燧ヶ岳から御池への下りは石がごろごろ。この辺りはまだ歩きやすいほう
山に行って足が痛くなったのは、10年ぶりか、いやもっとか。燧ヶ岳を下山し、桧枝岐村の民宿に泊まったのだが、民宿の部屋に入ったときにすでにふくらはぎに違和感を感じていた。翌日にはそれは筋肉痛へと変わっていた。原因は燧ヶ岳頂上から御池への下りだ。延々と石ころだらけの道。しかも傾斜がかなりあって、どこかにつかまりながら、あるいはストックをつきながらエイヤと足を下ろす。場所によってはぬかるんでいるという、足に過大な負荷がかかるだけの地獄道だった。てっぺんから御池まで始終これだから始末に終えない。唯一熊沢田代の辺りは歩きやすかったが、ほんの気休めで、すぐに無間地獄へと引きずり込まれた。
山の神に至っては、28日(月)に下山したというのに、8/31(木)くらいまで、足をひきずっていた。それだけ凄すぎる道だったのだ。民宿で会った茨城から来たという年配の方の話では、御池から燧ヶ岳への上りに使うのはいいけれども、下るのは避けるべきだと。そういわれても、時すでに遅し。
しばらくはというか一生、この道は歩かなくていいかもなと山の神と話したのだった。