標高 1818m 山梨・長野県
2004年11月7日(日) 晴れ
メンバー 山の神と私
コースタイム 9:20信州峠9:30--10:10カヤトの原10:25--10:50横尾山山頂11:00--11:20カヤトの原(昼食)12:05--12:35信州峠
奥秩父山塊の西の端にあり、山梨県と長野県の県境に位置する展望の山である。稜線に出ると、晴れていれば、もう気持ちのいいくらいの開放感と大展望が待っている。
6:00台に中央道にのり、石川PAで朝食。出発が遅かったせいで、八王子の料金所先でちょっと渋滞にはまった。須玉ICで中央道をおり、増富ラジウムラインに入る。登山口である信州峠には9:20に到着した。途中の道沿いはきれいな紅葉で目を楽しませてくれたが、ここまで上がってくると、もう葉が落ちていて冬の様相だった。
左:信州峠の駐車スペース 右:駐車スペースの反対側に登山口がある
9:30身支度を整えて出発だ。駐車場の真向かいの階段を登っていく。先に登り始めたおばちゃん2人をさっそく追い越す。
激しい急登を上がると、稜線上の展望地であるカヤトの原に出る。周囲に木がないので、目の前にどーんと山や谷を見渡せる、まさに展望地。今日はハイキング並みにしか歩かない予定だから、時間はたっぷりある。ここで早々に休憩にして景色を楽しんだ。近くには岩峰が鋭く屹立している瑞牆山、そしてその奥に金峰山が見える。山裾は紅葉の絨毯に覆われていて色とりどりだ。
冠雪した北岳や南アルプスの峰々、八ヶ岳と大パノラマが広がる。
前方からざわざわとした人の声が風にのってやってくる。山頂は人が多そうだ。
横尾山山頂には10:50に到着した。予想どおり山頂はハイカーに占領されていて、にぎやかだった。短時間で登れて、見晴らしのいい手ごろなハイキングコースだからね。意外なのは、地元の人が多かったこと。数多のガイドブックに採り上げられている山だが、アクセスが今イチよくないということが影響しているのだろう。
山頂には樹木が密生していて、視界の半分はさえぎられ、大パノラマとはいかない。右奥に八ヶ岳が見えている(写真左)。
山頂の混雑ぶりを目の当たりにして、ゆったりとスペースを使えるカヤトの原に戻ることにした。
先行する団体さんがいて、ちょっと気になったが、だいぶ先のほうで腰を落ち着けてくれたのはよかった。それほどにぎやかにならずに済んだしね。山には何といっても静寂が必要だよ。
11:20カヤトの原の一角に陣取り、大展望をおかずに昼食をとった。展望の山は、命の洗濯になる。都会の喧騒から逃れ、まさに大自然の懐に抱かれている感じ。目の前には圧倒的な自然の造形美が嫌というほど広がっていて、自分がいかにちっぽけな存在かを思い知らせてくれる。
12:05下山開始。来た道を忠実にたどり、信州峠には30分ほどであっという間に到着した。
帰途、みずがきランドに立ち寄った。当時で大人¥600。この施設は立ち寄り湯専用で、赤い湯の花が浮いている鉱泉。小さい風呂ながらのんびりと浸かれて、くつろげた。