2013年4月14日(日) 晴れのち曇り →
メンバー 山の神と私
コースタイム 9:03今熊神社駐車場9:15--9:40今熊山山頂9:48--10:20分岐(管理番号152-200)10:30--11:03刈寄山(昼食)11:42--12:50今熊山分岐(展望台)12:55--13:17駐車場
花粉の飛散もピークを過ぎ、晴天にも恵まれ、久々にお山に繰り出した。7:40頃山の神とともに車で自宅を出発。秋川街道を走り、圏央道高架をくぐる直前の最終(?)コンビニ、ファミリーマートで買出しをする。ここまで来れば、登山口まではもうすぐだ。新小峰トンネル手前で左折。ちょうどバスが来ていたのか、狭い道には、ハイカーの団体が道いっぱいに広がって歩いていた。
左:今熊神社駐車場。男女兼用のトイレあり。 右:ミツバツツジは終わりかけだった
しばらくその細い道を上がっていくと、今熊神社の駐車場に到着した(駐車場はGoogle mapのストリートビューで確認可。2011年4月撮影)。思ったより広くて20台以上のスペースがある。駐車場のまん前ではピンク色のミツバツツジが咲いていた。ただ近くに寄ってみると、花がだいぶ落ちている。今年の開花はだいぶ早かったようだ。桜も例年よりかなり早かったしね。
9:15駐車場を出発する。人気のハイキングコースなので、人は多い。今熊神社でお参りしている人たちは、例外なく皆ザックを背負っていた。神社横から登山道に入る。まもなく斜面の一部が丸裸になっているところに出た。山の神がジモティに聞いた話では、この辺りは都の事業で花粉を出さない杉を植え始めているのだという。おそらく、この裸地にも、それを植えていくのだろう。
今熊山山頂には、9:40到着。遠くにスカイツリーがうっすらと霞んで見える。小広い山頂の端には今熊神社の奥社がある。鳥居をくぐってさっそく道中の無事を祈った。
休憩もそこそこに刈寄山に向かう。しばらくは、さしたるアップダウンもなく横移動になる。しかしそのうち直登コースと思しき道が出てきて、てっきり最短コースだと思い込んで登ると、すぐに巻き道と合流となっていた。ショックを受けること2度。してやられたと山の神と悔しがることになった。そういえば、今の山地図と、古い山地図を比べると、コースタイムが全然違う。それは後から歩きやすい巻き道をつけたからということなのだろう。
入山峠付近でランナーと遭遇した。そのうち次々に列をなしてやってくる。今熊山の分岐に、山岳レースのスタッフかと思わせるようないでたちの人がいたので、ちょっと嫌な予感がしていたところだった。危惧は的中。家に帰って検索してわかったのだが、この日は、ハセツネ30K(冒頭写真)という山岳耐久レースの開催日だった。
11:03刈寄山山頂に到着。ちょうど団体のパーティが下山していった。山岳レースのランナーも全員ここを通過したようで、大会スタッフがなにやら無線で本部や入山峠のスタッフとやりとりをしていた。
この山頂にいたのは、年配の単独男性とおばさんのパーティ2組だけで、案外少ない。山の神とコンビニおにぎりをほおばりつつ、山桜と下界の景色を眺めてほのぼのする。
刈寄山山頂から武蔵五日市の市街を見る。かろうじて山桜の花が残っていた
刈寄山を11:42後にする。上り時には、ランナーに気を取られてまったく気づかなかったのだが、下ってきて山火事の跡に初めて気づいた。幹は黒く焦げ、樹の上のほうに視線を移すと、葉がまったく付いていない。明らかに枯れていた。2011年4月9日早朝に火災が発生し、この辺り一体を炎に包んだようだ。車道のない(今造っているが)山間部なので、消防のヘリが出動し消火に当たったという記事を発見した。
しばらく歩いていくと、またランナーに出くわした。今度は、間遠に途切れ途切れに背後からやってくる。山の神と「振り向く、止まる、避ける」「振り向く、止まる、避ける」を何度も繰り返すことになった。狭い登山道ですれ違うのは大変だ。端に寄ったり、藪の中に入ってやりすごしたり、余計なエネルギーを使ってホント疲れた。
ランナーたちが今熊山へ曲がっていくのを見ながら、その分岐近くの展望台で休憩にした。お茶を飲んで出発。もうひと踏ん張りで駐車場だ。里山の美しい風景に目を細めながら、13:17愛車の元にたどり着いた。予定より小一時間も早い到着で、なんだか得した気分で帰途についた。
参考
秋川丘陵ハイキングコース 今熊山コース(刈寄山コース)http://komine-park.sakura.ne.jp/pdf/map_imakumayama_kariyoseyama.pdf