セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

九十九里町お墓参り

2009-10-30 | セカンドライフ
漸く願いが叶って九十九里町の伯父、伯母のお墓参りに行く事が出来た。
従姉が稲毛駅で車で迎えてくれて同乗。

従姉の車体の色はフランボワーズレッドと、私は初めて聞く色。稲毛駅前で待って
いるとスーと素敵な車が前を通った。私はピンと来た。ピカピカの新車。
色はワインレッドの深い色。
なかなか高級感は有るが女性用だと思い車を追いかけて前に行くと、横顔は果たして従姉。

ティアナと言うのは"おもてなし"と言う意味だそうで、「飛行機のビジネス席と
同じだから足を延ばして」盛んにもてなしてくれるがこちらが身体が慣れていないせいか
もてなされてくれない。ぎこちないと言うか(#^.^#)。

タイヤが道路にぴたりと付いて丁寧な運転と相まってなかなか心地よい。
そして遂に九十九里町へ、約1時間。

お詫びをしながらのお墓参り。
きれいな空間にお墓が有り2.3本草を抜き、お水をかけて少し気持ちが楽になった。
もっと早く来ればよかった・・・。

その後お宅にお邪魔しランチの”おもてなし”を受けた。全部従姉の手作り。
食べる方はぎこちなさは全く無くむしゃむしゃ、ぺちゃくちゃとしながら満腹に。
次から次へと美味しい物が出て来るんだもの。おにぎりなんか3個もペロリ。

秋用の3段お重に入っていたのも季節感が有って素敵。
その後伯父の大切にしていた沢山の貴重な本の数々を2階で見せて頂いた。
全集の類、書に関する本(伯父は書家でもあった)昭和初期の物で今では欲しくても
手に入らない貴重な物ばかり。難しくて意味の分からない物や・・・

誰の目にも触れないのは勿体ないと思うが自宅の書庫に有るのが収まりどころかなとも。

こんな環境に育った従姉が無類の本好きと言うのも理解できる。
そして「これは母の手作りよ、10個位有るからどうぞ」と頂いたバックは伯母を感じ
られて嬉しかった。
ソファーカバーも90歳で亡くなった伯母の生活を語るに十分な物。裏付きのパッチワーク。

従姉の洋服なども何でも手作りの人だったと聞くが本当にきれいに仕上げてあり
懐かしい足踏みの古いミシンも傍らに置いてあった。

頭が賢く器用で生活の達人。明治生まれなのに今を生活する私にはとても真似の
できない叡智、工夫、生活上手だったのだ。
もっと近くで肖りたかったなー。

【伯母の手作りバック】               【内側まで丁寧に】

【パッチワークのソファーカバー】布の少ない時代の物              
【50年振りに火鉢を抱えあたった】優しいぬくもり