へは登ってこない。途中の展望地で家族連れがいたが、登るのはそこで終了のようだった。

14:25白鳥山山頂に到着。誰もいない。近くで声がしていて、下山時に姿を見かけたが、年配の夫婦だった。山頂の見晴らしは最高で、目の前にでんと韓国岳が座っている。


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白紫(びゃくし)池と韓国岳

山頂から少し下ると、即目に飛び込んでくるのが、白紫池だ。この池と韓国岳の景色もまたすばらしい。

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甑(こしき)岳と六観音御池。松林の前景がまたいい趣を出している

さらに下っていくと、今度は二湖展望台に到着する。六観音御池と白紫池が見えるのだが、残念ながら、1枚の写真に2つの湖を写し取ることはできない。見える方向が異なっているのだ。

景色を堪能して再び下り始める。そこから先ほど分かれた池めぐりの道との合流点までは近い。駐車場には15:16に到着した。予定とさほど変わらない下山タイムで、お土産屋を覗くほど余裕綽々だった。山の神がいつまでもお土産を物色していたが……

※この池めぐりは、「美しい日本の歩きたくなる道500選」に選ばれている。

開聞岳へつづく
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