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クロッカスって夕方になると花が閉じるのね
昼はこんなに大きく花びらを開いているのに。
雛祭りが過ぎると嬉しい言葉「啓蟄(ケイチツ)」。気温は低くても毎年啓蟄と聞くと肩の力が
抜けて、身体も柔らかくなる気がする。
自然に生活する動物や生き物と言うのはカレンダーも無いのに時期を感じ取ると言う
自然の摂理を体感している所に不思議を感じている。
昨年も1階の友達に聞いた事が有るが、まさかと思い余り深く考えないでいた。
主役はカエル君である。名前は無い。ケロちゃんでいいか~。
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昨年も彼女の家の前に大きな火鉢が置いて有った。そして中に水がたっぷりと入れてある。
怪訝そうに見る私に「実は今年もケロちゃんが呼ぶのよ」「エッ?」理解できない私。
今の建物になってから30年程経つが、何時の頃から啓蟄と聞くと必ずケロちゃんが
「ゲロゲロ!今年も卵産みに来たよ!」と声をかけるのだそうだ。「まっさかー」と信じがたい。
そして、今年の啓蟄・・・・・と時は進み、果たして大きな火鉢にたっぷりと水がはってある。
「来たのよ来たのよ(^O^)何時もは1匹だけど今年は3匹よ」と言うではないかニコニコ顔で。
おとぎ話を聞いている様だ。夕べ声をかけて来たそうな。
彼女が直ぐ卵を産める様に準備をしたと。余り大きなカエル見るのが得意じゃない私は
火鉢に何も入って居ないのを確かめて逃げてきた。
彼女から卵を産んだら見に来てと言われた。しかし本当に夜、声をかけるなんて思わなかったが
数十年も続いて居ると言う儀式に1回ないただけで反応出来ると言う家主。
そして去年、火鉢の中に卵を産み何処かに消えて行ったケロちゃん。
今年も無事にお産が出来るのを確認しに来たのだ・・・何日後かに無事出産を終わると帰っていく。
信じ難いが事実だったって事が分かり驚いている。
カエルの寿命って何年なの?
まさか30年前のカエルが今のと同じとも思えないし・・・・鮭の様に産まれた所が分かるのかしら?
私がカエル好きだったら観察に通うのだが一寸残念。
それにしても自然の不思議・・・いつお産して、いつオタマジャクシに変わるの?
火鉢から出て1年間どんな生活をしているのだろう。