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私が一升瓶ワインの存在を知ったのは、1995年8月26日。もうかれこれ24年前になる。会社の山の会で大菩薩峠に1泊2日で訪れていたときだ。
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初日は散歩程度で、たいして汗もかいていないというのに、のどが渇いたと福ちゃん荘でビールを飲んでのんびり(左上写真)。そこから下ってその日の宿泊先、ロッヂ長兵衛に向かった。
記憶しているのは、まだリニューアル・オープン前(つまりまだ工事中)というのに、特別に宿泊させてもらったということだ。あるいはわれわれが泊まることになって、強引にオープン日にしてしまったのかもしれない。
当時の山の会のメンバーは酒豪ぞろいで当然ながら夜は酒宴になった。酒席にロッヂ長兵衛の旦那さんが現れて、皆さんたくさんお飲みになられるのは存じております。ロッヂ長兵衛からのプレゼントですと、甲州ワインの一升瓶1本がふるまわれた。このときに初めてワインの一升瓶というものを見たのだった。
右上の写真はそのときのテーブルだが、グラスに入っているのはもちろん甲州ワインだ。私はしこたま飲んで(とはいっても知れているが)中座したけれども、その後いつまでも飲み続けている人もいて、もらった1本も含めて一升瓶が8本もカラになっていた。明らかに一升以上飲んでいる人がいた。この甲州ワインというのは曲者で水のように飲めてしまうのだ。
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上は翌朝の集合写真。あれだけ飲んだわりには二日酔いの人もいなく(いたのか)、元気に大菩薩へ向かったのだった。