目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

日向山

2011-10-10 | 山行~南アルプスとその周辺

001p9160778 標高 1,660m 山梨県

2001年9月16日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 9:40頃 矢立石登山口9:55--10:45休憩10:55--日向山山頂--11:30雁ヶ原(昼食)13:10--13:55錦滝--14:55隧道4本越えた地点15:05--15:40錦滝15:50--16:25駐車場

 

6:30という遅めの出発で中央道にのり、いつものように談合坂SAで朝食をとった。長坂ICで下りて、サントリーの白州工場で有名な白州に入る。そこから甲斐駒の黒戸尾根登山口に近い尾白川林道へ。日向山の矢立石登山口には、最後未舗装の道を走って9:40頃到着した。すでに路肩には車があふれていて、バスまでもが停まっている。そのバスで来たらしき団体にはすぐに追いつき、追い抜いた。樹林帯をバリバリ歩き、1度の休憩をはさんで、山頂には11:30頃到着。まさにお手軽ハイキングコースだ。

山頂付近は花崗岩の白い岩と砂礫がむき出しになっていて、周囲の山から見ると、その白い部分から日向山だとすぐにわかる。

日向山の山頂は狭かった。当初の計画では、ここで昼食をと思っていたのだが、もっと手ごろな場所はないかと写真(冒頭)だけを撮って移動することにした。山頂から広がる白い花崗岩地帯である雁ヶ原で昼食にする。

 

002p9160780
この神秘的な真っ白い土壌が日向山の特徴

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生き物のように白い岩が躍動しているように見える

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左:白い奇景は延々とつづく 右:江戸時代の石碑だろうか。真ん中は「大明神」と刻まれている

雁ヶ原の倒木にナラタケが密生していた。おばちゃんたちが思い思いの量を収穫していくが、それでも大量に残っている。おいしいよこれ、といわれ、私もコンビニのレジ袋に獲物を心置きなく入れていく。山の神は本当に食べられるのかと疑心暗鬼でしり込みしていたが、私は家に持ち帰り、きのこ汁にしてたらふく食った(残念ながら写真なし)。

下降を始めても、しばらく白い花崗岩地帯は続いた。かなりの急な道を下っていくと、まもなく錦滝手前で階段が現れる。今では立派な階段がつけられているが、このときには台風15号の影響で崩れていて、まさしくガケになっていた。

006p9160785 錦滝と山の神

錦滝でマイナスイオンを浴び、気持ちよく再び下り始める。ここまではよかった。
失敗は尾白川林道に出てからだった。何人かが休憩していて、邪魔しちゃ悪いと人のいない方へ何気なしに歩いていったのだが、それがまるで逆方向だったのだ。しばらく歩いても人はいないし、隧道は出てくるし、だんだん草ぼうぼうの裏ぶれた道になって、焚き火あとに出くわした。その先は行き止まりだった。何かおかしいなといいつつ、進んできたのだが、行き止まりでは明らかに間違いだ。

あ~あ、引き返すかと、山の神に。でもくたびれた。無駄足踏んだ分よけいに。がっくりきて、ばったりと腰を下ろした。

007p9160788しばらく休憩して重い腰を上げ、通り抜けてきた隧道を再び抜けて、間違った地点まで戻った。そこにはちゃんと道標があった。ここに人がいたために目に入らなかったのだ。

そこからとぼとぼと林道を進んでいくと、きのこ採りのおじさんがうれしそうに山ほどの収穫物を車に積んでいるのに出くわした。自分で食べる分だけではなく、明らかにお仕事の量だ。この辺りはきのこの山なのだろうか。

愛車には16:25にたどり着いた。とんだ遠回りで2時間近くもロスしていた。尾白川名水公園の温泉に入るつもりでいたのだが、なんと16:30までの営業で断念せざるをえなかった。

代わりに公園内の喫茶店でシフォンケーキを食べてまったりする。この喫茶店、ネット検索してもヒットしないから、今はもうないようだ。残念。

最後にこの山で見つけた、お花を列挙して筆を擱こう(写真なし。悪しからず)。
オオビランジトモエシオガマコゴメグサイカリソウ


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